加齢性変化は皮膚の菲薄化と伸展が本態で、部位別に形態変形を来します。深部組織の加齢性変化も当然ありますが、顔面では上眼瞼挙筋の伸展弱化と歯牙歯槽の退縮が動的な形態変化を来すくらいです。鼻はどのようなメカニズムで拡がるのかは解明中です。
皮膚皮下組織の伸展は、やはり顔面の中でも薄い部位に起きやすいのですが、皮膚皮下組織は一定の区画ごとに深部組織(骨格、表情筋や咀嚼筋群、筋膜)に固定されています。例えば眼瞼は眼窩縁に、口周りは歯槽骨や表情筋群に上方が固定され、延びた皮膚皮下組織は下に垂れ下がります。
眼瞼は浅葉が皮膚皮下組織で、深葉が挙筋群と眼窩脂肪で、どちらも伸展することがあるから眼瞼下垂症のメカニズムは精細です。口周りでは、鼻の下が固定され、伸展します。口角部は挙上筋群に引き上げ
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カテゴリー別アーカイブ: 口角挙上術
とてもこの年齢に見えない美人。口周りから手術開始。
最近、来院される女性に美人が増えています。二つの要因が考えられます。一つは美容医療に罹る患者さんが増えたから。ダメノミクスが国民の一部には効果をもたらして、経済力に余裕ができた人が居ること。インターネットでの情報(あくまでも情報であり知識は希薄)により、目にする機会が増えたから、身近になったからです。その意味ではこのブログも寄与しています。もう一つは、口周りの手術を受ける患者さんは、いつも私が書いてきた様に”最終兵器”として罹るから、他は大体出来上がっている人が多いし、”最終兵器”まで到る患者さんは美容的センスが旺盛だからです。美人になりたい。美人でありたい。美人を保ちたい願望を持つことは美人の条件です。逆に美人はより美人になる資格があります。その意味で本症例の患者さんは合致します。
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口周りの手術の集大成。初めての鼻尖増高術と口角挙上術に続けて、人中部白唇短縮術。
このところ二次修正手術が増えました。口周りは私が上手だとの評判が立っているから、様々な点でのお治しが求められます。このブログで偉そうに書いているだけでなく、読者の皆さんが理解されているからで、修正術が増えるのは、私としては仕方ないというか自業自得だと考えます。いや患者さんが修正術を受けられることによって安心されるなら、私も嬉しい限りです。
もう一つ真面目なんです。診察と計測を丁寧に時間をかけてします。その上30年以上の美容外科医の経験から美容学が身に付いていますから、その観点に基づいた顔面の形態とバランスを詳しく説明し、診断に基づく治療をしています。
近年何とかミクスのお陰で、美容医療の患者さんが増加傾向です。当院でも最盛期です。私も過去30年で一番、父の時代を含めても50年ぶり
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鼻は口周り。可愛くする方法の一つです。
本症例は初診時には楽しく診療しました。結構フランクですが、やりたいことの主張が強く、巷間いわれているように私もそうなので、二人で丁々発止の診察でした。こうして密な診療の結果、適応が高いと考えられ、手術に至りました。術前の計画は看護師に任せて静脈麻酔の希望も汲み、麻酔医が立ち会えるようにスケジュールを立てました。
ここでいつもの私のモットーです。美容外科治療は人格を豊かにする為にあります。美容医療を何らかの目的を持って受けても、目的を達成出来るとは限りません。例えば可愛くなると稼げるかと言っても、私は銀行員ではありませんから出来ない相談ですし、可愛くなってもてたいと言っても相手を充てがう事は出来ません。ただし内面的人格が高くても、外面的人格つまり美貌が足りないと感じている人は沢山居ます。
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口角挙上術は結果が見えますから楽しみです。
ブログに詳しい説明を書いても、難しくて理解できないとの感想が聴かれます。内容に少なからずの専門用語,Technical term が混じっていますが、できる限りかっこ書きや注釈、時には脚注で一般用語に言い換えているので内容は簡単でも、長いから読むのが面倒なだけでしょう。時折、用語の説明が足りないこともあります。お許しいただいて読み飛ばしてください。
過日に家で勉強クイズをしていて、私はごちゃごちゃと派生する知識を披瀝していました。やはり長男や次男に「相変わらずうんちくばかりうるさいなあ!。」と疎まれ、私は「ブログなんかもっとうんちくだらけだぜ!。」と切れました。妻が「ブログばかり書いていて仕事してんの?」と混ぜかえすから私「日中は手術しているかブログ書いているかばっかりだ。大変なんだけ
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