カテゴリー別アーカイブ: 美学

2015 . 10 . 2

日本美容外科学会の第38回総会に参加して。−興味のあったトピックスⅡ−

日本美容外科学会での話題の続きです。私達が力を入れている眼瞼のセッション。2回目は眼瞼下垂手術のお直しの議論です。私共のテーマです。このブログでも、池田先生のブログでも、ホームページでも多くの部分を占めていますよね。 それどころか、私達形成外科出身の美容外科医に取っては、まぶたの治療は得意分野の筈です。その為には現下の医療的水準を保つ為に、学会で勉強し続けていくことが必要です。というか、そうすることがビジネスに染まらない美容形成外科医の、医師としての矜持。チェーン店の美容整形屋とは違う点です。 私は、28年前に医師になってすぐに、日本形成外科学会と日本美容学会に加入しました。私の父は美容整形医として、外人顔を目指して重瞼術を沢山していましたから、私にとっても眼瞼が一番興味がある分
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2015 . 9 . 25

日本美容外科学会の第38回総会に参加して。−興味のあったトピックスⅠ−

9月22日火曜日と9月23日水曜日は日本美容外科学会の第38回総会が開催されました。ここでの為になった話題をピックップします。と言っても、やっぱり眼瞼ですか?。と辟易されるかもしれません。 他の分野も聴講したかったのですが、学会のプログラムがそうはいかないのです。学会は予めプログラムと抄録が配布されますが、三列の配列で、見たいものが重なるため、偏ってみることになってしまいます。鼻やリフト等は聴講できませんでした。 眼瞼のうち;目頭切開、眼瞼下垂、下眼瞼のシンポジウムをじっくり見ました。そこでまず、ブログを書く前に、もう一度前抄録を読み返してみました。 その前に学会とは何をするところかを説明します。まず学会とは、学術的提示と議論の場所です。ある学術分野の世界的な知識を持った有
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2015 . 9 . 24

日本美容外科学会が2つあるのは皆さんご存知だと思います。

昨日までの3日間にわたって、2つある日本美容外科学会のうちのJSAPSが開催されていました。所謂形成外科系の美容外科医の学会です。もう一つは非形成外科系の学会JSASです。 私は元来美容整形医(非形成外科医)の子ですが、大学卒業後は形成外科に入局しました。このあたりのいきさつは、ブログの歴史話のテーマで延々書いて来ています。とにかく私は、両方の学会に所属しています。 JSAPSの方が、やはりアカデミックです。学界とは、あくまでも現在の医学水準をコンセンサスとする目的と、世界的な医学的知識を取り入れて新しい診療法を学んでいく場ですから、日々勉強を続けてこないと理解出来ません。少なくとも、毎年の学会と年4回の学術集会に出席していないと遅れてしまいます。 二点気になることがありま
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2015 . 9 . 18

加齢性のまぶたのたるみはもったいない。黒目整形で治して、明るい日々!:4週間で明るい!

この症例は、解りにくくて解りやすいと思います。加齢性の眼瞼下垂症は生来の形態機能の個体差(つまり先天性眼瞼下垂症の程度)が反映するといういい症例です。 53歳で来院された患者さんを黒目整形で改善した症例です。下左図術前と下右図術後4週間を比較してみましょう。 何か違いが、見られます。術前の画像では、レンズを見つめてもらったので、前頭筋には力を入れないでいます。上瞼縁と黒目(角膜中心)の垂直距離に注目して下さい。洋語ではMRD: Margin Reflex distance と言います。計測すると2,5㎜となります。術後の画像では、MRD が3㎜と正常化しています。 これが、黒目整形です。黒目は角膜部です。何故角膜部が黒いのかというと、角膜は眼球を覆っている表面の中で
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2015 . 9 . 17

美容医療の神髄21-歴史的経緯第21話- ”口頭伝承話”その21

入局してすぐに、いきなり講師の先輩医師にこう教えられて、私は道を間違ったかと思いました。「美容外科の患者はおかしい人が多い。精神的にだ。」「そもそも、美容整形は邪道だ。」 美容外科の申し子で、形成外科に入局したのは将来美容外科をするためであろう私に対して、いきなりこんな罵詈雑言を浴びせたのでした。いや別に私に向かっていったのではないかも知れませんが、非形成外科医で美容整形上がりの美容外科医の子である私のスタンスを、形成外科側に引き入れる目論見でもあったのでしょうか?、それとも単に美容外科を知らないだけなのか?、嫌いなだけなのか?。いずれにしても、美容外科を貶める説でした。私は形成外科に入局してすぐ、場違いな雰囲気を感じました。 でも逆でした。これは自分たちが美容外科をできない。患
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