カテゴリー別アーカイブ: 医療

2020 . 7 . 22

眼瞼下垂手術に蒙古襞のZ−形成術(目頭切開ではありません)による拘縮解除は形態と機能が造り上げられます。

再三再四強調してきましたが、目頭切開はすべきではありません。目頭部の蒙古襞は拘縮が機能と形態を損ねています。だから~!、蒙古襞に対してはZ−形成術が最適ですが、この為の知識と技術は形成外科出に医療の経験を要します。何故なら〜拘縮解除のためには、瘢痕形成術の手技、デザイン及び皮弁形成術の技術を駆使しなければならないからです。 なお拘縮とは字義で表せば「こだわりー縮まる。」です。外傷や手術創の傷跡の皮膚が硬く縮まり、弾力が落ちること。特に線状の傷跡では、縦に拘縮します。皮膚は表層から表皮、真皮、皮下組織(皮下脂肪層)ですが、真皮層のコラーゲンが硬くなる作用が主で、表皮がツルッとする見た目も影響します。皮下脂肪層が薄くなると凹みますが、皮下脂肪層は部位によりばらつきがあります。 もとい
▼続きを読む
2020 . 7 . 15

男性の眼瞼形成術:先天性前葉性眼瞼下垂症(一重瞼)には蒙古襞の狗縮を伴います。

「目は口ほどにものを言います。」対面する相手の目を見ると気持ちが伝わります。だから目力とは有用です。もちろん視線を合わせるためには視力が求められますが、眼球の大きさには個体差がほとんどないので、黒目と白目の露出面積は眼裂の大きさ、つまり開瞼の能力に依存します。角膜(黒目)は平滑なので光るから、キラキラと角膜が露出したら、相手は真面目に対応していると感じます。ならば社会的に差が付くから、男性こそ開瞼の大きさは重要です。 開瞼の程度は一応基準があり、第一眼位(顔面正立時の正面視)で、瞼縁と角膜中心が2.5㎜以上を正常としますが、前葉性か後葉性かで測り方が違います。何より顔の周囲とのバランスで、眼瞼も考えるべきです。男性は標準的に顔が大きいので目も大きい方がバランスが取れます。 眼瞼下
▼続きを読む
2020 . 1 . 28

Jowl Liftは3D糸だけでも直接引っ掛けますから効果充分。持続性はまあまあですが、ダウンタイムはごく短いでしょう?。

症例は38歳女性。いきなりブログ視ましたと仰います。Jowlが気になるそうです。Jowlという言葉を発した患者さんは始めてです。何回かはブログに載せましたが、日本語ではないから覚えてくれないのです。これから人口に膾炙するといいですね。こちらとしても分かりやすいし、患者さんにしても注目点=目の付けどころが判ってコストパフォーマンス的にお得です。 Jowl は人間では(動物の顎という直訳ならブルドッグです。)マリオネットラインの外上の膨らみですが、逆に言えばこれがあるからマリオネットラインが出来ます。マリオネットラインは口角から斜め外に流れる溝ですが、下顎骨から口角下制筋が立ち上がっていて言ってみれば骨に皮膚が付いているために溝ができますし、そこには皮下脂肪が溜まらないので、軟部組織の伸展
▼続きを読む
2019 . 12 . 22

Jowlは残念!。動物の顎と訳す一般英語です。辞書で調べましょう。別名下膨れ!

今回の症例はスタッフで36歳の女性です。しかもスレッドリフトのファン?です。これまでに3回施行しました。スレッドリフトは数年は効果が見られますが、年月には勝てません。45分もあればできる簡便かつ有用性の高い手術であるので、何年かごとに受けたくなるのです。若年患者(30代)の女性にも意味が大きい手術ですが、各々の症例の特徴に因ります。その理由を説明します。 人の顔の印象は形態で評価しますが、静的形態と動的形態は治療法が違います。静的形態とは無表情なときの造作で動的形態とは表情で変わる形です。顔は自分で見えないのですが、鏡を見れば見えます。でも表情筋の収縮が皮下組織から皮膚に反映して顔の動的形態を表わすのですが、随意的な行動と不随意的な行動は、本人には区別が付き難いのです。鏡を見る際に不随
▼続きを読む
2019 . 12 . 16

かなり小さい目でも顔も小さいのでバランス取って縦横拡大しました。普通に魅力的な目元にしましょう。

ブログに詳しい説明を書いても、難しくて理解できないとの感想が聴かれます。内容に少なからずの専門用語,Technical term が混じっていますが、できる限りかっこ書きや注釈、時には脚注で一般用語でに言い換えているので読むのが面倒なだけでしょう。時折一般用語での説明が足りないこともあります。お許しいただいて読み飛ばしてください。 先日自宅で家族と飲食しながら話していて、高校受験を控える末っ子の三男と他の3人で、理科や社会科のクイズ合戦(受験勉強の復習)を始めました。私はテレビを見ながら知らんぷりをしながら、他のみんなが答えられないともどかしくなり、私は出番とばかりにごちゃごちゃ口を挟み出し、しまいには派生する知識を披瀝していました。やはり長男や次男に「相変わらずうんちくばかりうるさい
▼続きを読む