カテゴリー別アーカイブ: 美容医学博士

2017 . 3 . 30

重度の一重瞼による眼瞼下垂症と横径が小さいのは眼裂狭小症といいますが、治れば普通に見られます。

今回の症例は一目で見て眼瞼下垂症を指摘出来る症例です。本来なら若年時から、いや幼少時からの手術適応です。機能的障害を伴うからです。上方の視界不良は身体機能の障害です。これは差別ではありません。治せる機能障害は、医学的診断の下に治しましょうと提唱しているのです。差別とは、改善できない障害者を社会に参画させないことです。改善可能な障害を治した方がいいと医療的に診断し治療するのは、逆に社会的に受け入れやすくすることを目的としています。つまり私たちは差別解消を図っているのです。 眼瞼の開瞼が低下しているだけでなく、黒目の内側が隠れる程に横径が小さい状態は、眼瞼狭小症;Blephrophimosis と診断されます。この言葉は合成語で、前半;Blepharoは眼瞼のことで、後半;Phimosis
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2017 . 3 . 29

上口唇短縮術と口角挙上術の経過は、術後5週間で形態と運動は落ち着きましたが、傷跡は拘縮しています。

上口唇(白唇部)切除術と口角挙上術の組み合わせ手術の形態は良好です。動的なDynamic 形態と静的なStatic 形態がありますが、さすがに手術後5週間も得ると動きも正常化し、セクシー度合いが挙がってきました。本ブログをご覧になって、「唇の形がS.Is.さんみたいに可愛くなっていますよね!」って云われました。別にタレントをモデルにしたわけではありませんが、しっかりして表情に富んだ口元という意味でしょう。私は動的静的な形態改善を重視しています。静的形態は見た目ですが、同時に動的形態を作るためには解剖学的な構造の知識に基づいた手術法が必要なのです。その上求める静的動的形態は個人差もありますし、元の形態により手術法も使い分けなければならないのです。本症例はその点で満足な結果を得られそうです。実は
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2017 . 3 . 23

この鼻なら、この手術の組み合わせが効を奏する。お任せあれ!

顔面の大きさに比して、外鼻が大きく鷲鼻であるのが残念な症例です。鷲かオウムか知りませんが、鳥の嘴状に鼻尖に向かって低くなっている形態は品が無く、しかも大きい。鼻翼は付け根は大きくないのに丸く張り出していて、鼻翼基部が鼻柱より下方にあるややアグラ型で野暮ったい。それは数字が表しますが、それより何より、形態をすっきりする方が似合う人格です。 先々週に手術して、先週に術前と術後と術後1週間の比較を載せました。その後1週間経て更に膣が進み形態が見えて来ました。また移植軟骨のシェーマは解り易かったと患者さんにも好評を得ましたので、2週間毎比較して再掲します。患者さんとしては術前の形態を見ても面白くないかも知れませんが、読者の皆さんにちゃんと経過を見せて行くのが私の務めですからお許しください。
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2017 . 3 . 22

黒目整形は内側が重要です。追加手術を希望されました。でも私も患者さんも更に拘ります。

黒目整形は切開法も非切開法も含みます。どちらも、眼瞼挙筋の強化を目的としますが、挙筋の強化法には二種類あります。 先天性眼瞼下垂症に対しては皮膚側から切開して挙筋腱膜の直接の短縮を要します。後天性腱膜性眼瞼下垂症に対しては眼瞼結膜側から結膜とミューラー筋および腱膜を縛る方法=LT法で腱膜と瞼板の連続性を再建する方法で可能です。 二つの方法を使い分けています。医療に於いて診断は治療手段の選択のためです。ですから手術法の使い分けには診断基準を確立しなければなりません。そうでないと患者さんの状態に合わない治療をしてしまう事になります。 これまで何度も記載して来ましたが再掲します。まず第一に既往歴です。幼少時の記憶がなくてもも左右差の印象を覚えている人も居ます。もちろん治療歴も聴き
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2017 . 3 . 22

黒目整形で暗い目元を知的な目元に!、術後の方が自然です。

皮膚性筋性併存の眼瞼下垂症手術切開法と目頭の蒙古襞による拘縮解除術Z−形成法は究極の黒目整形です。まず術後2週間と4週間の経過画像の提示をします。術後経過を追ってみましょう。 読者の皆さんには参考になると思います。経過が判れば治療計画が立てられるので受け易いでしょう?。これを見てまた、患者さんが殺到しそうな予感がします。 なかなか明るい目元。2週間と4週間では微妙に変わりました。目の開きと視線と顔がこちらを向いています。意図的に開いて撮影してくれた様です。 では術前術直後の画像を再掲示します。 症例は21歳、女性。先天性一重瞼。アイプチでは挙がらない。かといってPuffy eyeではない。眼裂横径23.5mmと小さく、角膜中心間距離が56mmと眼球位置
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