カテゴリー別アーカイブ: 形成外科

2013 . 11 . 6

美しい女(ヒト)のプライド

これまでも、2回登場していただいた、美しい女(ヒト)の何年前からの経過をすべて同時掲載するのは不可能に近いのですが、今回先ずはほぼ手つかずの状態から、掲載させて頂けることになりました。 20年近く前からの美への飽くなき欲求が、ここに披露されます。 決してマニアックな人ではありません。ましてや、生来高得点の造作です。そして、滲み出る内面の美、いい女でいたい気持ちは至高の輝きを感じさせます。言ってみれば、夜の蝶(古い言い回し!?)の最高峰みたいな女の極みなんですが、実は単なる主婦です。 どうして、美容医療を受けたいか?。患者さんに聴いても心を明かして答える人は少ないのですが、私は時に突っ込みます。別に、容姿で稼ぐためでもでもいいでしょ。旦那をつなぎ止める為でもいいでしょ。でもさ
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2013 . 11 . 1

フェイスリフト;FL の既往が判る変化→治しました。いいでしょ?。

私の父は、それこそ大胆に引き上げるフェイスリフトを常々行っていました。このため、耳がエラまで伸びてしまうケースが多く、ちょくちょく私が治させられました。もっとも困った症例は、銀座美容外科の看護婦長のケースで、父がいろいろの方法を実験してましたから、(スタッフはモニターで、いろいろの手術を受けていました。)私が耳を治したら、数か月後にまた、フェイスリフトを追加して、伸ばす。しょうがないから、また私が治したのに1年後にはまた引っ張る。いたちごっこでした。但し、私はそのたびに、手術法のディテールを工夫して、回数を重ねると、より効果的な方法を身に着けました。この様な経験は誰もしていないでしょう。逆の意味で、父に感謝しています。 今回、この症例を治す機会ができたのは、看護師さんが見つけ、私も指摘
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2013 . 10 . 29

フェイスリフト;FL の既往が判る変化→それでは、治しましょうよ!

世の中には、フェイスリフトを超本気でする、一部のマニアックな美容外科医がいます。かと思うと、超軽い手術をする美容整形屋も数多くいます。 ⑴どこが挙って治って、どのくらいもつか?、⑵創跡がどれだけ目立たないか?、⑶合併症は無いか?。(それにいくらか?。)患者さんはそんなことを選択基準にします。実は手術直後には、どんな手術をしてもいい結果が得られるのですが、傷跡は数週間経ないと不明です。その違いは上手に縫っているかどうかです。後戻りはひどいときは一月以内に起きますし、1年で比べるとピンからキリまであり得ます。*後戻りとは、例えば何㎝挙げたら、齢と共に戻るという自然現象ではなく、手術の後に皮膚がちゃんと癒着して形を保てる様になるまでの何ヶ月に、緩んでいく為に起きると考えられます。数字的に例証
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2013 . 10 . 18

続き

昭和40年代には美容整形が盛んになり、形成外科医も整容外科と称して参入し始めます。学会というよりは寄合いに近いのですが、(まだ標榜が認められないので学会としての公的独自性がない。)二つのグループがしのぎを削ります。 そうしているうち公的な認知を求めて、つまり裏街道的に寛容されている美容整形を表だって行いたくなったのです。日陰者、前回最後に紹介したやくざ医師と呼ばれる立場からの離脱を図りたくなるのは、人として当然の感情であり、名誉も得たくなるのです。 そこで必要なのが、標榜科目です。標榜というのは、法令上広告可能な科目名です。美容整形は、法律上では、広告さえも禁止されていた訳です。もっとも父は銀座整形の看板を立てていました。十仁病院は美容整形を宣伝していました。お上に指摘されなけれ
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