ハム状態とは重瞼線が広く、食い込みが強く、線の下の前葉が余って膨らんでいる状態です。ボンレスハムを糸で縛った様な締め付けが見られるのを称します。もう一つの説としてはハムスターのハム太郎みたいなまぶたに似ているというのもありますが、定かではありません。
もちろん自然状態ではあり得ない形です。約5年前に美容皮膚科で埋没法を受けて、直ぐ外れて切開法を受けたらこうなりました。今だにこの様にしてしまう医者が居るんですねえ。特に最近他科から(皮膚科は専門外)転向した医者がやってしまう事がある様です。
切らない眼瞼下垂手術=黒目整形基本形=NILT法でハム状態を解消したのが約一年前。中期的結果は大変良くてお悦びでした。下左が昨年の術前で下右が術後3ヶ月です。
ところが今回、前回の
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美容医療の神髄-歴史秘話第95話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その70”「銀座から地方都市へ13:美容形成外科医」
私が医師16年目、時は平成14年、2002年にA美容外科を開設していた前後の事ですが、地方中都市チェーン展開の話題に移りました。3院あるうちの一つ、松本院の話を始めたら信州大学形成外科を訪問した際の話題に移りました。眼瞼下垂の゛研究者゛としての第一人者である松尾教授との面談について書きました。今回その続きから。
話の中で、術式についての質問には答えませんでした。考えてみれば、松尾教授の形成外科医グループへの貢献は、眼瞼下垂症の術式そのものにあるのでは無く、普及に力を入れたことにあるのです。これは美容外科・形成外科診療、美容医療全体の方針を転換する分岐点の一つになったと考えられます。
実はその数年前から、松尾先生はマスコミに露出するようになりました。マスコミは学術的優位性など知る由
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ハム状態にしてしまうと治すのに一苦労。1年越しで切開法へ至りました。:その二
今回の症例患者さんは一年越しの治療経過となりました。ヘタクそな他院でハム状態にされたので改良を図って来ました。その一で昨年の経過を、コピペではなく改変を加えつつ再掲しました。その二は先日の手術の説明を載せます。
切らない眼瞼下垂手術=黒目整形基本形=NILT法でハム状態を解消したのが約一年前。前回の如くの経過でお悦びでした。ところが今回、前回の手術から約9ヶ月後には、下左画像の如くハム状態が再発傾向にありました。それでは切開をするべきか?、切開した方が良いのは間違いないのですが、「折角前回切らないで出来たのにい〜!。」と思うのは私の勝手な言い分です。
患者さんは経過を知っていますから、やはり切開をして確実に持続的に治したいとの希望を述べられました。「その通りですね。」私は速やかに
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ハム状態にしてしまうと治すのに一苦労。1年越しで切開法へ至りました。:その一
こうしてしまうと修正が難しい。それでも少しでも良くしたい。症例患者さんはさ迷います。運よく当院に辿り着いたので、私は「これは困りますよね。どうにかしましょう。」と、問いかけました。そして昨年切らない眼瞼下垂手術=黒目整形で治しました。治しましたが再発しました。そこで約一年の経過を診てきてついに切開法眼瞼下垂手術=もう一つの黒目整形を施行しました。今回の症例提示をするに当たって昨年から経時的の説明して行きたいと思いますが、長くなると読み難いので2回に分けます。
症例は26歳、女性。5年前新興の(若い=経験不足)美容皮膚科クリニックで重瞼術埋没法を受けたのち、眼をもっと大きくしたいとの希望で再診したら、何故か切開法でやたら広い二重にされた。約1年前に当院を受診しました。ダウンタイムの要請も
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美容医療の神髄-歴史秘話第94話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その69”「銀座から地方都市へ12:美容形成外科医」
私が16年次に開設したA美容外科大分院は一応チェーン店みたいなクリニックですが、ほとんど常勤で廻していました。他に、4カ所程地方院がありました。チェーン店を模しているのですが、地方中都市での展開では全国展開のチェーン店の様な有用性はありませんでした。地方中都市のチェーン店もどきとしてのA美容外科の説明に戻ります。
何故もどきなのかは前三回の説明に基づきますよね。チェーン店のビジネスモデルは、全国的広告展開のコストを地方大都市が受け皿となり売り上げて元を取る。そのうち地方中都市には規模を縮小しながら進出してそれなりにシェアーを増やしていくのが方法論です。医師を始めとした人員配置は各院分には不足で本院から派遣したり、程度の低い安い医師を置くか(先日問題となった高知の院でも無関係な医師が院長
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