男性をブログに提示する機会は少ないのですが、もちろん男性の患者さんが多くはないからです。男性の来院患者は当院では1割程度でしょう。もっとも手術を要する男性患者さんの多くは粉瘤の症例です。ところが私の場合眼瞼下垂手術症例は男性患者さんが1割程度存在します。少なくないですよね!、でも別に私が男性患者さんを好きな訳ではありません。私はその方面ではありません。推してみれば、私はブログ提示症例が多く、これを見て経過と結果が判る安心感もある事。また、男性はやはりネットを視る機会も多いからかも知れません。もう一つ私はジェンダーへの理解が感じられる内容を心掛けて書いている点も汲んでくれているのかも知れません。男性にとって眼瞼は重要です。目力は男の武器ですから!
症例は25歳、男性。一流企業の会社員。先
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カテゴリー別アーカイブ: 美学
口周りの手術変法。順次治していきましょう。
口周りの手術として、毎回白唇部短縮術と口角挙上術の組み合わせを提示してきました。確かにその手術が効を奏する患者さんが殺到しています。本症例もこれまでの症例を視てきて受けたくなりました。
毎回書いて来た様に、この手術は形成外科医のそれもベテランが、そして美容外科の素養も備えている美容形成外科医で受けるべきです。創の縫合法(真皮縫合)がまったく違うからなのと、症例ごとにデザインの微妙な違いを術前に良く検討しないと求める形態を得られないから、チェーン店では時間が取れないから不可能なのです。
その意味で、本症例は定番の手術から入りませんでした。何故かを説明するには、計測と素材の印象を理解しなければなりません。
症例は32歳、女性。顔面縦比は、上顔面(生え際~眉下)62mm:中顔面(
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美容医療の神髄-歴史秘話第105話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その80”「地方都市23:美容外科医は辛いよ!」
更にシナリオに従っていきます。
結局私が借りた額はKnさんに又貸ししたので、返済はKnさんがします。債務者は私のままですから、Knさんが消えたら返済者は私になります。今回そこから。もう一度説明しますとA美容外科グループはKn氏がコンサルタント会社を持ち、Kb氏に出資してもらって、Kb氏がフロアーを借りて、設備はKn氏が選び、Kn氏が医師を募り各院に院長として配し、また各院を行き来させて診療することで稼ぐ方式です。先ず売り上げはKn氏が集めます。医師は定給か売り上げの一部にインセンティブを付けるかで、A美容外科コンサルタントのKn理事長?から支給されます。つまり雇われ院長です。Kb氏には決まったロイヤリティーを払い返済します。
ところで私が大分院の院長となった時から、策謀は始まって
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男性こそ目つきは大事です。
先ずは画像を見て下さい。上段は眼瞼部の術前と術直後です。定番の手術となりましたが、これが自然な形態と機能を作り上げるからです。機能とは身体機能と社会的機能を含みます。
症例のご紹介を致します。31歳の男性で、上左の写真が手術前です。なお上右の写真は手術直後ですが、出来上がりはまだ先です。下の画像:術後48時間はむしろ腫脹が強くなります。
先天性一重瞼=皮膚性眼瞼下垂症。何年か前に埋没法を受けているがすぐ戻った。この機能的形態では保てません。挙筋筋力(=挙筋滑動距離)は12mmと正常下限値。その上、眼裂横径25mm、内眼角間36mm、角膜中心間距離60mmと目の位置は離れていないが、目の窓が離れているのは蒙古襞の被さりが強く拘縮が強い証拠で、開瞼機能の低下をもたらしています
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口周りの手術の印象は正面像と側面像と斜位像が決め手です。3次元的に診たい!
口周りの手術を行なう際には周囲の形態とのバランスが重要です。本症例では正面画像ではいい感じの経過が見られます。そして側面像ではどうでしょうか?。誰もが認識出来る様に下顎後退症です。白唇部切除と口角挙上術がどれだけの影響を及ぼすかが面白い症例です。この点は結果を診ていきましょう。
症例は30歳の女性。白唇長(鼻柱基部〜弓の底)21㎜と長い。内眼角間距離31㎜、鼻翼幅31㎜、口唇幅41㎜と横幅のバランスは取れている。顔面縦比は上顔面(生え際〜眉下)60㎜:中顔面(眉下〜鼻下)60㎜:下顔面(鼻下〜頤先)65㎜と下顔面が長い。下顎長は無いので口唇(白唇+赤唇)が長い為に違いない。歯は下げたが歯槽の前突は残り、上口唇の前傾も残る。ただし歯を下げて歯槽が突なため、口唇は前屈形となっている。この場
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