黒目整形は大多数の人間が適応します。特にアジア人では一重まぶたを二重瞼にする重瞼術が適応どころか機能的に必須ですし、一重まぶたの人は眼瞼下垂症を伴うことが多いので、黒目整形を併用するべき症例がほとんどです。そのほうが美しい形態を呈しますし、美しい形態は良好な機能に宿するとは私がいつも提唱していることなのでご存知でしょう。誰が受けても良好な経過と結果を得られます。ですから、黒目整形は提示症例になることが多いのです。
今回何故か、他の医師が診察して手術予定を立てていたのに、患者さんの都合で私の担当日に回ってきました。私は手術予定で一杯なので、本年から勉強を兼ねてアルバイトに来ている新進の形成外科医に手術を教えながらしてもらいました。
症例の患者さんは25歳の女性。一重まぶたで
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カテゴリー別アーカイブ: 二重瞼と一重瞼
番外編として、新進の形成外科医に黒目整形を教えて、美容外科医に仕立て上げます。
モニターという制度は、物を売る場合に感想を頂くために安くしたりすることです。私達医療従事者(医師、看護師、カウンセラー)は、薬を含めて物を売ることもありますが、外科医は腕を売っています。そして治す対象は人間です。人間は個体差があります。そして好みもあります。社会的状況もそれぞれが違います。だから、適応する治療方法は多岐に渉ります。ですから、一人の患者の感想を得るためのモニター制度もふさわしくありません。さらにいうなら、宣伝広告をもってして、誰もが同じ様な結果を得られるかのような幻想を患者さんに抱かせる方法を誘因行為といい、違法行為です。ですからこうして、医療サイドが個々の症例をブログで説明するのが、正しい広告(誘因行為でなく、症例紹介によって広く知らしめること。)だと言えます。その場合もちろ
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美容医療の神髄-歴史秘話第66話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その42”「相模原編8:美容外科学」
それでは、13年目の北里大学形成外科・美容外科医局で、研究員としての博士論文に沿った記憶を掘り起こしてきましたが、今回やっと研究結果と結論を画像で説明したいと思います。
まず結果;Resultですが、光学顕微鏡;Light Microscopic Findingsと走査式電子顕微鏡の項目がありますが、光学顕微鏡では言い訳がましい記載になっています。要訳します。*コラーゲン繊維はファンギーソン染色出よく描出でき、瞼板の前面に沿う眼瞼挙筋腱膜から眼輪筋方向に前方に枝分かれしている。コラーゲン繊維は眼輪筋の筋体を貫いていく。しかし、薄切であり像は細切れであるので、我々はコラーゲン繊維が本当に連続性に走行しているか否かを判断できません。
だから、走査電子顕微鏡での観察が有意なのです。また
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二重瞼にするなら、黒目整形=切らない眼瞼下垂手術:NILT法が最適です。
NILT法=切らない眼瞼下垂症手術は素敵な結果をもたらします。私は常々一重瞼者は先天性皮膚性眼瞼下垂症であるから、重瞼術を受けるべきだと言ってきました。切っても切らなくても、どちらにしても黒目整形と呼びましょう。最近私は、切開法眼瞼下垂手術+重瞼術に蒙古襞解除術を併施する症例ばかりしている様に見えるかも知れません。ブログに載せる症例が多いだけです。実際には切らない眼瞼下垂手術:切開法眼瞼下垂手術=3:7くらいです。どちらもしっかり挙げます。
本症例は切らない手術で眼瞼下垂手術に重瞼術を加えるNILT法です。1週間で撮影にいらっしゃいました。メイクもしてくださいました。とっても綺麗な目元でしょう。くっきり二重でパッチリお目目にできました。上画像が両眼の画像です。下は近接画像です。14mm
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片側の切開法眼瞼下垂手術=黒目整形を希望された。蒙古襞の拘縮が目立つからいつものやつ。当然両側したくなります。
片側眼瞼下垂手術+蒙古襞の解除の症例患者さんが、術後3週間で来院されました。またまた画像の撮り方がずれてしまい。上目遣いになってしまいましたが、よく開いていて二重も綺麗に入っています。窪み目も解消しています。
両側眼瞼部の画像です。
未手術側の右眼瞼と手術側の左眼瞼の近接画像です。
術後1週間の画像です。症例は40台女性。先天的には一重まぶた。20年前に埋没法で重瞼術を受けている。その後の経年変化で、眼瞼下垂症状を呈してきて、くぼみ目、重瞼線の多様化を来たした。合併症とLF11.5mmで先天性が否定的であることから、後天性腱膜性下垂と考えられる。
ただし眼裂横径23mm/内眼角間34mm/角膜中心間58mmと、眼球が離れていなくて顔幅も小さいのに、(計り忘れま
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