この1年程前からは、切らない眼瞼下垂手術がよく載っています。その為ブログを視て私に罹る患者さんが多くなりました。嬉しい限りです。じゃあ、なんでこれまであまり載せなかったのかと言いますと、はっきりしないのですが、他の手術が多かったからでしょう。私のブログの読者の患者さんならお解りでしょうが、切開手術が多かったからですし、もっと言えば、ブログのお題はいくつかの手術に特化しています。
ブログはいわゆるモニター患者さんだけ載せます。もちろん個人情報ですから、掲載の御承諾を頂いて、手術費用から20%引くことが契約の条件です。これまでも書いてきましたが、自由診療である美容外科手術の料金は、同様な手術を保険で受けて医療機関がいただく代金の2〜3倍に設定することが多いのです。特にTVCMを多量に流しているチェーン店系では広告費用が上乗せされています。また広告では安く打って、いざ罹るとトッピングを薦められるクリニックも横行しています。当院では多額の広告はしていませんから、比較的安価なのですが、さらに少しでもお安くする為に、モニターを希望されたらほぼ全例お願いしてきました。
とは言ってもモニターの場合は、定期的に画像を頂かなければなりません。こちらとしましては、それが目的です。そこでやはり、切開手術と非切開手術では、費用が違うのと、簡単ですぐ治るから非切開手術(プチ)な訳だから、何度も診せに(撮影も)来るのは面倒だと捉える患者さんも多いのです。逆に費用は、例えば切開眼瞼下垂手術は保険ですから、ブログ掲載はまれです。お願いして代金(3割負担でも安くしてはいけない法制です。)を変えないで載せたこともありました。自然な形を作成する為に切開法眼瞼下垂手術と目頭切開(Z-形成法による目頭形成)を併施してブログ掲載されている症例が多いのはその為です。
切らない眼瞼下垂手術=黒目整形=NILT法は非切開手術です。通常、何事もなく経過すれば一回か二回しか再診を指示しません。でも今回ブログ掲載を承諾されました。それも片側だから左右比較が出来て皆さんにも解り易いでしょう。患者さんもそのように仰って乗り気でした。では経過を観ていきましょう。・・やはり片側の症例では当初は差が見える解り易いブログ提示となりました。
症例は49歳女性。4年前から来院されていて、糸リフトや電気治療でリピートされていました。今回4年ぶりに来院され、私に罹ったのです。いきなり窪み目が「老けて見える。」と主訴を書いています。私に?と訊いたら、ブログを見たそうで、そこに説明が書いてあったのを見たとの事。ブログに”窪み目には切らない眼瞼下垂手術が第一選択”と強弁してきました。診察所見です。既往歴として、34歳時に埋没法とその3年後に右は切開縫を受けた。挙筋は触っていない。窪み目は後天性後葉性眼瞼下垂症の随伴症状です。と記しています。既往歴としてもう一つ、右眼瞼はバセドウ病の合併症としての眼球突出の後遺症として、下垂も窪み目も目立たないと患者さんは申告します。身体所見としてLFは15㎜と先天性ではありません。フェニレフリンでよく挙がり開瞼が左右揃い、凹みが半分になる。その場で見せたら、更に乗り気になり切らない眼瞼下垂手術の適応となりました。
手術直前に診察して確認事項。右の重瞼は左より広い為、既存のラインより1㎜上の瞼縁から8㎜に設定します。挙筋の縫縮は半量後戻りしますから、直後はオーバーにします。
画像は両側眼瞼像の説明から。
術前は左眼瞼下垂状態と、窪み目が診られます。重瞼幅にも左右差があります。上右図はデザイン後。右の眼瞼と同じ高さに3点マーキングしました。
上左図は眼瞼挙筋を縫い縮めた時点です。良く開きました。二重はその後右に合わせて掛けました。上右図は翌日。少し落ちて丁度良いと。
近接画像で術前とデザイン。
翌日と術後1週間。やや外上がりですが、右もそういう形です。
術後1週間で、まだ朝の浮腫みは起きますが、開きは対称的です。左右比較してもこの様な形態の目の窓で重瞼の流れです。
術後2週間ではアイメイクして写って下さいました。目がよく開き、窪み目でないとメイクが映えてお悦びです。でも私は右の重瞼線が気になります。
術後1か月で、左右を比べても対称的で、患者さんはお悦びです。上右図は近景ですが、近くで構えると目を見開こうとして眉が挙がりました。一瞬外挙がりになりました。
術後3ヶ月で完成を観ましょう。
仕事着でフルメイクして来院されました。若々しく元気が見える目元で、出来上がりに大変お喜びです。
対称的です。
当院では厚生労働省より改定され施行された「医療機関ホームページガイドライン」に遵守し、ブログを掲載しています。 医療法を遵守した情報を詳しくお知らせするために、症例写真・ブログに関しましても随時修正を行っていきます。
症例写真の条件を一定とし、効果だけでなく、料金・生じうるリスクや副作用も記載していきます。ブログにも表現や補足の説明を付け加えさせていただきます。
施術のリスク・副作用について:・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・目頭の切開部位は、目やにがでる場所ですので、消毒にご来院下さい。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、切開部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。
費用の説明も加えます。NILT2点法は、消費税込みで両側22万円、片側では11万円+税です。ブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として20%オフとなります。