カテゴリー別アーカイブ: 美容外科学

2022 . 11 . 30

広範囲剥離Jowl Lift が大流行りです。手術時間が長くはなく、ダウンタイムも1〜2週間で、持続効果は充分。

今や大流行りとは、言い過ぎか?。でも私の中ではブームです。先日、JSAPS日本美容外科学会(形成外科系)元上司のDr Ut.やリッツのDr H.に会い、一言頂きました。「広範囲剥離リフトは靭帯法の次に効くし、後戻りも少ないですよね。」お墨付きです。それに靭帯法は長時間(約8時間:当院にバイトに来ていて、帝国にバイトに行っているDr K.が経験済み)かかるので費用も莫大です。ちなみにJowl に対しては広範囲皮下剥離リフトの方がSMAS法よりも効きます。データはDr Ut.が示しています。最近月一位の広範囲剥離リフトをしてきましたから、上達しました。当初は4時間以上かかっていましたが、今や4時間以内に終わります。当院では原則的に手術時間は3時間45分ですが足ります。そしてなにしろダウンタイムが
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2022 . 11 . 30

切開リフトで挙げた部位に、追加で挙げたいなら、合間に適時スレッド(糸)リフトもありです。

リフト手術は剥離が肝腎です。皮膚またはSMASを剥離して、引き上げた位置で皮膚の裏面と脂肪層の面を癒着させることです。線(糸)や傷の癒合に依存しないで、顔の表面を持ち上げられます。そして癒着した面は、すぐには外れません。逆に数ヶ月後には拘縮して、より強くなる症例も多く診られます。剥離操作がリフト手術の質を担保します。 そこで糸リフトは線ですから、持続性がありません。ネット上に、線状に癒着を起こして拘縮させるという売り文句が見られますが、面状の癒着に比べれば、百分の一程度の効果と持続性しか求められません。 しかし、剥離操作による面は拘縮の程度にばらつきが診られます。例えばJowl は平坦化しても、後方にその弛みが持ち上げられて、咬筋付近が段々になったり、こめかリフトでゴルゴ線を無くしても、
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2022 . 11 . 29

広い二重にされて、眠そうな目状態が起きたら、改善法としては切らない眼瞼下垂手術=NILT法=黒目整形が最適です。

このところ、切らない眼瞼下垂手術がよく載りますね。当院のオリジナルの手術です。約15年前の発明当初には、その名の通り、切らない眼瞼下垂手術と称していました。その頃私は、吉祥寺クリニックで診療していたのですが、術後の患者さんが来ました。池田先生は学会発表をしていましたから、私もどの様な手技かを知っていましたが、あんまり開いていない、今イチ効果が看られていない症例でした。その後、私がどのように説明するか知る為に、スパイ患者を私の下に送ってきました。私は「多分此の様な手術は効く訳が無いよ!。上手くいく訳が無いぜ!。」とほざいた記憶があります。 その後、私はクリニックを畳んで、お里でもある銀座の当クリニックに却って来る事になりました。池田先生には歓迎されました。丁度学会発表時にも仲良く議論した後でし
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2022 . 10 . 25

Jowlと下顎下には広範囲剥離皮下リフトが効果的です。Jowlに脂肪注入されていて、予め吸引を要しました。

数年前から、私の中で広範囲皮下剥離リフトは定番です。一種のブームです。ところで費用を決める手術名はMACS Liftとしています。フルネームではMinimal Access Cranial Suspension Liftです。訳すと最小の切開で頭蓋骨に吊り上げるリフトです。剥離範囲は関係ありません。顔の軟部組織を、支えるために骨という硬組織に引き上げて吊り上げる方法は、これも定番で、しかも比較的安全で別に難しい手技ではありません。また、切開が少ないのは患者さんに受けが良いのでしょうが、当然剥離が難しいから手を抜かれます。確かに剥離範囲が広いと止血が難しく、また剥離操作は層を一定にするための技術を要します。ですが私は、そのために修練して技を磨いてきました。クリニックのスタッフは学術的に勉強して
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2022 . 9 . 19

久しぶりに口角挙上術の単独症例をお見せします。口角部の筋皮弁形成術と考えてみましょう。美容形成外科医の真骨頂です。

またまた表題に難しい事を書いています。患者の皆さんは皮弁形成術とは何?。ってポカンっと口開けて聴いているくらいなのに、頭に”筋”が付いて”筋皮弁”とは、皮なの?筋なの?、弁って弁当じゃあるまいし?、ああっ、心臓の弁の事?。とか訳が判らないって言われそうです。 最初に種明かしします。私が行なう口角挙上術は、口角の上に挙上点を決めて、口角の上の白唇の皮膚と皮下脂肪を三角形に切除します。その後口角部を挟む赤唇縁を皮下(皮下脂肪は無い)の口輪筋まで横向きのV型に切開して、元の口角を新しい口角まで持ち上げて縫う方法です。ですから、口角部の三角形は赤唇の粘膜と筋を外側から外す、つまり血行を遮断するから、皮弁形成術と言え、筋も含むから筋皮弁形成術と無理矢理考えました。 皮弁とは何かを説明します
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