カテゴリー別アーカイブ: 日本美容外科学会(JSAPS)専門医

2019 . 1 . 19

口周りの手術3点セットも適応ですが、今回は白唇部切除術と口角挙上術に専念しました。鼻翼縮小術を後日追加可能な症例です。

症例は34歳女性。上下歯槽骨切り術(セットバック)後の口周りの余剰が気になって来院。歯科口腔外科で手術を受けた。もちろん4抜き。歯槽弓が角張り、両サイド(3−3間)が平面的になり長い白唇が余計に長く見える。白唇長21㎜と確かに長い。骨切りの結果口は出ていないからE-ラインは直線上にある。5㎜切除。セットバックの結果もあって人中が浅くなった。弓もなだらかになった。上口唇結節(赤唇中央の膨らみ)がなくなった。両側鼻柱基部の部位で白唇を1㎜寄せて作製しましょう。 内眼角間29㎜:鼻翼幅40㎜:口唇幅50㎜で口角は横に3㎜上の3㎜を求めて45度方向に5㎜挙上する予定。 実は術前日になって鼻翼縮小術の併施も希望された。上にある様に40㎜なので適応で、両側鼻孔底に幅2.5㎜の皮弁を作り6㎜縮
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2019 . 1 . 17

本年第一番目の口周りの手術症例の提示です。今年も誠心誠意丁寧に手術します。

平成という元号も最後の31年、西暦2019年です。本年も忙しそう。昨年は口周りの手術に終始しました。日本国が現政権になって6年。私は(私に限らず)反知性主義政権を好ましく思いませんが、何とかミクスと称するまやかしの経済政策は、格差を拡大しながらも、一部に一時的な金銭的余裕を産み、本来不要不急である美容外科医療にも流入しています。外国人(中国が主)のインバウンドもなんとかミクスに因る円安の派生です。今や当院の売り上げの半分近くを占めます。もう一つ、国民の意識として美容医療に対する忌避観念が払拭されて来たからでもありますが、これも経済的高揚があってこそです。私は失われた30年間と共に、苦しみながら美容形成外科医療に携わって来ましたが、この何年かは様変わりしています。 先日患者さんに「先生は
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2019 . 1 . 14

昨年末は同時手術が週に5件。白唇短縮術と口角挙上術、他にも有って年越しで供覧。

今年もあと数日。大阪院での最終手術の症例となりました。まだ平成18年の症例統計を採っていませんが、おおよそ年に150例の口周りの手術を施行しました。それに今週は5例でした。もしこのペースでいけば年に250例です。それじゃ体力が持ちません。この手術は集中力を要しますから結構疲れるんですよ。いやあ〜!、だからこそ好結果を得られるのでしょう。今年も頑張りました。 そして平成30年最後の口周りの手術の患者さんは私を探してきた嬉しい患者さんです。父の時代(私も手伝っていた時代)に罹っていた人で、口周りの手術の医者を探していたら、よりによって私に行き当たったのです。ブログの紹介文にも書いてありますから、見出せたのでしょう。 昨年末に顔面何部位か脂肪吸引を受けた。目頭の創跡あり。17年前銀座美
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2019 . 1 . 10

3点セットを久し振りに載せます。

昨年の最後の提示症例です。年末年始は休んだので今年になってまとめて載せます。口周りの手術とは言っても、全部載せの大変な手術です。術者もですが、患者さんも大変で、しかもダウンタイムが長い。結果がなかなか見えてこない手術です。 人中部白唇短縮術はブログ提示でも定番の手術で、結果は見えます。相対的に口角が下がらない様に挙上術を併施するのも定番です。私は初診時に診察する際に、顔面のバランスを計測します。医者は治療の為に診察します。特に顔は人それぞれで個体差が大きく、だからより適切な治療法を選ばなければ、美しさは作り出せません。誰にでもおんなじ手術を勧めるチェーン店系美容外科医はその素養を持っていません。だってチェーン店の医師は広告に無い診療内容は出来ないんだもの。仕方がないのです そうし
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2019 . 1 . 9

瞼頬溝から目尻には若年者でもPRPが最適!。キーワードは眼窩。確かに綺麗!

目の下とか上、鼻の下とか横。口の下等顔面の部位を示す際に部品名を使わずに称する事がありますが、上下左右は際限なく長いのでどこを指しているのか判りません。顔面は解剖学的構造が細分化されていて夫々の部位に名称があります。部位ごとに境界があるのです。 眼窩とは目(眼球)の周りでまぶた(眼瞼)で覆われた部位です。開いている目の下と上ですが、眼窩とは読んで字の如く眼球の入っている窩(くぼみまたは孔)です。窩は骨で包まれた箱ですが、中には眼球の他に血管や神経や筋もある他に、前には軟部組織の蓋(つまり眼瞼)があります。そして上に書いた様に眼窩の前とその周りには境界があります。眼窩前縁の骨の円周から軟部組織のなかを皮膚にに向かって靭帯が立ち上がっているからです。それは眼窩隔膜と眼窩支持靭帯,Orbit
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