美容医療は知的作業の集約です。知性と教養の賜物です。知性は人が生きるために有用ですが、人が生物として生きる為にあるのではありません。知性は豊かに生きる為にあると思います。ただし”豊かさ”とは、経済的な豊かさだけではありません。心の豊かさです。その意味で美容医療の患者さんは、心の豊かさを求めて診療を受けに来られます。敢えて言えば、美人で可愛がられることで儲かることを目論む患者さんは、目的を達することが出来ないと、医療者の責を問う人がいます。そうなると本末転倒ですから、私はそんな患者さんを、サラッといなします。
人間は唯一知性を持ちます。そこで美容に限らず、医療には知性が利用されます。知性とは、儲けるための道具ではありません。人間を豊かにするための脳の働きですから、美容医療に携わる医師は、
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カテゴリー別アーカイブ: 縫合
上白口唇短縮術を人中部だけ挙げて富士山型になりました。両側鼻翼基部だけを三日月型に切除追加します。
上(白)唇短縮術で富士山型(赤)唇を造られた症例が、たまに来院されます。これまでこのブログで修正法を載せているからでもあり、さらに鼻翼横のドッグイヤーの消去法も載せているから、頼まれるのでしょう。
上口唇短縮術は、この数年多く行われてきました。私は10年以上前に初回例を手術して、その内の多くをブログに載せていましたから、患者さんがひっきりなしでした。数年前に学会で発表してからは、他の美容外科でも手術し始めたので、私の症例は若干減っていました。逆に、S.などの粗製濫造のチェーン店系クリニックでは、手間暇をかけて手術できないから、まずい症例が多発したため手を引きました。
チェーン店系や、若い医師。形成外科の経験がないかまたは短い医師は医学的見地を持ち得ません。これは何度も書いてきたこ
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いろいろやっても、やはり広範囲皮下剥離Jowl Lift(MACS liftの切開)が効果的です。
昨今TVCMでも電車内広告でも、インターネット内のSNS等の広告(現在HP.もYouTubeもインスタグラムも医療広告”宣伝”と見做されるがブログは違う)でも、リフト手術が載っています。広告宣伝とは誘引を目論むものですから、テキトーな内容が横行しています。何がテキトーかというと、説明書きが細かくて読めない。または画像だけだったり、関係ない画像だけだったり、画像を加工してあったりしている広告が横行しているのです。例えば糸リフトは必ずすぐ後戻りするのに、その説明がない。それどころか、それを見てクリニックを訪れて、カウンセラー(本来診察とは、カウンセリングではなく、コンサルテーション)と称する非医療者に薦められて手術を受けたら、すぐ効果が無くなったと訴える患者さんが、ちょくちょく私を訪れます。
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上(白)口唇短縮術が再び増加中。毎日です。今回はなんと、久し振りに鼻唇角プロテーシスの併施も。
”最近美容医療が流行ってきた”。と感じている国民が増えてきました。聴く度に私「エ〜!、そんなあ〜?!。」と叫びます。私は37年間美容形成外科医として邁進してきました。長男として美容整形屋の父に仕込まれた65年間も知っています。昔小学生時に、祖母は音楽教師だったのに逆に反発して音楽に縁がない父が、突然大きなステレオセットを購入しました。しかもその後毎日の様にシングルレコードをお土産に持って帰りました。”ブルーライトヨコハマ”など流行りの曲でした。今思えば患者さん自身から貰ったのだったのでしょう。父は流行っていたのです。
本邦では、戦後直ぐから美容医療が興隆しました。当初はGI相手のパンパンさんが、対象患者さんでした。高度成長期に入ると、銀座のホステスを代表とする水商売の女性が、こぞって来
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外国人もJowl Lift :引き上げて若く、ついでに鼻唇溝に入れた異物も目立たなく。お隣の国はやはり美容医療後進国ですね。
皆さんは興味がなくてご存知ないのか?、嫌いだから忘れたいのか?、本邦の美容医療の歴史は古いのに認識していません。日本国では既に、先の戦争の前後に美容医療が行われ、学術的発表も為されています。とは言っても他科からです。重瞼術は眼科医が、隆鼻術は耳鼻科医が書いています。お下の治療は当然泌尿器科が書いています。戦後すぐに美容医療を進めたのは十仁病院ですが、実は戦前は泌尿器科でした。結構流行っていたそうです。戦後に占領軍のGIにぶら下がる女性を対象に、外人にモテる様に変える美容整形が興隆しました。その後の高度成長期には、雨の後の竹の子の如く美容整形医院が林立しました。昭和30年代の東京では、山手線の各駅に美容整形医院がありました。駅の看板も必ず掲げられていました。私は電車通学でしたから、毎日窓から目
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