今回の症例はPuffy eye の典型例で、しかも眼窩隔離気味。目が離れていると目が開く訳がないという典型的な症例です。まずは術前と術後3か月の画像を並べます。とにかく目がパッチリしましたから、完成とします。可愛いでしょ!
症例は、25歳の女性。先天性一重瞼で数年前に埋没法をして一応ラインは決めている。とにかく目が離れていてだから開きにくい。二重のラインも自然なカーブに出来ない。2年前に切らない眼瞼下垂手術を受けたがラインは気に入らない。今回重瞼線を平行にしたい。下垂は再発したから開きたい。切開して定着したい。目頭の拘縮を解除して重瞼線を丸くしたい。いくつかの点を同時に治すなら、やはりいつものやつが適します。
所見を提示します。内眼角間40mm、眼裂横径24mm、角膜中心
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カテゴリー別アーカイブ: まぶたの美容と機能
数年来の微調整手術と、他院での左右差と不自然形の修正手術。これが難しいんですよ。いろいろ組み合わせてなかなかの結果をお見せします。
本症例は難しくて面白くて、でも患者さんと美容外科医としての私の信頼関係を築き上げて診療していくことで、満足な結果を得て行こうという経過を提示しています。もちろん多くの例の様に再手術症例だからでもあります。表題にある様に他院での術後に対する再手術と、当院の良好な結果の経年変化に対して再建するための再手術が組み合わさっているから、頭がこんがらかるような症例で、だから二重(二重瞼の事ではありません。)に面白いのです。
症例は34歳、女性。先天的には奥二重だが、LF13mmと先天性眼瞼下垂はなかった模様。数年前埋没法を受けて二重瞼にしている。3年前に当院で切らない眼瞼下垂手術=非切開法黒目整形=NILT法を受けた。当初はよく開き重瞼もくっきりしたが、徐々に落ちてきた。その後他院で10年前に、目
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眼瞼下垂手術切開法と目頭切開Z-形成法:やはりこの手術が最良の結果をもたらします。
姉妹で手術を受けた患者さん。前例があまりにも良くできたのでプレッシャーがかかります。でもやるべきことが出来ました。もちろんまだ術直後出いろいろな形態的機能的な変遷は予想されます。来週は今回提示する画像より見易くなります。あくまでも通常のコースではです。稀に緩みや落ちが生じます。腫脹や内出血、血腫の程度は術後48時間は亢進します。遷延する例もあります。人間の身体の経過には絶対はありません。
だから、ちゃんと経過を提示していきます。みなさんの参考になるでしょう。現に妹さんの経過をご覧になって同様の手術を希望された患者さんが何人もいらっしゃいました。これもブログをまじめに書いてきたからです。
であれば本症例患者さんにお礼を籠めてサービスしようと提案したのですが、それでは前例に申し訳ない
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術後5か月で来院した可愛くて素敵な患者さん。
可愛くて素敵な症例患者さんの術後5ヶ月の画像をいただきました。特別にブログに掲載の承諾もしてくれました。通常画像提示は3ヶ月まで契約していますが、今回特殊ケースです。何故かと言うと、紹介患者さんを連れて来て下さったのですが、それはお姉さんで彼女も同様の条件での診療内容になりそうですから同伴されました。そこで撮影もお願いしたのです。5ヶ月での症例画像は余りないのですが、患者さんはとても良い女性ですから、お悦びの言葉を口にします。画像ではいかがでしょう?。記事内容は一部コピペして記します。
5ヶ月前ですから、診療内容をもう一度記します。患者さんは22歳、女性。先天的には狭い浅い二重瞼。3年前他院で埋没法(画像にある様に狭く浅い)。ソフトC.L.を1年間装用した。埋没したら右の下垂が露見した
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美容医療の神髄-歴史秘話第99話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その74”「地方都市へ17:信州大学形成外科教授に同感。その最終回」
時は、私が医師16年目、平成14年、2002年にA美容外科を開設していた前後の話題でした。A美容外科グループの話題が地方中都市チェーン展開の話題に移りました。三院あるうちの一つ、松本院の話を始めたら信州大学形成外科を訪問した際の話題に移り、眼瞼下垂診療の中心人物である松尾教授との面談について書き始めたら、松尾教授の眼瞼下垂症診療における概念の解説に終始し始めました。それは、私たち形成外科出身の美容外科医にとってはエポックだったからです。その話しの下地として前回科学的医学の説明に終始しました。今回は松尾教授との個人的なやり取りの5回目の続きものの結論として記します。
話は戻って、松尾教授との丁々発止のやり取りです。彼はある時、学会場で「日本人には眼瞼下垂症患者が多いのです。先生もですよ。
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