カテゴリー別アーカイブ: 日本美容外科学会(JSAS)専門医

2014 . 7 . 25

生来の美容医療ファンが20歳には重瞼術。生涯一美容外科医師がお届けします。

今回はよく行われる埋没法の重瞼術の症例です。経過を継時的に提示します。なんと経過が楽なんでしょう。ダウンタイムが皆無に等しいといえます。 まずは下左図が術前で、目を開くのが辛そうです。下右図が術直後です。ちょっと腫れています。 下左図は術後約1時間で腫れもほとんど見られません。下右図は1週間です。可愛いですね!。 美容医療とは形成外科と美容外科を主体として考えればいいのですが、本来、美容医療とは、形態(見た目)の改善を目的とした医療分野を総称して言っているだけで、標榜できる科目名ではありません。但し数年前に標榜科目名の認可法が変更され、組み合わせで科目名を標榜することが可能となったので、美容皮膚科という科目名も使えます。皮膚科医療では、重度の疾患の頻度が低い
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2014 . 7 . 11

おすすめの美容再生医療=PRP療法=

いまどきPRP療法を提示しても「知ってるよ!」という方々が多いかとも思いましたが、そういえば1回も説明をしたことはないので、若干の記述をしておきましょう。 上の写真はいつも診療場面で使っている症例で、これを見ると皆さんすぐ受けたくなるのです。 注入部位は、上から、①頬瞼溝=目の下の半円形のくぼみ、クマともいう。目袋の下の折れ返りでもある。②鼻頬溝=ゴルゴラインともいう。頬骨の幅があり、頬前の平坦な顔の人に起きる。③鼻唇溝=法令線とは人相学の用語。上顎(口)の出ている人は深い。小鼻の横が窪んでいる。④こけた頬=影があり、女性らしい丸みが失せている。注入量は4CCとしました。 さてPRP療法とは、Platelat Rich Plasma の頭文字です。訳すと多血小板血漿
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2014 . 7 . 3

黒目整形=切らない眼瞼下垂手術の症例を一挙に4症例!

この半年間に黒目整形を受けられた提示可能症例の中期的結果が4例揃ったので、まとめて提示したいと思いました。建前上は出演料をお出しする形で治療費用を割引して、ブログ提示可能にさせていただいている症例は、患者さんの好意に基づく訳ですから、そんなに多くはないのですが、4症例は選んだわけでなくとも、結果を伴なっていて、中期的結果を再度提示する価値があると思った所存であります。 それぞれの症例の初出ブログにはそれぞれ題名がありますので、頭に載せます。 (1)可愛い女の子には、美容医療を受けさせましょう:3月10日切らない眼瞼下垂手術=黒目整形NILT法なおこの症例では、他にも2年前に眉下切開術と本年2月10日上口唇短縮術を受けられています。もともと可愛いのですが、より可愛く、綺麗を求めてい
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2014 . 6 . 20

電磁波って何?!. LASER:レーザーは光です。光は電磁波です。Ⅱ

LASERとは、何気なく大文字で表現している様に、略語です。 Light Amplication  by Stimulated Emission of Radiationの頭文字です。 日本語に訳すと放射線(電磁波)の刺激=誘導=励起と放出による光の増幅と訳せます。文献によって文言にはいくつかありますが、なんだか意味が見えない日本語ですよね。 所詮光の一種なのですが、人工的に光エネルギーを操作して作り出した、特徴のある光なのではあります。 その特性は主に三つあります。1、ごく短い時間にエネルギーを集中出来る。2、大きなエネルギーを同一方向に向けられる。3、単一波長(つまり色)で発射できる。 これでも意味が解らないでしょう。その意味を説明します。1、光エネルギーを
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2014 . 6 . 12

黒目整形は、重瞼術と挙筋腱膜修復術と目頭拘縮解除術の組み合わせが必要なケースがあります。

今回、切開法の眼瞼症手術と目頭切開を併施した2症例の中期的経過写真が出揃ったので画像提示しつつ、この手術について論じてみたいと思います。 症例1:実は肥満者で、まぶたにも脂肪が多い生来の一重瞼。眼裂縦径が6.5㎜。挙筋滑動距離は12㎜と正常範囲です。眼裂横径が24㎜、内眼角間距離が39㎜。蒙古襞の拘縮が強く、まるで水かきの様な突っ張りを呈しています。ご覧いただける様に鼻根部が低い鞍鼻でもあります。術前の画像から提示します。眉の位置にも注目を。 上記の数字から、先天性の皮膚性眼瞼下垂症(=一重まぶた)と、正常範囲で(標準偏差SD1以内)はありますが、眼裂狭小状態です。鞍鼻はそれに伴う変異です。 切開法で効果を定着させたいとの希望があり、根本的には眼裂狭小状態を治さない
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