カテゴリー別アーカイブ: 日本美容外科学会(JSAPS)専門医

2014 . 10 . 14

小顔とは?Ⅲ -症例経過提示とボトックスについてⅠー

お約束通り、小顔の症例の2か月後と、ボトックスの説明をいたします まずはもう一度、咬筋のボトックスと、脂肪溶解注射の経過の写真をお見せします。 術前術後1ヶ月 いかがでしょう。顔面下1/3の幅が明らかに細くなっています。 前回小顔とは?Ⅰで説明しましたが、顔面の大きさは横幅です。そして、上、中、下の3点で評価します。つまりこめかみ、頬骨、エラのそれぞれの幅を、絶対値、相対値で評価するとどこを修正していくべきかが診断されます。前にも言いましたが、骨、筋、脂肪の3要素を使い分けます。 今症例では、下顎角部の幅が100㎜を超えていて、頬骨最大幅も135㎜を超えているのですが、頬骨部は骨の幅ですから、修正が難しい部位です。それに髪で隠せます。それに比して、下顎角部は骨の
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2014 . 10 . 10

片側の眼瞼下垂手術でも難しくないんです:黒目整形のメンテナンスⅡ

1週間前に、提示した症例の経過画像を提示します。 もう一度説明しますと、今回の症例は、5年前に切らない眼瞼下垂手術を受けた患者さんです。よく見ると、右側が下垂傾向が再発しています。第一眼位での見かけの二重幅も徐々に狭くなってきました。くぼみ目も治っていたのに、再発してきました。前回の写真は提示できません。 術前術直後 単純に閉瞼時で1mmラインを挙げて、右だけ切らない眼瞼下垂手術を足しました。 右内側は眼瞼挙筋が弱いと考えられ、上がり切っていません。また外側は直後は強くなりがちで、内外の開瞼バランスがイマイチです。でもこれは必ず揃います。 1週間 さて1週間後です。綺麗に出来上がりました。くぼみ目も治っています。患者さんは大変お喜びです。 この様に丁
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2014 . 10 . 1

小顔とは?Ⅱ -症例提示ー

小顔の画像提示が遅れてしまいました。 今回は、咬筋のボトックスと、脂肪溶解注射の経過の写真をお見せします。 術前術後1ヶ月 いかがでしょう。顔面下1/3の幅が明らかに細くなっています。 前回小顔とは?Ⅰで説明しましたが、顔面の大きさは横幅です。そして、上、中、下の3点で評価します。つまりこめかみ、頬骨、エラのそれぞれの幅を、絶対値、相対値で評価するとどこを修正していくべきかが診断されます。前にも言いましたが、骨、筋、脂肪の3要素を使い分けます。 今回の症例は、エラです。アッまた人間には鰓は無いのに、エラと言ってしまいました。すみません。下顎角部と言い直します。 今症例では、下顎角部の幅が100㎜を超えていて、頬骨最大幅も135㎜を超えているのですが、頬骨部
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2014 . 9 . 26

片側の眼瞼下垂手術でも難しくないんです:黒目整形のメンテナンスⅠ

今回の症例は、5年前に切らない眼瞼下垂手術を受けた患者さんです。よく見ると、右側が下垂傾向が再発しています。第一眼位での見かけの二重幅も徐々に狭くなってきました。くぼみ目も治っていたのに、再発してきました。前回の写真は提示できません。 術前術直後 単純に閉瞼時で1mmラインを挙げて、右だけ切らない眼瞼下垂手術を足しました。 右内側は眼瞼挙筋が弱いと考えられ、上がり切っていません。また外側は直後は強くなりがちで、内外の開瞼バランスがイマイチです。でもこれは必ず揃います。 次回の経過観察ではいい感じが予想されます。1週間後をお楽しみに。
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2014 . 9 . 19

片側の眼瞼下垂手術は難しいんです。→経過良好

いきなり写真を羅列します。上左図が術前。上右図が術直後。下左図が1週間後。下右図が2週間後です。 症例は26歳の女性。右上眼瞼のくぼみ目を気にされて来院。いきなり片側の眼瞼下垂が原因ではないかと問われました。「よく知ってますね!。」「「私がそう言おうとしたんです。」と私は診察を進めます。計測すると、第一眼位(=正面視で開瞼を普通にしていただくこと)で左7㎜右6㎜ 挙筋滑動距離は12㎜と正常。ご覧のとおり、右にくぼみ目があり、眉が挙がっています(前頭筋が収縮している)。 今回は三つの点を考察します。 1:眉が挙がっている場合、これは眼瞼下垂であると断言できる。頻度の多い両側例では、閉瞼時と開瞼時を比べて見なければ、どれだけ挙がっているかは患者さん本人は見えない(閉瞼時
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