2017 . 11 . 2

究極の美人患者さんの口周りに究極の手術。四つの手術で満足度満点。

口周りの手術が多くて楽しいです。ブログに載せる症例が多いからです。ブログを見て、患者さんが安心して落ち着いて術後をやり過ごせるから経過が早いのです。最近術中から言い含めますが、精神的な安心感は体調を安定させて、術中の出血や術後の腫脹を軽減させます。他の患者さんも読んでくれて、落ち着く様に心掛けてくれる様になりました。術後2週間には本症例の患者さんは美しく装って来院されました。今回術後1か月を経ましたが、更に美しい。元が美しいからですが、内面的な美人で、毎回美しい所作で来院されます。外面的な美人度は75点だったのが、現在75+5×4=95点とします。現時点での5点マイナスは、創跡が落ち着いていない分を引いています。

口周りとは、口の上と下ですが、口の上は言うまでもなく白唇部で、毎日の様に白唇部切除術を行なっています。口角は付随して同時に挙上する事がほとんどです。更に白唇部は鼻の下ですから、鼻翼と鼻尖の位置関係も口周りの印象に影響します。それに切開線が一部併用出来る部位でもありますから、併施するメリットがあります。口周りの形態改善の集大成として、今回唇と鼻の同時手術を行なうことになりました。唇を治したら鼻が気になる症例は今までもありましたが、同時手術は初めてです。疲れたけれど楽しかった。

症例は35歳、女性。契約上口周りしか画像提示出来ませんが、目元が美しく、顔立ちは美人です。それに内面的に美人の要素を持った人です。所作が色気に溢れる女性です。診察所見上、白唇長=鼻柱基部〜弓の底:18㎜、白唇から赤唇への湾曲は綺麗ですが、長いものは長いから、傾斜がなくもたっとしている。上に書いた様に内眼角間が29㎜と目は離れていなくて美しい。鼻翼幅を計ると37㎜あり、やはり治したい。比して口唇幅が40㎜と寂しい。 いくつかの問題点を一気に治しましょうということになりました。

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上右図の如くのデザイン。鼻下は白唇部です。両側の鼻翼基部の間を幅5mm切除します。外反を求めないので、皮下脂肪全層=口輪筋のすぐ上まで同幅で切除します。口輪筋は縫縮して、5mmの半分の2.5mmを寄せます。真皮縫合でぴったり合わせて、皮膚まで合わせて3層縫合します。 術前の画像で見られる様に口角の高さに差があります。したがって口角挙上のデザインは左右差をつけて、右は40度6mm、左は45度5mmとしました。デザインの図でわずかに差が見えますよね。下面から見ると、鼻翼の幅があり、付け根の幅と張り出しの幅が同じくらいですが付け根を寄せたら張出しが目立つので、予め鼻翼の外側を三日月形に3mm切除します。鼻翼基部から上に切り込んで幅2.5mm切除し、両側鼻翼の間の鼻腔底は骨から剥離してトンネルを作ります。持ち上げた両側の鼻翼そのものに糸を掛けてトンネル内に皮弁を入れて35mmに引き寄せます。

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術直後はご覧の様に、いつもより更にすごいことになりました。でも形態は予定通りに出来ました。翌々日に消毒の為に来院されました。既に口元がすっきりと見えてきました。下に術後1週間の抜糸直後の画像を並べます。鼻翼のサイズは34㎜に留まっています。

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下に術後2週間の画像を並べます。要望に応じていただきメイクして来院されました。美しい口元です。ご覧の様に形態と機能は治療期間を終え日常行動にも、社会生活にも支障を来していないとのことです。美人画の全体像をお見せ出来ないのが残念です。

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そして術後1か月目となりました。静止画では判りませんが、元々表情が豊かで女性としての美しさを演じられる知性に溢れた人ですが、手術後その表情に高級感が加わりました。

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今回の手術は複合的な相乗効果を出せました。それぞれを評価すると、白唇部は13㎜は理想的です。正面像での上下顎の比率が2:3で理想的です。口角はいうまでもなく静的にも動的にも美しい表情を魅せます。鼻翼は毎回書いて来た様に外側切除と内側切除+中心化は適応が限られます。でも両用すれば適応を拡げられます。本症例の患者さんは知性的で理解力が高いので、併用のメリットを見出しました。結果はどう見ても鼻翼が自然にあり得る最良の形態に出来上がりました。可愛過ぎる!。これも動的形態に影響しています。笑ってもオッピロがらない鼻翼はやはり女性のたしなみです。以前は恥じらい口元と鼻を手で隠して笑っていたそうです。今や嬉しそうに笑っていました。社会的に適応度が高い手術と言えます。

表情は意識して作るものです。タレント性は作り上げるものです。実は目元の表情は額と眉間の筋肉が演出しますが、眼瞼の開瞼機能に影響されます。この面は私の得意分野ですから、眼瞼のブログに口酸っぱく書いて来ました。しかし中顔面の表情は口元の表情と連動します。口元の表情の作り方は、そういえば昔父がよく説いていました。「呼吸を整えて、呼気時に胸を張り、顎を引いて口元を締める。すると自然に口角が挙がり品性が魅せられるんだ。」やってみると口元が締まりながら頭も冴えます。あたかも人格が向上した様な意識を感じます。それは女性なら美しさです。そう考てみると、本症例の手術はそのような方向性の結果を齎していると見られます。品性と女性の美と知性は三位一体です。言い換えれば【真善美】ですね。

画像上診察を続けますが、斜位像で見ると明らかに白唇部が短くなって外反させていないのに、傾斜が付いて、赤唇部の中央がちょんっと出てセクシーです。術後2週間過ぎると腫脹が取れてきて、口唇の厚みが見られませんが、私が診察した際の動く口周りは相も変わらずきれいでした。私は診察時にじっくり患者さんの顔を診ています。見ながら話しながら動的形態(表情)を見ています。側面像では、赤唇部の外反は軽くても傾斜が丁度いいです。術後4週間で運動はほぼ正常機能でした。何といっても品性を感じさせます。もちろんエステティックラインゼロ以下が品性を醸し出しますが、マイナスだとセクシー感に欠けます。アジア人では顔の他の部分が白人に比べてフラット気味なので、連携してエステティックラインゼロが合うのです。

本症例患者さんは、所作が素敵で色気にあふれる内面美人です。だから動的形態の回復も早いのでしょう。組み合わせ手術のダウンタイムは腫脹と内出血が大きいのは当然ですし、4つの手術をすれば普通に考えれば長くなりそうですが、本症例患者さんは美人なので、意外と早く治ってきました。父が良く言っていた通り「美人は治るのが早い!」その通りの症例でした。

どうも、口周りの手術の患者さんはセクシーな女性が多い。やはり”ものをいう”のは口元なのです。白唇が長いとスケベ―顔と表現されますが、短くなり赤唇に掛けて傾斜が付くと、一歩進んで色気を湛えるのです。助平と色気は紙一重なんですが、口元が醸し出す差ですね!。それに今回は鼻翼縮小も加えましたから、赤唇の中央がキュンっと出て、私がいつも言う「キスしたくなる唇でしょ?」になるのです。

色っぽくセクシーですが、実は理知的な女性で、社会的にも知的作業の仕事です。そのような女性を彩色兼備というのでしょう。誉めてばかりでは診療にならないので、次回はちゃんと学術的な評価を致します。今後経過中に、さらに機能的改善が見られるはずです。とか言っていながら、美しさに当てられて精密な診察を出来ませんでした。患者さんは大悦びですから、結果オーライということにします。