またまた、小難しい話を始めたくなってしまいました。というのも、日々患者さん方と接していて、美容医療の理解をされていないために、患者さん自身が損しているなあと思うことがあるからです。
何が言いたいのかといいますと、美容医療といっても範囲が広いので、どの科目の臨床経験がどれだけあるかで、診療分野が違うということです。
医師という職業は、医大を卒業して国家試験に通り資格を取得すれば、医師として何科を診療してもいいことになります。しかし、医師国家試験が求める知識は、最低限の医療を出来るだけの、広く浅い範囲ですから、医学部での教育カリキュラムはそれに応じた、やはり広く浅い知識の範囲となります。ですから、医師になりたての時には、美容医療に限らず、はっきりいって診療法さえ知りませんし、細かい専
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カテゴリー別アーカイブ: 美容医学
目頭切開=内眼角拘縮解除術は、眼瞼下垂症手術の一部と考えます。2週間後の経過
当院の得意とする手術:独自のZ−形成法による目頭切開=蒙古襞による拘縮解除術と切らない眼瞼下垂手術=黒目整形=埋没方式による挙筋修復&重瞼術=NILT法 の2週間後の経過の提示を致します。
長ったらしい手術法の紹介をしてしまいました。最近、いくつかの名称をキャッチフレーズの様に使い分けてきたので、患者さんが混乱してしまうから、合体させました。
まず正面像で比較します。右が術前、左が術後2週間です。
何と美しい結果でしょうか?!。器用なんですね!、上手なんですね!、手術が丁寧だからですね?。よくいわれますが?。それだけではありません。症例患者さんがいい素材なんです。美しい、可愛い人は、よりきれいになることが容易なんです。しかもこの症例では、微妙な左右差があるので、左右
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鼻翼縮小の長期経過
先日鼻翼縮小術後患者さんが長期経過画像を送ってくださいました。実は追加手術をした症例です。
1回目は2012年12月18日に行いました。鼻翼幅37mmを31mmにしたら,2週間後には33mmまで戻り、昨年9月に再来された際には34mmとなっていました。
本来は外側への張り出し(丸み)が大きいため、、切除したいところで、図で説明したのですが、たっての希望で、もう一度寄せることとしました。
2回目は2014年11月3日に行いました。32mmにしました。先週送りいただけた画像ですが、計測はしていませんが、見たところ形はいいでしょ。2回目は戻りが少ないのが証明できました。
上図は術後3か月ですから、もうこれ以上は戻らないと思います。私達の経験から、まずいけると思ってい
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目頭切開=内眼角拘縮解除術は、眼瞼下垂症手術の一部と考えます。Ⅰ
これまで、何度か記載してきましたが、本邦には一重まぶた、眼瞼下垂、蒙古襞を呈する遺伝子が蔓延しています。モンゴル系遺伝子です。細かいことは次回詳述します。
早速症例を提示します。一重瞼、眼瞼下垂、蒙古襞の併存するので、同時に治療した症例です。
下図の症例は、27歳女性。一重瞼(奥二重)で、他院で埋没をしたが左は浅くなり、右も内側が浅い。開瞼も、左右とも、内側が弱い。内眼角間距離/眼裂横径/角膜中心間距離=26/35/63と目の位置が若干離れていて、蒙古襞は一重まぶたなら普通。目の横幅はやや小さめ。蒙古襞の拘縮が典型的に内側の開瞼を阻害している。写真で見られるように黒目の上にかかる瞼縁が斜めになっているのはその証拠です。いわゆる寄り目で吊り目に見えるタイプです。黒目整形は内側を上げ
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2015年もまぶたの診療に邁進致します。Ⅵ
眼瞼の診療の続きですが、さて、軽度の先天性眼瞼下垂に後天性眼瞼下垂が併発:この場合が難しいのです。
そこでもう一度開瞼という動作を機序=メカニズムから、説明しながら詳述したいと思います。下の図は、上眼瞼の断面図です。説明によく使われます。
開瞼の仕組みを順に説明すると、まず意識下では、起きて行動するためには目を開けていたいので、脳が信号を出して、動眼神経を電気信号が伝わり、上眼瞼挙筋;上図のLevator muscleを収縮させようとします。筋は後ろは骨に付いていますから、収縮すると前が引き込まれます。前方は挙筋腱膜;Levator aponeurosisとミューラー筋;Muller`s muscleの2枚に分れます。腱膜は瞼板=まぶたの縁の前に、ミューラー筋は上に付き、
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