看板や広告に使えるのを標榜科目と言います。美容医療に携わる標榜科目名は現在、もちろん美容外科が最多です。また形成外科は美容医療ですが”傷病”後の形態改善を担保します。美容皮膚科は病気と見立てられない皮膚”表面”の美容的治療を担当します。現在の標榜科目の命名法は、二つの熟語を組み合わせて使えるので、美容内科や、美容整形外科も使えなくはないのですが、あまり見られません。
美容整形,セーケーは、昭和53年に美容外科が標榜科目と認められる前に、勝手に使っていた科目名です。もちろん標榜科目ではありませんから、看板にも広告にも載せられません。ちなみに父は、立て看板に銀座整形外科医院と大きく書いて、並べて赤い字で美容整形と書いていました。TVCMでは銀座整形と流してました。その後美容外科が標榜科目とされてから2年間は、毎月保健所が見にくるので、その時だけしまって、帰ったらすぐ直しました。流石に2年後には、銀座美容外科医院と書き換えましたが、日常は横に美容整形と書いたシールを貼っていました。ちなみにT.クリニックは病院でしたから、標榜科目名は書かないのですが、彼は大学では整形外科に所属していましたから、今でも美容整形外科を標榜しています。もちろん美容外科が標榜科目名となってからはちゃんと標榜しています。
彼等はまだまともな方です。一部のチェーン店系を初めとした美容外科医は、本を出版します。そして雑誌にクリニックグループの広告を載せる際に、隣に本の広告も並べて、その内容を書き添えます。あえて美容整形とも書きます。違法性がありますが、厚労省も見て見ぬ振りでした。
この様に美容医療の”診療科目”は多種ありますが、上に書いた様に広告宣伝が必要です。過去は少なくとも、現在でも多くの患者さんは、本当の意味での口コミの評判は語らないからです。最近は友人に告げる人もいますが、多くが保険診療の形成外科分野の患者さんです。ですからクリニック側は、患者さん集めの為には、お金を出しての広告に頼ります。特にチェーン店では複数のクリニックが売り上げれば多額の広告費用を投入出来て、評判も高く見えて一般人を騙せるからお得です。スケールメリットです。またネット上のホームページや口コミは、売り手が作るので手前味噌の内容がほとんどです。SNSでは、インスタでは選んで載せるのですが、尺の関係で画像が主ですから、医療行為内容の説明は不足します。私がいつも書いているブログは、患者さんの好意に答えて、料金を20%引いて承諾してもらったら、全員載せています。しかもブログは美容医療の医学的見地から細かい説明を書けますので、患者さんは来院時にすでにある程度の知識と用語を知ってこられるので、診療時に意思疎通に役立ちます。
ただし美容医療に於いては、患者さんは来院時には、一人ひとりが違う形態と機能を持って来ます。そして求める変化も人に寄ります。私は美容形成外科医として、理想の形態をお示ししますし、機能的に改善をすべき理由も説明します。ですが、患者さんの希望も引き出します。日程や料金との兼ね合いも相談します。つまり治療法の適応も一人一人違います。ですから、時間を掛けて診察しますし、詳しい説明もします。広告に吊らされてはめる様なことはしません。チェーン店では、時間単価が広告費用に誘導されるから、診察に時間を掛けません。いや”直美”や若い医者には診察の為の知識と技術も寛容されていませんし、レパートリーが狭いから、手術法を選べません。
症例は50歳女性。本年2月に初診されました。ブログを覧ていて、私は美容形成外科医として非切開手術だけでなく切開手術も多少例でレパートリーが広く、患者さんは楽しみたいとおっしゃる理解のある女性です。怖がらない知的な人です。知的な女性は美人です。私もその様な患者さんには、誠心誠意診療技術と知識を駆使して楽しみたいと、ワクワクとやる気が高まりました。
その後いくつかの手術を先行してきました。実は当初から眼瞼は計測してます。まず眼裂横径は左27㎜:右28㎜と若干の左右差はあります。内眼角間34㎜と蒙古ひだの被さりは少ないが拘縮は軽度あります。目頭切開は(患者さんはブログでもちろん覧て来てます)一辺3㎜Z-形成なら適応です。角膜中心間距離は62㎜と眼球はの位置は標準的ですが、顔面幅は133㎜あります。計算すると顔面外側の余白が20㎜以上と多めでした。目尻切開の適応です。前額リフトも予定していますが、目尻切開を先行しておいて目元の印象を作ってから挙げたほうが判り易いと考えて伝えたら、患者さんとも一致しました。目尻を挙げるのでも、下げて垂れ目にする希望でもなく、水平に3㎜切開して角を削る手術法が適応と説明しました。残念ながら瘢痕拘縮では半分≒1.5㎜は、必ず後戻りしますと、念を押しました。それでも効果はありますし、後戻りしなかったらバランス的にに不自然な、眼裂横径が30㎜以上のあり得ないサイズになりますとも説明しました。
画像はまず正面像と眼瞼部正面近接像と斜位近接像で術前、術直後、術後と比較して観ましょう。後段には遠景斜位像と側頭部で顔面余白の比較を経時的に観ていきましょう。
正面像での術前と術直後を覧れば、眼瞼横裂の差が、印象を変えて魅せます。術前は左27㎜:右28㎜でした。
翌日他医に診てもらいました。何事も無かったかの様に、ダウンタイムで困っていません。上右図の術後1週間でも目がパッチリ。計測値では眼裂横径が30.5㎜と3㎜増加していました。つまりまだ後戻りは起きていません。
近接画像では、縮尺の微妙な違いでサイズは判りにくいのですが、眉との対比で視て下さい。また傷が見えない事に注目しましょう。内出血や腫脹も目立ちません。
術後は外側の白目の面積が増えました。開き易くなり、縦も大きくなります。

