本症例はブログをご覧戴いていた患者さん。私は毎回細かい知識を書き連ねて来ました。皆さんに理解して頂きたいからです。そして皆さんも、何をどうすればどうなるかを解って罹られた方が経過が見えるし、結果も予想が出来るでしょう？。ダウンタイムが長い手術ですが、ブログを視ていれば経過が解りますから待てるし、日々軽快していきながら形態的な結果または機能的回復を期待出来るでしょう？。
最近私の患者さんで、ブログだけでなくツイッターやインスタグラムにも画像を載せてくれる患者さんが多く、形の良さと創跡の目立たなさを視て感動して来院される方が多くいらっしゃいます。それはそれで悦ばしいのですが、SNS状には説明は書いてありません。私は初診時に細かい診察と計測をして、説明しながら週打つの適応とデザインを提示し、また用手的シミュレーションをして見せて結果像を掴んでもらいますが、ブログをご覧いただいた患者さんは既に診察内容を理解しています。患者さんに依ってはその姿勢が信頼性を生んでいると感じて来られるし、だから私に対して美容的素養を兼ね備えていると考えて下さいます。SNSからでも、ブログにリンクしている画像もあり理解を深めて来られる患者さんも来ます。
本症例は理解を深めて来院されました。他の治療にも通いながらブログも呼んで頂き、何回かの診療を重ねて、満を辞して手術の予定を立てられました。ご覧の様に経過良好です。これも患者さんの質が高いからです。
症例は、45歳女性。これまでに当院で眼瞼形成術を受けて完成している。昨年4月の経過診察中に希望されて受診。白唇長17ｍｍで4ｍｍ切除が適応。上顔面長６２㎜：中顔面長５５㎜：下顔面長６２㎜で上口唇２５㎜：下口唇４０㎜と上が長い。Ｅ－ラインは若干の＋だが、Ｃ－カールはあるが、もう少し欲しい。口輪筋上まで切除し軽く折り畳む。内眼角間３３㎜：鼻翼幅３９㎜：口唇幅５０㎜で口角は４５度5ｍｍ挙上の適応。本年に入って再診。5ｍｍを希望し、白唇短縮単独手術から施行した。
画像は術前の正面像、右斜位、左側面像から。
１７㎜でも長く見えます。上赤唇が薄いのも目立ちます。
術直後も同方向で。
術直後は局麻の残存で口が閉じ難くした唇を挙げますから上赤唇の外反が判りにくい。
下に近接画像で術前、デザイン、術直後。
並べて観ると短縮の効果はよく判ります。術前の長さからデザインの幅を切除すると術直後の長さになり、その分赤唇が外反して厚みを持ちます。形は綺麗です。口角も不随意に挙げています。
術後１週間で抜糸しました。
抜糸時には創跡を引っ掻いてしまう為に赤くなってしまいます。下口唇を挙げて口を閉じていますが、無理していない様です。頤の梅干しは軽度です。
今後腫脹が取れていくと形態的に予想した状態になります。
術後1か月で来院されました。
傷跡はかなり目立たなくなってきました。鼻翼の横の皮膚余剰分の膨隆も縮小しています。鼻翼の位置も半分戻りました。何より白唇が短縮して赤唇がカールすると下口唇との位置も整い、下顔面のバランスが5：8の黄金比率になり安心感を与えます。
まだ力を入れないと口は開いているそうで、就寝時は弛緩していますから開いているそうで、朝起きた時にはカピカピになるそうです。Ｄｒｙ－ｗｅｔ ｂｏｒｄｅｒより後方の赤唇が露出するので角質が剥けるそうです。訊くとつまんでしまう癖があるですが内側だけなのでこの画像では見えません。
当院では、2018年6月に厚生労働省より改定され施行された省令「医療機関ホームページガイドライン」に遵守しホームページの修正を行っています。
施術のリスク・副作用について・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは１～２週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、３ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに２週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・抜糸までの間、鼻下を伸ばす表情はお控え下さい。・口唇部の違和感は、2～４週間程度かかります。・手術後２週間は、口を大きく開けることはお控え下さい。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、２週間程度で改善していきます。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後３日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後１週間（抜糸まで）は、鼻孔部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。
６月から費用の説明も加えなければなりません。上口唇短縮術は２８万円＋消費税。口角挙上術は２５万円 ＋消費税。局所のブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として２０％オフとなります。
