2014 . 7 . 31

鼻の美くしさⅲ:アップノーズとショートノーズ。部分とバランス

前回鼻手術

やはり、術後1週間では、腫脹、内出血、挙上など求める結果とは、乖離が大きすぎるため、写真を提示しませんでした。

1ヶ月の診察に来院されましたので、公開します。写真の角度の為に成果が良く見えないのが残念です。

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上3図とも術前

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上2図が術後1ヶ月

鼻尖の位置をわずかに下げました。同時に鼻柱の位置も下になりました。正面像で鼻柱基部と両側の鼻翼基部の位置関係をよく見て下さい。術前では、3点を結ぶと上向きの三角形になっていますが、術後では、直線になっています。

このような、微妙な変化は気づかれにくいものですが、実は印象を結構変えます。鼻翼に比べ、鼻柱が下にある。つまり、下向き三角形になっている鼻を最近では、矢印鼻と呼ぶようで、理想とされています。綺麗な鼻の代名詞のようになっています。父が昔、「美人鼻」と呼んでいました。

多くの症例では鼻柱が上にあり、いわゆる喰い込んだ鼻ですから、矢印鼻まで下げるには鼻柱下制術または延長術という、硬い軟骨を縦に入れる手術を要します。結構面倒な手術で、しかも、曲がったり、硬かったりでトラブルの多い手術です。

今回は鼻の軟骨の上に耳介軟骨を2枚重ねで乗せることで、鼻尖から鼻柱を下げました。この程度の手術なら、手間はかかりませんし、曲りなどのトラブルは生じ得ません。それに、耳介軟骨のカーブは、鼻尖のカーブに何故かぴったり合います。ご覧の様に、斜めから見て、鼻尖から鼻柱が自然で綺麗なカーブを作り、正面像で見られるように、鼻尖部のハイライトとシャドーが四角からダイアモンド型に変化します。綺麗な鼻尖の輪郭を見ると、六角形またはダイアモンド型に見えます。この手術ではそこはできています。下がりは水平までですが、術前と比べ、品が出ています。

この様な微妙な形の変化が、鼻の手術では大事です。もちろん術前の生来の形が千差万別で、どんなイメージの鼻にしたいかも、千差万別です。鼻は顔の中心にあり、気品から、やぼったさまでを表現します。イメージは、内面性(性格)や社会性、出自や経済性、人種や生物種への比喩さえ表現しえます。だから、誰もが「美人鼻」であればいいというわけではありません。私は長年様々なケースに対応して、対処してきました。ですから、一症例提示だけでは一部しか語れませが、言いたいことはお解りいただけたと思います。今後も鼻の症例を提示する機会を作りたいと思っています。

 

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