2016 . 8 . 24

スタッフにスレッドリフトして明るいクリニック

リフトの効果は画像では解りづらいのですが、本物は綺麗です。明るい画像をお見せします。

これまで2回スレッドリフトを行いました。スタッフですから、若い医師の練習を兼ねています。でも、結構効いています。まずはこれまでの画像から。

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上左画像は術前で、私が「下膨れ顔貌を治そう!」と提案したのです。こうして見ると確かに口角の横の顔面輪郭が膨らんでいます。加齢者なら所謂Jowlと称する部位です。(Jowl:顎の弛んだ膨らみ)更に中顔面で鼻唇溝が年齢の割に気になります。

上右画像がJowlを3D&コグリフトしたところ顔面輪郭のカーブが綺麗に描かれています。

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今回鼻唇溝を目立たなくするべく、コグリフトを追加しました。こめかみから、鼻唇溝の線の外側に向けて2本ずつ挿入しました。

上右画像の術後顔貌では、ちょっと笑顔を作ってくれました。そりゃあそうです。綺麗になって嬉しく無い人はいません。笑顔で表情筋を作用させているのに鼻唇溝が浅いですし、法令線が丸いので暗くないです。

ところで、口角を斜め上に挙げる表情筋は頬骨筋、上に挙げる筋肉は口唇鼻翼挙筋、横に広げる筋肉は笑筋です。表情には、随意的表情筋の収縮と不随意の表情筋収縮があります。感情や情動が生じた際に、考えること無く動くのが不随意的表情で、感情を表現しようといて、意図して動かす作り笑いなどが随意的収縮です。

何しろ顔は自分では見えないので運動のコントロールが難しく、不随意的収縮では知らないうちに表情筋が収縮しているので、適当に何となく動いています。したがって、上画像で口角が上、やや斜め上、横に動いているのは不随意的表情でしょう。決して作り笑いでは無いと言うことです。因みに随意的収縮=作り笑いや嘘泣き、怒るふり等では、片側が強く収縮して、顔が曲がることが多いので判ります。財務大臣が典型的です。

脳の意識下での信号は、利き顔側が強く発せられます。私の統計では利き手と利き顔が75%で一致します。これを森川(昭彦=父)の法則といい、学会で発表されています。そうして見ると上記画像のうち、上右や下左の画像では、左の口角が挙がっています。左が効き顔で随意的収縮=作り笑いをしているのが判ります。この時点ではまだ、本当に満足していない感情で、撮影時は仕方なく随意的に笑っただからでしょう。はすに構えている表情です。

こうして今回、不随意に笑える感情が表出しました。いつも笑顔で明るい毎日です。スタッフが明るいと患者さんも取っ付き易いし、患者さんに明るく接する気持ちが、院内を明るい雰囲気にする。患者さんにカミングアウトすれば、患者さんはその効果を目で見て実感出来る。「私もやってみたい。」とリクエストされる。

こうして、院内は明るく、和む。患者さんは楽しみにする。スタッフをブログ提示症例にすると、一石三鳥の効果があると思います。愛でたし目出たしでした。