眼瞼は加齢により必ず変形してきます。若年時は一重瞼を二重瞼にするべきだと再三再四記載してきました。一重瞼は先天性皮膚性眼瞼下垂症であり、筋性眼瞼下垂症が隠れていることも多いからです。そして、加齢に伴う皮膚性眼瞼下垂も早く進行しますから。開瞼という生体の機能面の改善が求められます。
対して加齢と共に生じる変形は機能的にも形態的にも再建の要素が強く、主目的は開瞼という機能面の改良ですが、形態的にも若年時の形態を取り戻したいという目的を伴います。
黒目整形とは、当初は切らない眼瞼下垂手術を称してきました。ところがこのブログで切開法の症例提示を繰り返してきた結果、切開法も黒目整形の一部だと認知されてきました。要するに、切開法でも非切開法でも目的は挙筋の前転と皮膚の挙上による開瞼強化であり
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カテゴリー別アーカイブ: 美容医学博士
片側の切開法眼瞼下垂手術=黒目整形を希望された症例。蒙古襞の拘縮も目立つからいつもの黒目整形切開法。両側を比較してみていくとよく判ります。
症例は00歳、女性。一重瞼だった。20年前に埋没は受けているが、ご覧の様に外れてきた結果ラインが乱れている。LFは11.5mmで、眼裂横径23㎜、内眼角間34㎜、角膜中心間距離58㎜と眼球の位置が離れていないのに、目の窓の間が離れている。つまり蒙古襞が被さっているし、ピーンと突っ張っている為にまぶたの内側が開かない。所謂吊り目っぽくて、キツい目元の感じに見える。くぼみ目や三重瞼も生じているし、黒目の上が2㎜以上隠れている(=MRD<2㎜)から後天性腱膜性眼瞼下垂を伴っていると考えられる。
この様な機能と形態の改善にはなんと言っても`黒目整形`切開法が最良の結果をもたらします。ブログの読者の皆さんはご存知だと思います。
通常私は、両側同時に手術する事をお奨めしています。両側の手術の
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黒目整形セットで大人っぽくなったね。
黒目整形セットの症例が続いています。まずは術前と術直後の写真を提示します。
今回の症例は18歳、女性。高校卒業前の若年者です。大学進学は決まっていますから、このチャンスに眼瞼形成術を希望された患者さんです。上に提示した画像2枚はどちらも術前です。左画像の様に髪を下して眉と眼瞼が見えないようにしています。右画像の様に髪をよけてもらうと眉の位置が見えます。開瞼時は常に前頭筋が反射運動で収縮して、眉毛を吊り上げています。この点は重要です。
間違いなく、通常の短期経過では、48時間をヤマに解消しはじめます。この後は腫脹が軽減していき、内出血の広がりは止まります。そして、これらのダウンタイムの時間経過は山の頂の程度により差があります。山が高ければ降りるのに(治るのに)日数を要する:山が高
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上口唇短縮術の症例経過です。やりすぎか?。でも悦んでいます!。口周りの説明も。
口唇短縮術の症例の経過の画像を一通提示しますが、症例の評価はまだまだ完成ではありません。
このところ上口唇(白唇部)を短くしたい患者さんの来院が増加しています。このブログを見て来院する人が多く、経過が良好で(傷跡が目立たなくなる。)詳しい内容が説明してある為に安心だという患者さんの声を聴きます。ただしこの手術は経過が長い。しかも傷が見える手術ですから、すごい絵になります。今回は手術当日と1週間後を画像提示しますが、苦手な人もいるかと思い、途中の画像は縮小し、拡大写真は最下段に載せます。怖がりの人は、画像を見ないで読むだけにしてください。なお今回はその後に詳しい解説を載せます。濃い内容です。
症例は30歳、女性。USAの白人と日本人のハーフでタレントさん。白人の要素として、顔面が縦
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黒目整形セットで大人の一歩を踏み出しましょう!
黒目整形セットの症例が続いています。まず術前の写真を提示します。
今回の症例は18歳、女性。高校卒業前の若年者です。大学進学は決まっていますから、このチャンスに眼瞼形成術を希望された患者さんです。上に提示した画像2枚はどちらも術前です。左画像の様に髪を下して眉と眼瞼が見えないようにしています。右画像の様に髪をよけてもらうと眉の位置が見えます。開瞼時は常に前頭筋が反射運動で収縮して、眉毛を吊り上げています。この点も重要です。
まずは上に術直後の画像と術翌日の画像を載せます。眉の位置が下がりました。翌日の方が腫脹が亢進しています。これは常識です。48時間までは浸出期といって、手術の侵襲に対して反応して体内から出血と共に化学物質が出てきて血管透過性が亢進するために、水分
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