口周りの手術の提示症例が続いています。しかもやはり、最終兵器です。顔面の部品や輪郭を治してきて、それぞれの結果が得られたのちに、口周りの問題だけが残存するからです。口周りの手術を上手に出来る医師は少ないからです。傷跡が顔の前面にあるため上手な医師に受けないとやばいし、ひどい場合には後戻りして、やらずぼったくりの結果になるからです。鼻翼もです。
傷跡を綺麗に縫合するのは美容整形屋の得意分野ではありません。形成外科医の得意分野です。巷間のチェーン店系の美容外科クリニックには形成外科のキャリアーを積んだ医師は居ません。だから創を真皮縫合を丁寧に出来ません。かと言って、形成外科出身の美容外科医で口周りの手術の症例を積んでいる医師は数少ないのです。日本中に10人は居ません。私はこの数年毎日の様に
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カテゴリー別アーカイブ: 口もとの美容
顔面部品が離れているのに、下顔面が長いとバランス的にこの手術の適応性が高い。
何を言いたいのか判らない標題になりました。上口唇短縮術の適応は多岐に渉る要素が影響します。サイズの手術は周囲とのバランスが重要だからです。そしてちょっとだけ変えると印象ががらっと良くなる症例もあれば、周囲の臓器の変更を要する症例もあります。感嘆に把握するには計測が役立ちます。逆に言えば計測しなければ治療内容を提示出来る筈がありません。だから、多くの美容整形屋の医師はやり方を知らないから出来ないのです。私は30年以上の美容形成外科医の経歴に於いてこの点をもっとも重用しして来ました。いや、実は幼少時から父に仕込まれたのです。つまり50年以上の顔面の見方の経験を持ちます。本当かあ?。まあまあそう言わずに画像と数字が証明しますから、ご覧下さい。
症例は25歳女性。上白唇(人中)長19㎜。Gum
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面長の症例には、上口唇(人中部から鼻翼基部までの白唇)短縮術と口角挙上術
本来面長の人は下顔面が長い事が多く、特に上白唇が長いなら口周りの手術の適応者となりますし、下顔面の上口唇と下口唇から頤が共に長くても先ずは上白唇切除術の適応性はあります。最近では丸顔の症例も増えました。丸顔なのに下顔面特に上口唇が長いとアンバランスだからです。本症例はその点で典型的な適応症例です。従って結果は良好でしょう。
面長で白唇長(人中部)18㎜。15㎜以上は長いので4㎜切除の適応ではあります。上顔面60㎜:中顔面55㎜:下顔面65㎜と下顔面が長い面長タイプ。上口唇(白唇+赤唇)25㎜:下口唇(赤唇〜頤尖)40㎜で黄金分割比の5:8に合っているが下顔面長いものは長い。頤骨切りも検討はしている。歯槽が前突で内反した上口唇。外反=C-カールを欲しいので口輪筋上まで切除して口輪筋を折り
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丸顔の人に適応する白唇部短縮術。口角拳上術併施で可愛いったらありゃしない!
口周りの手術は適応が広く、上口唇の白唇の人中部の長さが15㎜以上ならば適応症例と成り得ます。ただし顔面の形はバリエーションがあります。面長の人は大抵下顔面が長く、下口唇から下も上白唇も両方長く、上白唇の切除幅のバランスを取らなければなりません。でも、先ず白唇部短縮術から入る人も多く、逆に頤骨切り術を受けてから口周りの手術を受ける人も多いのです。対して顔面の幅がある人で縦横の比が丸顔なのに、下顔面のしかも上白唇が長い人はアンバランスですから、白唇部短縮術の適応性が高いのです。そうなれば頬骨骨切りやエラ手術との前後して受ける症例もあり得ます。
顔面縦横の比は頬骨幅:顔面上+中+下長+髪で表わせます。またぞろ黄金比の5:8を当ててももアジア人では縦長の人は少ないのですが、頬骨幅が130㎜以下
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口周りの手術を段階的にしていきます。
症例は26歳女性。歯科矯正中。骨切りも予定している。赤唇部の口唇結節と口角にヒアルロン酸を入れて、口角を挙げてみた。これはシミュレーションとして有用で、このまま保ちたいので手術を検討された。計測すると、内眼角間37mm:鼻翼幅36mm:口唇幅50mmで黄金比率の5:8を参照すると目じり方向に5mm挙げるデザインが適応。手術直前に6×10㎜の三角切除二変更しました。ご覧の様に赤唇の幅があり、白唇部短縮術を受けると赤唇が厚すぎる危惧があるため、予め赤唇切除を予定した。口唇結節を細く尖らせたいため中央は3mm切除に留め、口角付近は4mm切除のデザインとした。歯牙3が下がるなら口角の内側は無理して取らなくてもいいとも考えた。白唇部短縮術は後日赤唇の厚みが判ってからシミュレーションして検討することとし
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