今回の症例患者さんは一年越しの治療経過となりました。ヘタクそな他院でハム状態にされたので改良を図って来ました。その一で昨年の経過を、コピペではなく改変を加えつつ再掲しました。その二は先日の手術の説明を載せます。
切らない眼瞼下垂手術=黒目整形基本形=NILT法でハム状態を解消したのが約一年前。前回の如くの経過でお悦びでした。ところが今回、前回の手術から約9ヶ月後には、下左画像の如くハム状態が再発傾向にありました。それでは切開をするべきか?、切開した方が良いのは間違いないのですが、「折角前回切らないで出来たのにい〜!。」と思うのは私の勝手な言い分です。
患者さんは経過を知っていますから、やはり切開をして確実に持続的に治したいとの希望を述べられました。「その通りですね。」私は速やかに
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カテゴリー別アーカイブ: 美容外科学
ハム状態にしてしまうと治すのに一苦労。1年越しで切開法へ至りました。:その一
こうしてしまうと修正が難しい。それでも少しでも良くしたい。症例患者さんはさ迷います。運よく当院に辿り着いたので、私は「これは困りますよね。どうにかしましょう。」と、問いかけました。そして昨年切らない眼瞼下垂手術=黒目整形で治しました。治しましたが再発しました。そこで約一年の経過を診てきてついに切開法眼瞼下垂手術=もう一つの黒目整形を施行しました。今回の症例提示をするに当たって昨年から経時的の説明して行きたいと思いますが、長くなると読み難いので2回に分けます。
症例は26歳、女性。5年前新興の(若い=経験不足)美容皮膚科クリニックで重瞼術埋没法を受けたのち、眼をもっと大きくしたいとの希望で再診したら、何故か切開法でやたら広い二重にされた。約1年前に当院を受診しました。ダウンタイムの要請も
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美容医療の神髄-歴史秘話第94話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その69”「銀座から地方都市へ12:美容形成外科医」
私が16年次に開設したA美容外科大分院は一応チェーン店みたいなクリニックですが、ほとんど常勤で廻していました。他に、4カ所程地方院がありました。チェーン店を模しているのですが、地方中都市での展開では全国展開のチェーン店の様な有用性はありませんでした。地方中都市のチェーン店もどきとしてのA美容外科の説明に戻ります。
何故もどきなのかは前三回の説明に基づきますよね。チェーン店のビジネスモデルは、全国的広告展開のコストを地方大都市が受け皿となり売り上げて元を取る。そのうち地方中都市には規模を縮小しながら進出してそれなりにシェアーを増やしていくのが方法論です。医師を始めとした人員配置は各院分には不足で本院から派遣したり、程度の低い安い医師を置くか(先日問題となった高知の院でも無関係な医師が院長
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Diamond型の鼻尖(鼻の頭)に出来ました。
本症例ではまず、術後三ヶ月の美しい外鼻形態の画像を載せます。ポイントはダイアモンド型の鼻尖です。外鼻は全体のバランスが求められますから、目隠しで鼻稜まで描出します。
上図は左から、正面、左斜位、左側面像です。本症例患者さんは顔面の容貌の均整がとれていて、(魅せられないのが残念です。)外鼻だけがイマイチだったのですが、今や美人が完成しました。
下からの画像も見ましょう。創跡の線状陥凹瘢痕は目立たないでしょう!。
それでは、術前と術後3ヶ月の比較画像を説明します。
正面画像でのダイヤモンド型とは鼻尖の周りにある影がタイヤモンド型です。術前には不明瞭ですが、術後画像では鼻尖真ん中にあるハイライトが凸。両側ダークです。影の形は上方に向かってすぼまり、下
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二分鼻尖(鼻の頭)の改善だけで普通にできます。
Bifid nose と洋語で書いて、訳すと二分鼻尖と訳します。先天性疾患の病名で口唇裂の伴うことが多いので形成外科領域ではよく使われる言葉です。
知っての通り、顔は胎児のときに両側が離れていてだんだん中央に寄ってきます。中心線はその際に合わさるのですが、口唇裂は鼻孔の底から上口唇が合わさらなかった結果です。当然鼻尖も軟骨が離れています。これが二分鼻尖Bifid noseです。
しかし、先天性疾患ではなくても、鼻翼軟骨が離れている人は少なくないのです。鼻翼軟骨の形は鼻尖の形として顕われます。鼻尖の丸い人の中の多くは二分鼻尖に近いのです。
私は、鼻尖が大きいと訴える人の中で、はっきりと隙間を触れる人には、両側の軟骨を縫い寄せる手術を第一選択としています。ついでに耳介軟骨を入れ
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