カテゴリー別アーカイブ: 口元の美容形成外科

2018 . 11 . 16

人中部白唇短縮術単独症例も流行っています。

口周りの手術は最終兵器だと強弁してきましたが、これで最後の手術にしたい人も居れば、まだまだ次の計画を立てている人も居ます。結局骨も影響する症例もあるからです。去年までは骨切ったら口が余った症例が良く来ましたが、今年に入ってからは、まず私に罹って、口周りの診察を受ける人が増えました。私はベテランですから美容コンサルタントも兼ねています。やはりE-ラインを改良した方がいいなら告げます。症例によっては「やっぱり先生の言うとおりですよね!、骨が先ですよね。」さらに「実はどこそこに予約しているんですが、どうですか?。」と無理な質問をする人もいれば、「ならば、骨切り受けてからいつならいいですか?。」と真面目に考えている人も居ます。そういう人は、私が「ちゃんと経過を見せて下さいね?!」と言って待っていると
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2018 . 11 . 8

いろいろやってきて、上手くいっていないから難しい口周りの手術

またまた口周りの手術が増えています。このブログは症例紹介ですから、敢えて統計上の数字は提示しません。ブログに載せる症例は、モニター価格として部分提示で20%割引き(正しくは広告出演料のペイバック)します。だから上口唇短縮術と口角挙上術の併施では半分以上の症例がブログ提示を承諾されます。 顔面骨切り術後に口周りの問題を生じる人は多く、本症例もその一例です。中身を減らすと外身(白唇)が余るのは当然で、しかも骨を後退させると口唇全体が垂直化して正対する際により長く見えます。さらに鼻とのバランスも重要で左右の高さが合っていないのも治したい。口も曲がっている。何れにしても難しい症例でした。 症例は32歳女性。当院で注入治療等をしてきた。1年前に口唇にヒアルロン酸も入れたことあり。これまで私
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2018 . 11 . 8

口周りの手術は鼻も考慮して先が長い。

口周りの手術に邁進しています。ただこのところ、合併症症例の割合が多い様です。他院で口周りの手術を受けていい形が作れていない症例。むしろ左右差等困った症例。骨切ったら口が余った症例等。三番目のは合併症と言うより織り込み済み症例でもあります。 鼻は口唇の上です。口唇の白唇は鼻の下です。赤唇は白唇の下です。そう考えると先ず白唇を短縮して、出来れば同時に口角を挙げると、白赤とも改善し、次に鼻を治せます。赤唇も白唇短縮時に形態を変えられます。 もちろん先は長くなります。でも口周りの手術の第一人者として、誠心誠意取り組んで挙げたい症例です。口周りしか画像提示出来ませんが、実際には優しい雰囲気の可愛い女性です。今後見て行きましょう。 症例は26歳、女性。来院時口唇のティントで荒れて赤唇が
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2018 . 11 . 1

口周りの形態はいろいろな要素。上口唇短縮手術は絶大な効果がありましたが、やはりE-ラインの改善を求めて頤プロテーシス。

手術名を人中短縮術と称するのはSNS上に載っているからで正確ではありません。人中とは、上白唇部の中央にある縦の溝のことです。字の通り人の真ん中という意味です。もう一つ人中稜は顔の接合線です。人間は胎児の際に、過去の原始的動物の形態を辿って成長してくるのは皆さん知っているでしょう。顔面は両側から寄せられて作られます。鼻や上下口唇は口裂け状態から小さくなりますが、実は人中部と鼻柱、鼻尖は上から伸びて来て出来上がるのです。各突起の名称があります。上顎突起が両側から寄って来て、上から下へ伸びて来た前頭突起を人中部で挟みます。 人間以前の動物では犬の猫も人中部が割れている種が多いですよね!。だから人中部は人間の証明ですから、確かに大事な構造です。でも人中だけを短縮する手術はあり得ません。それでは
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2018 . 10 . 31

まずは人中部上白唇短縮術を施行しました。

予めメールでお問い合わせを戴いていた遠方からの患者さんで、画像も送って来られて、一応手術適性が判る様にしておいた患者さんです。 症例は25歳女性。白唇長:鼻柱基部〜赤唇炎中央=18mmと15㎜以上は長い部類。側方から見てC-カールはあり、正面像で人中は浅いが狭く、弓の形は明瞭です。E-ラインは直線上です。鼻翼幅が39㎜ですから鼻翼縮小術皮弁法を2.5㎜×2で34mmを目指したい。内眼角間距離も36㎜ですから、目頭の蒙古襞も、一辺4mm60度のZ-形成術で2.5mm寄せて33.5mmを目指したい。このように顔面の計測でプランを立てないと不自然なバランスになります。口角挙上術もしたいが一歩ずつ進めたい希望で後日としました。その際口唇幅は49㎜ですから、鼻翼や内眼角間との比率次第で引き上げ方
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