カテゴリー別アーカイブ: 口角挙上術

2018 . 1 . 11

満を持しての手術。加齢と経年変形に対して口周りと眼瞼を治してお悦び!

症例は50歳、女性。2年前に来院。その際は20年前に受けた眼瞼形成術の経過としての(医原性)眼瞼下垂症の診療を受けました。また鼻翼は既に手術を受けている。本年初めに再来し、もう一度診察した際に、口唇についての主訴が加わったのです。その際は手術の機会が取れなかった。暮れに予定を立てる。まずは口周りの手術から予定しました。 白唇長=鼻柱基部〜Cupid's bowの底が20mmと長い。加齢に因る。歯槽突で白唇がもこっとしていて、しかも加齢で赤唇が薄いので、切除深を皮下脂肪層を残して外反したい。口角は画像の様に下がっていないが、相対的に下がるので併施する。内眼角間30㎜:鼻翼幅35㎜:口唇幅44㎜と口が小さいので頬骨隆起方向へ挙げて口唇を大きくしたい。デザイン:白唇部は鼻翼〜鼻柱〜鼻翼のNo
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2018 . 1 . 9

口唇(白唇部)短縮術と口角挙上術は細かい工夫をして、この患者さんは素敵!

口周りの手術は定式化してきましたが、手術適応を調べる為に診断します。毎週何例か行っているのですが、症例毎に何かしら工夫を加えてきました。適応が限られるだけでなく、微妙なデザイン上の差異や切除深の違いにも気をつけています。その辺の面白い点についても説明していきながら症例紹介を始めます。 症例は26歳女性。本年の3月に来院し、白唇部が長いのを訴える。その後は機会を待っていた。では下の画像を見ながら説明を読んで下さい。白唇部:鼻柱~Cupid's bowの長さは18mmと15mm(基準値)を越える。白唇部が前突傾向であり、歯槽部とANSが前突し、白唇部が内反している。口角は画像の如く下がっている。顔面縦の比率は上顔面65mm:中顔面56mm:下画面56mmと下顔面が長くはないが、上下口唇(白
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2018 . 1 . 8

上口唇(白唇部)短縮術と、口角挙上術と、鼻翼縮小術の経過良好。

これまでに口周りの手術は最終兵器だと書いてきましたが、実は最終でない症例が多いのです。他院での治療に不備や不足を感じて、再手術や追加手術を受けようと悩む患者さんが、少なからずいらっしゃいます。本症例が何を治したいのか画像を見ながら説明していき、今回術前と術直後と術後1週間を診ていきましょう。 症例は31歳、女性。本年5月に初診。鼻の下が長いと訴え、当方を受診。既に他院で、鼻翼を内側で切除して3mm縮小されている。不足例です。口角は下がっていない。本年9月に再来し診察して手術プランを立てました。やはり白唇は5mm切除、口角は45度7×7mm。鼻翼は更に小さくしたいし、創跡が連続出来るから同時手術は可能です。内眼角間に合わせて37mmを32mmにするため、内側を幅2mm切除して鼻孔底を糸を
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2018 . 1 . 4

上口唇(白唇部)短縮術と、口角挙上術と、鼻翼縮小術の経過良好。

これまでに口周りの手術は最終兵器だと書いてきましたが、実は最終でない症例が多いのです。というか、他院での治療に不備や不足を感じて、再手術や追加手術を受けようと悩む患者さんが、少なからずいらっしゃいます。本症例が何を治したいのか画像を見ながら説明していき、今回術前と術直後と術後1週間を診ていきましょう。 症例は31歳、女性。本年5月に初診。鼻の下が長いと訴え、当方を受診。既に他院で、鼻翼を内側で切除して3mm縮小されている。不足例です。口角は下がっていない。本年9月に再来し診察して手術プランを立てました。やはり白唇は5mm切除、口角は45度7×7mm。鼻翼は更に小さくしたいし、創跡が連続出来るから同時手術は可能です。内眼角間に合わせて37mmを32mmにするため、内側を幅2mm切除して鼻
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2017 . 12 . 27

口周りの手術は加齢顔貌の解消にも効果的

症例は50歳、女性。2年前に来院。その際は20年前に受けた眼瞼形成術の経過としての(医原性)眼瞼下垂症の診療を受けました。また鼻翼は既に手術を受けている。本年初めに再来し、もう一度診察した際に、口唇についての主訴が加わったのです。その際は手術の機会が取れなかった。暮れに予定を立てる。まずは口周りの手術から予定しました。 白唇長=鼻柱基部〜Cupid's bowの底が20mmと長い。加齢に因る。歯槽突で白唇がもこっとしていて、しかも加齢で赤唇が薄いので、切除深を皮下脂肪層を残して外反したい。口角は画像の様に下がっていないが、相対的に下がるので併施する。内眼角間30㎜:鼻翼幅35㎜:口唇幅44㎜と口が小さいので頬骨隆起方向へ挙げて口唇を大きくしたい。デザイン:白唇部は鼻翼〜鼻柱〜鼻翼のNo
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