中華人民共和国出身の患者さんが戻りつつあります。とは言っても日本在住者です。逆に中国には帰れないので、美容医療を日本でしか受けられないのでしょうか。
私は日本人です。日本人は東アジア人で、いわゆる黄色人種です。人類の人種を三つに分けると、他にも派生種はあるにしてもアジア人はモンゴロイドと呼ばれます。そして東アジア人は新古のモンゴロイドが混血しています。新モンゴロイドは、シベリアか満州で寒冷地適応で変異した民族ですが、一重瞼と非わきがを特徴とします。最終氷河期後に南へ移動して東アジア人と混血しました。日本には古墳時代までに少しずつ移動しました。中国では、その後も満州族の清国人と漢民族は混血しています。
人種間で顔面や身体の特徴は厳然とありますが、環境因子も影響しますし、加齢変化も必
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カテゴリー別アーカイブ: 富士山型予防
さすがに最近、自粛生活が明けてから減った口周りの手術。マスク生活ならまだ出来ます。
標題は矛盾しているかも知れません。もう約2年近くになりますが、昨年の3月以来自粛生活が繰り返されてきました。多くの職域が縮小され、一部はテレワークも奨励されました。付随して対面時にはマスク着用が奨励されました。私ともは医療機関ですから診療を続けましたが、日常的に出掛けにくい風潮ですから、さすがに来院患者さんは減りました。
ところでブログを見直してみたら、私は口周りの手術を5年以上前から行ってきました。主に人中だけでは無い上白唇(鼻の下は白唇,はくしんと読む)短縮術と口角挙上(実際は口角移動)術を併施してきました。本邦で最多の症例数だったと考えられ、昨年学会で統括的発表もしました。この手術ではブログ掲示する所謂モニター症例が多い為、学会提示も容易で最多でした。ところが昨年4月から、相次ぐ
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いろいろな美容医療を受けてきても、上白唇が長いのは明白で、今回二段階で短縮しました。
私は粗製濫造しません。丁寧に手術します。ところで、手術に臨む前段では広告やSNSが誘引する手段ですが、私は唯一ブログだけで紹介しています。そこでは詳しい説明と歴史まで記載して、真面目な啓蒙活動をしています。本来美容医療は患者さんのためになる筈ですが、間違った情報は患者さんの為になりません。何故そうなるかと言うと、美容外科の患者さんは本当の意味での口コミ(オープンにして伝える)を控える人がほとんどですから、美容医療クリニックは自らの優位性を広告して誘引するしかないのです。その中で、私はちゃんと学会でも認められた医学情報をブログで提示してきました。
こうしていざ患者さんが来院したら、多くの患者さんは私のこのブログを視ているから、知識を持ってきます。でも患者さんは一人一人違う顔です。私は理想
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人中だけでない白唇短縮術追加を求められました。頤が短いからそちらも治しましょう。
私は口周りの手術の専門家の如くに、SNS上で囁かれている様です。違うってばあ〜!。上白唇短縮術を始めたのは5年前です。メキシコ出身の USAの有名な美容外科医が国際皮膚科学会誌に発表した論文 '2003Jun;2(3):303-6.The upper lip lift using the 'bull's horn' approach Oscar M Ramirez' を読んで始めました。口角挙上術も、5年前に韓国の医師がデモ手術 ,Live surgery をして見せてくれてから飛びつきました。当初の症例では上白唇短縮術を単独で、その後は多くの(約3/4)症例で口角挙上術を併施しました。1例目も2例目も今でも私に罹っています。本症例も2年前ですが、一回目が落ち着いてからは来院せず、久し振りに
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口周りは口から鼻まで。骨、口、鼻翼、鼻尖、鼻唇角プロテーシスの順に来て、白唇短縮術を追加しました。
本症例は上の題名にある様に口周りの手術に邁進してきました。それもこれも上下顎分節骨切り術の影響で、バランスが崩れた口元を治したかったからです。口はストン、ペタンっとするし、頤は前にあるのですがE-ライン的に鼻の高さが足りない。鼻翼は骨切りの結果弘がった。バランスを取るのが難しい症例です。でも一つ一つ治して来て、今や素敵な中下顔面を造り上げられました。その一部始終を魅せていってくれる。それより何より、私が行う白唇短縮術の結果に満足しているから、今回追加切除を希望された訳で、では人中を含めた白唇短縮術の説明を下に加えます。
これまでの手術経過から載せます。当初口周りの手術3点セットも適応でしたが、初回は白唇部切除術と口角挙上術に専念しました。人中部白唇短縮術の結果は21㎜だったのを5㎜切除
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