翌日見ると僅かな内出血がありました。
術後1週間ですが、結膜下出血(白目が赤くなる)は起きませんでした。

術後2週間です。サイズは後戻りしてプラン通りです。
斜位近接画像です。やはり縮尺と視線が違うのでサイズは判りにくいのですが、眉との対比で差が判りますかね・・。
翌日診ても創は見えません。
下には術後1週間。
外側の白目のサイズが増加しています。
ここからは側頭部生え際と目尻の間隔、つまり顔面余白の変化で観ましょう。
面積は測れませんが、上列の術前と下列の術直後で差が観られます。

翌日でも目の横の余白が狭くなって見えます。
下には術後1週間で抜糸後。
なんとも目がパッチリしてます。こめかみの生え際の前の面積が減っています。

術後2週間です。明らかに印象が変わっています。
側面像で眉を基準に縮尺を合わせて観ると、上列の術前と比べて、下列の翌日とその下の術後1週間では、こめかみの生え際と目尻の間隔が近づいてます。
当院では、一昨年に厚生労働省より改定され施行された「医療機関ホームページガイドライン」を遵守しブログを掲載しています。
医療法を遵守した情報を詳しくお知らせするために、症例写真・ブログに関しましても随時修正を行っていきます。症例写真の条件を一定とし、効果だけでなく、料金・生じうるリスクや副作用も記載していきます。ブログにも表現や補足の説明を付け加えさせていただきます。
施術のリスク・副作用について:・麻酔薬にて、アレルギー反応を起こす場合があります。その場合は適切な処置を行います。・腫れは個人差がありますが、手術直後から少し腫れがあり、翌日がピークで徐々に引いていきます。目立つほどの大きな腫れは1~2週間程度です。・術後のむくみや細かな左右差の改善には、3ヶ月程度かかります。・内出血が起こった場合は完全にひくまでに2週間程度かかることがあります。・感染予防のため、抗生剤を内服していただきます。・手術直後は、つっぱりを感じることがありますが、2週間程度で改善していきます。・目頭の切開部位は、目やにがでる場所ですので、消毒にご来院下さい。・手術当日は、洗顔をお控え下さい。・手術後3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴など、血流が良くなることはお控え下さい。・手術後1週間(抜糸まで)は、切開部位のお化粧はお控え下さい。・ケロイド体質の方は傷跡が残りやすい場合があります。
費用は、目尻切開術は28万円+消費税です。ブログ掲載の契約を受けてもらえたら、出演料として20%オフとなります。








































