外科系の医師は複数回手術をポリサージェリー,Poly surgery と言います。いろいろな部位を次々にする場合。一回目手術で上手く行かなかったから、直ぐ二回目をして治そうとする場合。更に上手く行かなくてもう一回と、どつぼに嵌る事もあり得ます。
いくつかのデメリットがあります。先ず創跡の瘢痕が成熟していない3か月以内の手術は、切りにくいし、創傷治癒過程も不良の可能性があります。ですから二回目の手術は必要性に依ります。麻酔は、局麻なら数時間で回復しますが、全身麻酔は回復に数日を要します。内臓への影響です。もちろん費用や手術スケジュールの負担も重なります。何れにしてもポリサージェリーは医療資源を消費するので、患者さんの利益とリスクのバランスに依存します。
そう考てみれば、年単位(4半
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カテゴリー別アーカイブ: 人中、Cupidの弓、赤唇結節作成
さすがに最近、自粛生活が明けてから減った口周りの手術。マスク生活ならまだ出来ます。
標題は矛盾しているかも知れません。もう約2年近くになりますが、昨年の3月以来自粛生活が繰り返されてきました。多くの職域が縮小され、一部はテレワークも奨励されました。付随して対面時にはマスク着用が奨励されました。私ともは医療機関ですから診療を続けましたが、日常的に出掛けにくい風潮ですから、さすがに来院患者さんは減りました。
ところでブログを見直してみたら、私は口周りの手術を5年以上前から行ってきました。主に人中だけでは無い上白唇(鼻の下は白唇,はくしんと読む)短縮術と口角挙上(実際は口角移動)術を併施してきました。本邦で最多の症例数だったと考えられ、昨年学会で統括的発表もしました。この手術ではブログ掲示する所謂モニター症例が多い為、学会提示も容易で最多でした。ところが昨年4月から、相次ぐ
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術者の私よりも二歳年上でも可愛い女性。口元をもっと色っぽくしたいのは理解出来ます。
「目は口程にものを言う。」と云われる通り、人は目を見て相対します。でも言葉の通り、口元は話す、食べる際に動きます。やはりものを言うのは口ですから、口元にも視線がいきます。ですから表情時には、口元の動きがその個体の内面性(精神性または性格)も表出します。可愛らしさも意地悪っぽさも、相対して会話中に動きを見て感じるのです。口元の形態は加齢で変わります。白唇が伸びて赤唇が薄くなり形も貧弱になる。口角は下がります。
この1年以上は口元を隠す事が求められていますが、自分では鏡で、近しい人は時に視る訳ですから、修復するなら今がチャンスです。更に口は擬態です。口唇を医学用語でLabiaと言いますが、下もLabiaと言いますよね。似てますから?!。人間は直立動物ですから、顔面を見合ってアピールするので
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もう止まらない口周りの手術の連続。本症例は適応をよく検討しました。
私は医師ですから、診察に時間を掛けます。美容形成外科医を金儲け主義だと思っている国民が多いのですが、実際に自費の美容医療は料金が自由で同様の保険診療の2〜3倍の価格設定が大多数です。それに、患者さんは広告やインターネットの情報(あくまでも情報で知識ではありません。)を視て来院され、載っている情報は、料金表と画像と説明だけですから、価格は視ていても、診療レベルは知り様がありません。画像は私の様に操作がなくして、多くの症例をブログに経過を順に追って載せているクリニックは少なく、説明も手前味噌なクリニックが多く、診療レベルを知る当てにはなりません。
なお保険診療では価格は国が決めていますから、費用対効果は逆にばらばらです。もちろん医師や医療者のレベルはマチマチですからです。国家試験に受かって
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私の口周りの手術は最終兵器として利用されます。上白唇短縮と口角挙上術は適正なデザインで丁寧に!。
題名にある様に、ポリサージェリー(複数回手術)の患者さんで満足な結果を得られていない患者さんが、何とかしたくて、やっと私を見つけ出したのです。やはり、最終的に満足な結果を得る為には私に罹る患者さんが何人もいらっしゃいます。私は最終兵器として利用されています。
この様な患者さんは、これまでの美容治療の経過=手術歴が重要です。アナムネーゼと言って病歴ですが、既往歴とも言います。美容医療以外では、アナムネが大事で診断に半分以上寄与します。診断は治療方針を決めるためにあります。診断の目的は、カルテに書いて費用を決めるためではありません。美容外科手術に於いては、これまでの手術歴と施行者が解らないと、私の治療プランが立てられません。これまでに何が為されているか判らないと、解剖学的な構造がどのように
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