フェイスリフト Face Liftの歴史は長い様で短く、シワ取り術 Rhytidectomyと称していた頃まで遡っっても戦後です。割と大きな外科的手術ですから抗菌剤が発明されてからですし、第二次世界大戦時にはそれどころではなかったのです。1950年代にはUSAのCosmetic surgery:日本語に訳すと美容外科医が論文に書いています。日本人も1962年には論文を書いています。前に目頭切開の説明時に載せた眼形成外科医の内田先生です。その後1974年にSMASの概念が開発されて、欧米ではFace Lift手術が美容外科手術の中心として美容形成外科医 Aesthetic Plastic surgeryがこぞって施行しました。レーガン大統領が受けたのは有名な話です。
日本では美容整形医と
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カテゴリー別アーカイブ: 皮弁
E-ラインは側方視だけでなく立体像も替えて魅せます。口周りは3次元。
本症例の患者さんには嬉しいお言葉を戴きました。「森川先生は顔面のバランスを診ていって、トータルに治して下さるから、その様な美容形成外科医に巡り会えてよかったです。だから御任せできるのです。」と、私のこれまでの経験から来る美容医療の素養を認めてくれたのでしょう。有り難いお言葉です。ですから幾つかの手術を計画を立てて施行してきました。順を追って一つ一つ施行してきました。一回で終えないのは、第一に私の体力の問題。知的集中力もです。第二に大阪院では局所麻酔手術しか出来ないからです。局所麻酔量には極量があるからです。第三には大阪院の手術は最長で3時間30分だからです。そもそも私は手術を丁寧に時間をかけて行います。特に、今回の手術は技術的に難しく、丁寧に造らないで後戻りが起きては意味がない手術です。
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これも口周りの手術です。鼻翼縮小術内側真皮弁法に鼻翼挙上術の併施。
この2ヶ月半というもの、忙しかったです。私は自粛に応じて銀座院の手術日を4分の2.5に減らしましたが、その枠は満員でした。何度も書きましたが、マスクで隠せるから口周りの手術の症例が以前よりさらに増えて、休みを取っているから手術後のダウンタイムをやり過ごせるから、顔面どちらの部位の手術でも受けやすい人が来院しました。宣言が解けてからでも学校が休みならまたリモート授業なら、手術を受ける人はひっきりなしです。
今回はやはり口周りの手術の一つです。と言っても鼻ですが、やはりマスクで隠せる部位です。この数年私が携わってきた口周りの手術は評判でしたが、最近載せる機会がさらに増えましたから、今後もまだまだ症例は止まらないでしょう。
症例は50歳女性。これまで口周りの手術を5回してきました。結果
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男性でも顔は使います。目力という生体機能は社会生活機能にも影響します。
美容医療とは、形態の改善を求める医療で標榜科目で言えば美容外科と形成外科の総称です。標榜科目とは広告に載せられる科目名です。法律で決まっています。美容外科は(美容整形という科目は標榜出来ません。)専ら美容的形態の改良を目的とし厚労省が保険に収載しません。形成外科は病気や怪我や腫瘍や先天的異常などの異常性(SD1〜2から外れる)が原因で形態異常を来した上に、軽度でもまたは社会生活上も機能的障害も伴うことがある場合に適応される科目で、保険収載されています。最近では科目名を組み合わせて、皮膚科が美容を目的の自費治療をするための、美容皮膚科という科目も標榜出来る様になりました。
美容医療の中でも眼瞼は機能的異常を伴うことが多く、一重まぶたは先天性前葉性(皮膚と眼輪筋)眼瞼下垂ですから、MRD2
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眼瞼下垂手術に蒙古襞のZ−形成術(目頭切開ではありません)による拘縮解除は形態と機能が造り上げられます。
再三再四強調してきましたが、目頭切開はすべきではありません。目頭部の蒙古襞は拘縮が機能と形態を損ねています。だから~!、蒙古襞に対してはZ−形成術が最適ですが、この為の知識と技術は形成外科出に医療の経験を要します。何故なら〜拘縮解除のためには、瘢痕形成術の手技、デザイン及び皮弁形成術の技術を駆使しなければならないからです。
なお拘縮とは字義で表せば「こだわりー縮まる。」です。外傷や手術創の傷跡の皮膚が硬く縮まり、弾力が落ちること。特に線状の傷跡では、縦に拘縮します。皮膚は表層から表皮、真皮、皮下組織(皮下脂肪層)ですが、真皮層のコラーゲンが硬くなる作用が主で、表皮がツルッとする見た目も影響します。皮下脂肪層が薄くなると凹みますが、皮下脂肪層は部位によりばらつきがあります。
もとい
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