カテゴリー別アーカイブ: 縫合

2025 . 12 . 8

久し振りに来院した同年代の女性。目元をスッキリさせて、幾つになっても若々しくしましょう。

眼瞼は加齢で落ちます。でもそこで、簡単に治療行為に至るのは素人同然です。眼瞼下垂症は原因として、前葉性と後葉性、先天性と後天性を鑑別して、医学的に治療法を選択する必要があります。美容形成外科は自費治療と保険治療がありますが、どちらも医療行為です。ですから診断と治療は直結します。併せて診療行為と言います。それには知識と経験が要ります。また機能と形態は関連します。どちらも治したいので、知識と技術と診療経験が必要です。そんじょそこらの”直美”の非医学的なビジネス的チェーン店の医師は知り得ませんし、身に着けていません。 さて医学的な鑑別診断を提示します。四つのカテゴリーに分けます。 先天性前葉性眼瞼下垂症は一重瞼の事です。これも何度も書きましたが、人類約80億人の中で、一重瞼は約10億人
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2025 . 11 . 7

口周りの手術は得意分野。ブログを覧て、久し振りの掲載。丁寧に創痕が見えなくします。形態は特に綺麗と云われます。。

私はもう10年以上前から、口周りの手術を多数例手術してきました。ただしただ手術してきただけではありません。細かい診察に基づいて手術プランを立ててから、手術時間を充分に用意して、丁寧に手術してきました。 私の手術デザインには、いくつかの優位な特徴があります。1、鼻柱基部だけを短縮するのではなく、両側鼻翼基部まで短縮して、富士山型を防ぐ。2、鼻孔底隆起の下の折れ返り線を切開します。3、患者さんの元の形態と希望に依りますが、両側鼻柱基部と人中陵の縫合時に寄せて、人中をはっきりと狭くし、Cupid's bow 赤唇縁の弓型を強調し、赤唇中央の丸み、口唇結節を前向きにして、セクシーにします。 私は形成外科と美容外科を37年間診療してきました。形成外科領域では口唇裂を診療します。何度も書きま
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2025 . 10 . 27

切開リフトと非切開リフトは、ほぼ同数施行していますが、なぜかスレッドリフトのブログが続きました。同時進行の眉下切開リフトも丁寧に手術して載せさせてもらいます。

何故スレッドリフトと切開リフトがブログに載るのかは、モニター価格(20%オフ)だからでしょう。ですが、スレッドリフトは持続性がない為、年単位で繰り返すから、実は負担が増えるのです。少しでも負担を減らすために、モニターを申告される患者さんが多いのでしょう。なお、さらに今回は、眉下切開も載せます。保険の手術で3割負担ですが、今回混合診療を避けて、保険手術の翌日に自費手術を行いました。同時にブログ提示をさせてもらえることになりました。 糸によるリフトは多種の方法があります。糸の種類も多様です。まず二つに分けます。リフト効果を求める方法と、張りを造る方法です。前者は始点を顔の上方のどこかに置いて、下方に向かって入れた糸に棘などの引っ掛かりが着いていて、それで持ち上げる方法です。後者は更に二つの
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2025 . 7 . 9

前医に特殊な形態とされた鼻尖から鼻柱。鼻唇角プロテーシスと言っても、鼻尖の下から鼻柱基部まで長く下制します。

私を指名して罹る患者さんは、約半数は紹介患者さんです。また少なからず、他医からも紹介されます。今や東京皮膚科・形成外科グループは、合わせて5院あり、医師は常勤が7名、非常勤を含めると20人を超えます。その中の一部の医師はレパートリーが狭く、時折私に紹介してきます。 最近ではもちろん、HPやSNSを検索して覧て来院される患者さんが多いのですが、ご存知の様に私はブログだけを利用しています。何故かは、ブログには経時的な経過が載せられるのと、詳しい説明が載せられるからです。この段の様な斯界の話題も書いています。全て私自身が書いています。なおHPは各クリニックごとに提示してますから、各院の手術法はある程度判りますが、残念ながら当然に、書いているのが医者以外なので、美容”医学的知識”は不足です。ま
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2025 . 5 . 30

人中を含む上口唇短縮術は私の得意分野です。とは言ってもやはり他医が手術した後の修正です。

何度も書きますが、上口唇は赤い部分だけでなく、その上の皮膚の部分も”口唇”です。アジアの一般人だけが知らない用語で、日本では赤唇を”くちびる”と、白唇を”鼻の下”と俗称します。これでは医学用語になりません。さらに言えば、完全口唇裂(みつくち)は、赤白とも割れている病名です。解剖学的にまたは発生学的に、赤白の口唇は一体です。両側から伸びてきて、人中で合体します。神経血管の支配も一体です。違いは赤唇は消化管(口腔)が捲れて、前突した表面に薄い皮膚が張ったので、血管が透けて赤く、白唇は皮膚ですが、深部は口腔内です。 そしてこれも何度も書いてきましたが、人中とは呼んで字の如く人の真ん中です。具体的には白唇の真ん中の縦の窪みを人中溝といい、その両側の畝を人中稜と言います。ですから巷間の非医学的美
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