症例は29歳女性。白唇長17㎜だが上歯槽が前突でモッコリした白唇。そのために赤唇も中央が突なのに対して口角が下がっている。鼻と頤はあるので口唇はE-ライン状にありモッコリ感の原因は歯槽の前突が原因である。
本症例の様な口唇、上下赤唇と白唇その上下の鼻と頤の配置に対しては、やはり白唇短縮術が適応である。口角は既に下がっているので挙上術は必須と言えます。
通常は白唇短縮術と口角挙上術併施した方が、ダウンタイムを一期間で済ませる事が出来るからお奨めしますが、本症例の患者さんは怖がりです。じゃあやんなきゃいいのにとも言えないし、別々のスケジュールで行なう希望を汲みました。
この数年私の口周りの手術は日本中(外国在住の人もしました。)で評判を得ていて、北は北海道から南は九州までの患者
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鼻の手術は美しくするのが面白い。標準的な楽しい結果で綺麗!
これまでにも美容外科治療を受けて来た患者さんです。眼瞼は見事に出来ました。綺麗です。あくまでも違う板に載っています。
当初から、鼻根が低く・・、1年前から当院でヒアル、糸を入れてみたが消失。 鼻尖二分軟骨。縫合要。鼻稜の延長線上に高くしたいので軟骨2枚。鼻稜はプロテーシスを鼻根まで欲しい症例。
顔の部品は、両側から内側へ向かって移動して作られていきます。胎児の成長は動物の進化に沿ってくるのはご存知でしょう。魚類から爬虫類、哺乳類、霊長類と進化していく課程を追って人間になっていきます。お魚は目が両側にあります。もっともヒラメとカレイは片側にあってこれは進化です。爬虫類、哺乳類になると目は前に来ます。でも草食動物は肉食動物から逃避する為に広い視野を確保するために、まだ目は離れています
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やはり口周りの手術は最終兵器。
細かい事は書きませんが、顔面のいくつかの点を改善して来た患者さんです。その結果顔立ちがキリッとして綺麗です。所謂目鼻立ちも元々はっきりしています。そうですと、残りは口元のバランスをさらに最適化したくなるのでしょう。私がいつもブログで細かい計測値や比率を提唱していますから、患者さんは理解して来院されました。今回術後3ヶ月でまとめて掲載し直します。
先ず診察しました。症例は28歳、女性。人中部白唇長17㎜。上顔面57㎜:中顔面59㎜:下顔面61㎜と比率的に下顔面がそんなに長くはない。ただし上口唇(鼻柱基部〜赤唇)25㎜:下口唇〜頤36㎜と黄金比率の5:8よりも上が3㎜長い。従って上口唇短縮4㎜切除を適応出来る。赤唇はカールしているが白唇は直線的なので外反(C−カール)が欲しい。人中は浅くC
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満を辞して口周りの手術。もともと定番の人中部白唇短縮術と口角挙上術
一目見て長い症例です。初診は昨年秋で授乳中でしたが、診察だけしました。
症例は39歳女性。人中部白唇長(鼻柱基部~Cupid's bow赤唇縁の弓型の底)21mm。十数年前に他院で眼瞼切開。目頭の蒙古襞は拘縮し、眼裂横径25mm:内眼角間37mm:角膜中心間64mmと数字的に離れていて、吊り目になっているため治すべきだとサジェストした。白唇は15mmを目標に6mm切除を希望。E-ラインは下口唇が5mm前方。上口唇はE-ライン上だが薄くなった。赤唇はバランスが取れている。外反は軽度希望。人中と弓は明瞭で結節もある。顔面部品横サイズが内眼角間37:鼻翼幅38mm:口唇幅47mmで口角は40度6mm挙上が適切とプランを立てた。 本年に入って断乳出来たため再診。目頭は後日とし34mmを目標にす
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出た~、また2回目の白唇短縮術
人中短縮術との手術名が横行しています。人中部だけ短縮すると富士山型になります。私は両側鼻翼基部(鼻翼の下)の間を同じ幅で切除するから富士山になりません。そのデザインでは鼻翼の横に皮膚が余るから、これを治すため傷が長くなりますから縫合が下手な医師には好まれません。実際非形成外科医が手術した痕で、形も良くないし、傷痕も幅が出てしまった症例が、引っ切り無しに私を訪れます。そもそも傷跡は長かろうが短かろうが、幅が出来たら見えるのです。逆に言うと幅が拡がらなければ顔面の前に傷跡があるこの手術(他には眉下だけ)でも見えなくなります。
それには真皮縫合の丁寧度と精密度に尽きます。毎日口を酸っぱくしての強調しています。美容外科医のうちチェーン店系の医師共は新人から就職するか他科からの転向者がほとんどで
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