このブログでは、術前から定期的に経過を追って画像を載せて、毎回説明を加えていきます。通常術後3ヶ月までを追います。本症例はそれにしても激しい経過でした。読者の皆さんもどうなる事かと、あたかもテレビドラマを見る様にワクワクしていたでしょう。それというのも、症例の術前が形態的にも機能的にも標準位から離れている変異だったからでしょう。今回術後三ヶ月の中期的結果を提示すれば、アア〜よかったですね!と言う声が聴こえて来ます。
症例は一目で見て眼瞼下垂症を指摘出来る患者さんです。機能的障害も伴います。上方の視界不良は身体機能の障害です。改善可能な障害を治した方がいいと医療的に診断し治療するのは、社会的に受け入れやすくすることを目的としています。ちなみに私は、家族にもできる治療を患者さんに施すのをモ
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カテゴリー別アーカイブ: 医学博士
Diamond型の鼻尖(鼻の頭)に出来ました。
本症例ではまず、術後三ヶ月の美しい外鼻形態の画像を載せます。ポイントはダイアモンド型の鼻尖です。外鼻は全体のバランスが求められますから、目隠しで鼻稜まで描出します。
上図は左から、正面、左斜位、左側面像です。本症例患者さんは顔面の容貌の均整がとれていて、(魅せられないのが残念です。)外鼻だけがイマイチだったのですが、今や美人が完成しました。
下からの画像も見ましょう。創跡の線状陥凹瘢痕は目立たないでしょう!。
それでは、術前と術後3ヶ月の比較画像を説明します。
正面画像でのダイヤモンド型とは鼻尖の周りにある影がタイヤモンド型です。術前には不明瞭ですが、術後画像では鼻尖真ん中にあるハイライトが凸。両側ダークです。影の形は上方に向かってすぼまり、下
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二分鼻尖(鼻の頭)の改善だけで普通にできます。
Bifid nose と洋語で書いて、訳すと二分鼻尖と訳します。先天性疾患の病名で口唇裂の伴うことが多いので形成外科領域ではよく使われる言葉です。
知っての通り、顔は胎児のときに両側が離れていてだんだん中央に寄ってきます。中心線はその際に合わさるのですが、口唇裂は鼻孔の底から上口唇が合わさらなかった結果です。当然鼻尖も軟骨が離れています。これが二分鼻尖Bifid noseです。
しかし、先天性疾患ではなくても、鼻翼軟骨が離れている人は少なくないのです。鼻翼軟骨の形は鼻尖の形として顕われます。鼻尖の丸い人の中の多くは二分鼻尖に近いのです。
私は、鼻尖が大きいと訴える人の中で、はっきりと隙間を触れる人には、両側の軟骨を縫い寄せる手術を第一選択としています。ついでに耳介軟骨を入れ
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可哀そうな目元を普通にしてあげた症例の術後1週間
今回の症例は典型的な一重瞼で先天性眼瞼下垂症。蒙古襞の拘縮も強く、Puffy eye で腫れぼったい。眼窩脂肪ヘルニアです。前頭筋が常時収縮して眉毛が挙がっています。
まず下の術前術直後の画像をご覧ください。術前は可哀そうな感じです。術直後はきりっとしました。更に術後1週間の画像も見ますと、パッチリとしました。
症例は24歳、女性。先天性の一重瞼=先天性の皮膚性眼瞼下垂症。挙筋機能=挙筋滑動距離:11mmと低下がみられる軽度の先天性筋性眼瞼下垂症。角膜中心間距離58mm(平均60mm)と離れていないのに、眼裂横径24mmで内眼角間距離36mmと目が離れている。つまり蒙古襞の被さりが多い。その結果蒙古襞が縦に突っ張っている。この組み合わせは東アジア人特有の遺伝子型です。とにかく何と
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若くしてクマが目立つ症例にはPRP
症例は34歳、女性。当院のスタッフですが、時々いじらせてくれます。今回は目の下の隈:クマ。ここに若年者で黒い半円がある人は少なからず居ます。疲れて見えるし、それが故に年齢を感じさせてしまいます。可哀想なので、治して差し上げようと思いました。それにこの職域に於いては女性スタッフの顔は売り物です。いや顔が命みたいなものです。その意味でも、ブログ提示を条件に治療させてもらい、読者の皆さんに魅せたいと考えました。毎日している治療ですが、だからだけではなく精魂込めて、上手に注射しました。結果的にはこれを見たら患者さんが殺到しそうな好結果を提示出来ました。
何故か、自撮りの画像が、横ッちょ向いて不思議な画になってしまいました。 私がちゃんと合図をして撮ってあげればよかった。でもこの画像上、
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