カテゴリー別アーカイブ: 美容医療

2017 . 6 . 29

上口唇短縮術の症例中の最も経過の早い一例

今流行りの上口唇短縮術の画像です。ブログで経過を追って提示しているので、信用が於けるとの事です。今回また、3ヶ月での「完成!」宣言に到りました。 実は最近来院した初診患者さんから、「経過が長い手術ですね。追って行くのが面倒なので、一人ずつ並べてみせて欲しいわ。」と頼まれ、「解りました何例もあるから、並べてみましょう。」と安請け合いしてしまいました。ところが、1年以上前の画像は取り出せなかったのです。仕方なく5例並べました。その前にも3例モニター症例があったので、8例の提示可能症例がありました。流行り出したのは3年前くらいからで、実際には20例近くの症例があります。 印象として本症例は最も経過が早い症例でしょう。こんなに治りが良くて、綺麗で、品が良くて、しかも患者さんもはにかみなが
▼続きを読む
2017 . 6 . 28

上口唇短縮術と口角挙上術の組み合わせは可愛い女子への道。必須アイテムですね。

先日この2年間の口周りの手術を受けた画像提示可能症例をまとめてみましたが、早速もう一例手術を施行して画像提示を承諾いただきました。 これがいい。やはり口周りの雰囲気は品性が変わる。いや元が下品だと言っているのではありません。可愛いキャラクターの女子がもっと可愛く。そうです。品性を保ちながら可愛さアップのためには有用性が高いことを提示していきます。 以前ブログで最終兵器と称しましたが、この手術は可愛い女子をより可愛くする必須アイテムかも知れません。但しダウンタイムが長いので、出来上がりはまだまだ先になります。それはそれで標準的な経過をお示ししましたし、本症例患者さんもご承知です。 症例は36歳、女性。上口唇長(=鼻柱基部〜Cupid's  bow)19mmと長く、鼻翼幅は33
▼続きを読む
2017 . 6 . 24

上口唇短縮術と口角挙上術の画像をまとめます。

最近、このブログをご覧になって来院する患者さんがひっきりなしです。特に口周りは評判です。何故好評かというと、何点か考えられます。それぞれの患者さんに私の優位性を告げられました。 私はクライテリア(診断基準)を数字的に明確にしていて、その結果が好評だから。外反度合いのプランが経験に基づく美的センスに負うので、症例提示の有用性が高い事。リスクとしては創跡と経過が長い事を正直に提示しているから。私の手術では機能的に損失は本当に無いのかという危惧を払拭出来るから。創の質は形成外科医の独壇場だと強調して来たので、信用力が高い事等をブログから読み取れるからだそうです。 ところで、各症例の比較出来るようにまとめて提示するとより解り易いとの進言を頂きました。口周りの手術は経過が長いので、追ってみ
▼続きを読む
2017 . 6 . 21

二分鼻尖を治すと、鼻尖と鼻翼の境目が出来ます。

Bifid nose と洋語で書いて、訳すと二分鼻尖と訳します。先天性疾患の病名で口唇裂の伴うことが多いので形成外科領域ではよく使われる言葉です。鼻翼軟骨が離れている人は少なくないのです。鼻翼軟骨の形は鼻尖の形として顕われます。鼻尖の丸い人の中の多くは二分鼻尖に近いのです。 私は、鼻尖が大きいと訴える人の中で、はっきりと隙間を触れる人には、両側の軟骨を縫い寄せる手術を第一選択としています。ついでに耳介軟骨を入れて高くする場合もあります。鼻を下に長くする場合もあります。 症例写真を供覧します。上列から術前、術直後、術翌日テープ後、術後1週間、術後3週間で、左から正面像、下面像、斜位像を並べます。 術前と比べて、鼻尖が小さくなっています。そして鼻尖の両側
▼続きを読む
2017 . 6 . 19

美容医療の神髄-歴史秘話第96話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その71”「銀座から地方都市へ14:美容形成外科医」

私が医師16年目、時は平成14年、2002年にA美容外科を開設していた前後の事ですが、地方中都市チェーン展開の話題に移りました。三院あるうちの一つ、松本院の話を始めたら信州大学形成外科を訪問した際の話題に移りました。 眼瞼下垂の゛研究者゛としての第一人者である松尾教授との面談について書き始めたら、松尾教授の眼瞼下垂症診療における医学的貢献全体の話に到りました。これは私たち形成外科出身の美容外科医にとってはエポックだったからです。今回その2回目の続きから。 前回術式と概念について記しました。それはそれで斬新だったのですが、ここからがさらに面白くなります。その後松尾教授は、後天性腱膜性眼瞼下垂症に伴う合併症とそのメカニズムについて次々に発表しました。 何が面白いかと言いますと、
▼続きを読む