カテゴリー別アーカイブ: 美容医学博士

2024 . 2 . 19

遠方からでも画像で視てもらい、奥目で眼裂横径が小さいので、私の好きな手術の適応。眼瞼下垂症手術に目頭形成術の併施です。

それぞれの患者さんは形態と機能にバリエーションがあります。人は皆同じではありません。「そんなことは当然ですよ。」と言われそうですが、誰にでも同じ治療を施す若輩の美容医療医師が横行しています。機能を診られない医師も多くいます。さて、機能的に良好な方が生きていくのに便利です。そして形態は機能に直結します。特に眼瞼は大きく相関します。 機能と形態について他の部位から触れます。首から下、体幹は内臓を内蔵していますから、心肺機能や消化器等の機能を包む部位です。ですから体幹の形態がバランス良く整っている方が、身体機能が高いのは当然です。また四肢は運動能力に直結しますし、生活や作業にも使いますから、場合により長さや太さの形態や、筋力が機能に直結します。 首から上、顔や頭ですが、脳を容れる頭蓋は
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2024 . 1 . 29

こめかみリフトを毎週の様に施行しています。Lift系手術を順々に行いました。

このブログは私自身が画像をトリミングして載せて、説明を記載しております。結構手間が懸ります。大体自費手術症例の半数が希望されます。手術部分だけ載せるなら料金を20%オフにしています。正しくは広報に協力してもらう為にこちらがお支払いしている形です。広報とは読者の皆さんに美容医療の内容と経過を例としてお伝えすることで、あらかじめ内容を理解して頂き、結果が予想できて希望を汲み取り易くすることと、いざ手術を受ける際の、スケデュールを立て易くする為でもあります。好結果の症例だけを選んで載せているのではないので、事実として捉えられるので、正直で好感を得られているのです。 ところで聴くところによると、S.では画像改竄していました。そして今や、厚労省のパトロール隊が監視しているので、S.やTC.はイメ
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2024 . 1 . 29

重瞼術埋没法をMT法と言います。目がぱっちり開いている美人なので、二重幅を合わせるだけで、クッキリとさせます。

どうゆう経緯でMT法になったのか分かりませんが、目がよく開き丸く、はっきりした目元の女子。確かに二重瞼を揃えるだけで良いと、画像からでも診て取れます。ですがそれだけではブログの記事にならないので、いつもの様に鑑別診断の為の診察法と手術法の種類を説明します。 まずは眼瞼下垂症の病態を書きます。前葉性と後葉性、先天性と後天性に分けて組み合わせて四つの機序となります。先天性前葉生眼瞼下垂症は一重瞼の事です。そうです一重瞼は東アジアに発生した突然変異の遺伝子が蔓延したのです。寒冷地適応です。本来アフリカに発祥したホモサピエンス=現世の人類は二重瞼だったのです。後天性前葉性眼瞼下垂症とは加齢によって皮膚眼輪筋が進展した状態です。眼瞼の皮膚は薄く伸びやすいのですが、一重瞼の人は先天性もともなってい
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2024 . 1 . 15

このところは、こめかみリフトが流行っていましたが、やはりまずはJowl Liftからが定番かな。

やはりブログの効果は大きいのでしょう。立て続けてこめかみリフトの症例を載せたら、「視ましたよ!。すごく上がっていますよね?!。しかも部分的だから安い?!。」と皆さんおっしゃって来院されます。いきなり「お願いします。」と、初診時に手術を希望される患者さんが続いて”芋づる式”に毎週手術していました。実際には私、こめかみリフトに於いては、目標物(挙げたい部位はMalarに限らない)をどの方向に挙げるかを、シミュレーションしながら患者さんと検討して、面白い診察時間を過ごせるので好きなんです。逆に手術はそんなに難しくないし、もちろん丁寧に時間をかけて手術しますが、ナースのアシストが慣れて上手になり、回を追うごとにどんどん早く進むので、プレッシャーが少ない手術となりました。だから結果も伴います。
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2024 . 1 . 9

ほうれい線=鼻唇溝,Naso Labial foldは線でなく溝です。鼻翼の横の三角形の凹みを埋めれば押し出されます。ヒアルロン酸で埋めてきましたがコスパが悪いからプロテーシスを希望。

形成外科と美容外科は一応違う診療科目です。共に美容医療の範疇ですが、原因のある異常な形態を治すのが形成外科。正常範囲の形態を向上させるのが美容外科。でもどちらも共に、上に書いた様に形態、それも”顔面を主な対象とする体表面に近い部位の形態”を改善するという行為が行われます。ですから、顔面の解剖学的構造、神経血管などの走行を知り尽くしていなければ美容医療手術も、ましてや中を見ないで行う注射も出来ないはずです。 通常形成外科診療は病院で為されます。他科との協力が必要な場合もありますし、多発外傷などはもちろん、先天性疾患なら生下時からの継続的診療が必要だからです。そして、さまざまな原因でさまざまな形態異常を治す為には、解剖を知り尽くしていなければならないのは当然ですが、逆に、既に中身が見えてく
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