このブログのシリーズの題は、「美容外科医の家族は辛いよ!」ですが、要するに美容外科医である父と母の思い出を綴り、昨年7月に亡くなった母を追悼するためです。または生前の母のやるせない気持ちを私がここで吐き出して上げて、これでなかったことにする為です。いや、私がもう忘れてあげることで、母の家族と父への気持ちだけを遺してあげようという私のおせっかいです。
敢えて言えばここで吐き出したことは個人情報で、明かして欲しくない話しが満載です。ですが、だから、私は今や母の追悼の為にここに書き連ねてきました。最終話は母と父の紹介です。
母は埼玉県川越市出身ですが、産まれは東京都四谷区です。現在の川越市に豪農の関根家という家がありましたが、そこの次男である祖父が東京に出て財を成した際に産まれました。
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カテゴリー別アーカイブ: 美学
男らしく目力着いた!。完成!
男性をブログに提示する機会は少ないのですが、もちろん男性の患者さんが多くはないからです。男性の来院患者は当院では1割程度でしょう。ところが私の場合、眼瞼下垂手術症例は男性患者さんが1割以上存在します。いや最近では10人に3人くらいです。でも別に、私が男性患者さんを好きな訳ではありませんし、私はその方面ではありません。推してみれば、私はブログ提示症例が多く、これを見て経過と結果が判る安心感もある事。また、男性はやはりインターネットを視る機会も多いからかも知れません。もう一つ私がジェンダーへの理解が感じられる内容を心掛けて書いている点も汲んでくれているのかも知れません。だから男性にとって眼瞼は重要です。目力は男の武器ですから!、ジェンダー(男性)が使用します。
症例は25歳、男性。一流企業
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口角挙上術は受け易いよ。
口元の手術が流行っています。白唇部の長さは15㎜以下が理想とされていますから、上口唇短縮術の手術適応決定は容易です。白唇部切除は鼻翼〜鼻柱〜鼻翼だけを短縮しますから、口角が相対的に下がる事になるので、口角挙上術を併施する場合が多いのです。でも手術の侵襲度が違います。白唇部切除術後1週間は腫脹が強く、表情筋のダメージに因る運動低下も2週間かかることがあります。対して口角挙上術は内出血することはありますが、腫脹は軽度で、運動痛はあるけれど、運動制限は軽度です。そこで日程的に時間差を取って順次手術を受ける患者さんも出てきました。先日の画像を見て、今回の症例の患者さんも口角挙上術を先行することになりました。
症例は25歳の女性。口唇長=鼻柱基部〜Cupid's bow(赤唇縁の弓型)の底が16
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皮膚性&筋性眼瞼下垂症を解消し、眼裂横径を顔に合わせてカッコイイよ!
診察の度に表情が男らしく魅せてくれます。社会的態度が変わるから、適応性が高いのです。画像上の顔つきにも出ています。
先ずは画像を見ましょう。上段は眼瞼部の術前と術直後です。下段は術後48時間と術後1週間です。定番の手術となりましたが、これが自然な形態と機能を作り上げるからです。機能とは身体機能と社会的機能を含みます。
そして術後3週間を経ました。更に術後6週間の画像です。
症例をもう一度説明します。31歳の男性、先天性一重瞼=皮膚性眼瞼下垂症。何年か前に埋没法を受けているがすぐ戻った。この機能と形態では、埋没法では戻ります。挙筋筋力(=挙筋滑動距離)は12mmと正常下限値。眼裂横径25mm、内眼角間36mm、角膜中心間距離60mmと目の位置は離れていないが、
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上口唇(白唇部)短縮術と口角挙上術の組み合わせで可愛さ倍増!
口周りの手術の専門家の様になってきました。縫合法とデザインの優位性を患者さんが認知してきたからでしょう。私は北里大学医局で形成外科診療を16年、同時に銀座美容外科でも診療してきて、その後も14年間形成外科と美容外科の診療をしてきましたから、真皮縫合には精通しています。私は医師となってすぐから父の銀座美容外科医院や他の美容外科クリニックで美容外科の修練もしましたから、美容学にも造詣が深く、デザインの選択に自信があります。
こうして毎日の様に細かいデザインを検討して、説明して、手術に臨み、切っては、血を止めて、形を合わせてから、3層も縫合する時間と手間を惜しみません。3層とは深部から、口輪筋と皮下脂肪層、真皮層、皮膚表面のことです。言うまでもなく真皮縫合の時点で隙間無く合わさっているのを確
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