カテゴリー別アーカイブ: 診断=美的センス

2017 . 12 . 2

上口唇(白唇部)短縮術と口角挙上術の組み合わせで可愛さ倍増!

口周りの手術の専門家の様になってきました。縫合法とデザインの優位性を患者さんが認知してきたからでしょう。私は北里大学医局で形成外科診療を16年、同時に銀座美容外科でも診療してきて、その後も14年間形成外科と美容外科の診療をしてきましたから、真皮縫合には精通しています。私は医師となってすぐから父の銀座美容外科医院や他の美容外科クリニックで美容外科の修練もしましたから、美容学にも造詣が深く、デザインの選択に自信があります。 こうして毎日の様に細かいデザインを検討して、説明して、手術に臨み、切っては、血を止めて、形を合わせてから、3層も縫合する時間と手間を惜しみません。3層とは深部から、口輪筋と皮下脂肪層、真皮層、皮膚表面のことです。言うまでもなく真皮縫合の時点で隙間無く合わさっているのを確
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2017 . 11 . 30

上口唇(白唇部)短縮単独症例の適応症例です。美しい!

当院では口周りの手術が流行っています。それはこのブログが評判だからの様です。しかも、経時的に中長期的経過を追って画像提示しているから、患者さんも取り組みやすいと云われました。最終結果はどれもこれも、文句無しの出来です。創跡の綺麗度は最良を目指しています。それだけ真面目に、真剣に手術していますから!。今回は術後3ヶ月までの経過の画像を載せますから、みなさんの参考になるでしょう。患者さんの為にこのブログはあります。 症例は21歳、女性。これまでにいくつかの美容医療を受けている美人。口元だけは手を付けていない。こうなるとやはり私としては、バランスを取って行きたいから計測値から提示します。 先ず横の比率、内眼角間30㎜、鼻翼幅30㎜と小顔の上に部品も幅が無い。口唇幅も45㎜で、目の間=鼻
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2017 . 11 . 30

口角挙上術単独が流行り始めました。

口周りの手術が流行っています。白唇部の長さは15㎜以下が理想とされていますから、計って来る患者さんもいらっしゃるくらいで、上口唇短縮術の手術適応決定は容易で、外反度も選べます。白唇部切除は鼻翼〜鼻柱〜鼻翼だけを短縮するので、口角が相対的に下がる症例が多く、口角挙上術を併施する場合が多いのです。でも実は手術の侵襲度が違います。白唇部切除術後は1週間は腫脹が強く、表情筋のダメージに因る運動低下も2週間かかることがあります。対して口角挙上術は内出血することはありますが、腫脹は軽度で、運動痛はあり得るけれど、運動制限も軽度です。そこで日程的に時間差を作って順次手術を受ける患者さんも出てきました。先日来画像提示してきたら、今回の症例の患者さんも口角挙上術を先行することになりました。 症例は25歳
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2017 . 11 . 30

黒目整形非切開法は素晴らしい結果なんです。

黒目整形は、黒目(角膜)を大きくする手術ではありませんが、角膜の露出を増やします。つまり開瞼力を強化します。開眼時は眼瞼挙筋の収縮が起きますが、不随意的です。いや、覚醒して行動している間には、目を開いていたい意志は働いていますが、力を入れている自覚はないでしょう。本当は眠くても、やらなければならないことがあるから目を開いていようとするなら、その時は逆に随意的な行動です。 ただし収縮の程度、つまり目を開いた時の大きさは不随意に(自律神経系の働き)に調節されていて、しかも挙筋の筋力は先天的に個体差があり、また筋力が瞼縁に伝達されるかどうかの構造にも後天的に個体差があります。 また瞼縁が挙がっていても、皮膚が一重瞼や加齢による弛み(皮膚伸展)で被っていれば、黒目の露出は減ります。このよ
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2017 . 11 . 29

口唇短縮術後の修正術をしました。通常の一回目と経過は変わりません。口角挙上術も施行しました。さすがに二次修正手術では傷跡が長引きました。

口周りの手術が引っ切りなしです。切開手術は形成外科出身の美容外科医で受けるべきです。提唱してきたのが効いているのかも知れません。チェーン店系の非形成外科医の美容整形屋は縫合法を習熟してないので手を出してもらいたくないので良いことです。ところが本症例は前回形成外科診療を齧った医師が手術しましたがご覧のとおり傷跡がまずい。しかも位置が違う。そして効果も足りないと症例患者さんは訴えました。治しましょうということになりました。 症例は39歳、女性。口がもこっとしているので、歯科で矯正治療をして歯を後退させた。その結果歯牙は下がったが上歯槽骨は下がらないので、赤唇部は後ろに下がって白唇部が前突した形態を呈した。約1年前に白唇部切除を前医で受けた。何ミリ切除かは不明だが、効果が見られなかった。気に
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