私は口周りの手術の専門家ではありません。眼瞼も外鼻も、リフトも含めて顔面の美容形成外科全般を取り扱います。ただし簡単な重瞼術埋没法や出来合いのシリコンプロテーシス等は若い経験の浅い美容形成外科医が多いチェーン店でも取り扱いますから、私の出番は少ない様です。
昨今なんとかミクスの好影響か、美容医療の患者さんは増えました。何度も書いて来ましたが、口周りの手術は形成外科の技術と知識を要し、同時に美容外科のセンスが重要だし、美容外科学の知識が無ければ美しい顔を作れません。
だから私に罹る患者さんが多いと自負していても、コマーシャリズムとSNSには敵いません。当院はTVCMは打っていませんし、SNS上は私のこのブログが優勢でも、他も”やらせ”を載せるから”いたちごっこ”になり上下動が激しい
▼続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 美容外科学
口周り:赤唇が富士山型になった症例の解消手術が流行っています。困ったものです。
私は口周りの手術の専門家ではありません。眼瞼も外鼻も、リフトも含めて顔面の美容形成外科全般を取り扱います。ただし簡単な重瞼術埋没法や出来合いのシリコンプロテーシス等は若い経験の浅い美容形成外科医でも取り扱いますから、私の出番は少ない様です。
昨今なんとかミクスの好影響か、美容医療の患者さんは増えました。当然の様に参入者も増えました。結果的に経験の浅い美容整形屋の率も増えました。数年前までは非形成外科の技術と知識が足りない美容整形屋が駄目な奴の代名詞だったのですが、最近では形成外科医をちゃんと研鑽した後に美容外科の経験が希薄なまま開設するものが多く出て来て、彼等は知識と技術は持っていても美容学を学んでいないつまり美的センスに欠ける者も多く、手術は綺麗でも美しい容貌を呈さない患者さんが散見
▼続きを読む
▼続きを読む
切らない眼瞼下垂手術を適時追加して嬉しいけれど・・?!、どうなる?。
たまには切らない眼瞼下垂手術の症例を載せます。当院は眼瞼形成術を多数例施行して来ましたが、その適応は診断によりいくつかの方法を使い分けます。一般的に美容形成外科の医療機関で眼瞼形成術の症例数は全体の50%前後と言われます。一重瞼(先天性前葉性眼瞼下垂症)が日本人の半数存在しますから、重瞼術の対象患者さんは当然50%居ます。その際埋没法が約90%使われます。近年まで美容外科医は形成外科の研修をしていない医師が95%以上です。彼らは切開法の眼瞼形成術を習っていないので受けてはいけませんし、危ないので非形成外科医師は通常薦めません。見よう見まねでやっている医師に受けるべきではありません。埋没法なら彼らでも出来ますが、綺麗かどうかは別問題ですし、取れる率が高いのにダウンタイムが長い趨勢です。何故かと
▼続きを読む
▼続きを読む
鼻唇角プロテーシスは他国では”猫手術”とか称しているらしいけれど、元々は私が考案した手術です。でも今回は更なる効果も求めます。“貴族手術”も私の父の考案です。
みなさん知っての通り、大韓民国は真似っこ文化で食っています。電化製品、車などのハイテクは日本人の技術者を買って作りました。韓流ドラマは昔の日本のテレビドラマの焼き直しです。タレントは美容整形(かの地ではこう言います。)をして可愛く装っています。その美容整形は日本の美容整形屋には在日が多いから教えたのです。また彼地では外貨獲得を目的に美容整形を国を挙げて奨励していますから、先進国である日本や欧米から知識と技術を輸入してきました。国策ですから、材料や器械の開発においても規制が緩く、危ないものでも認可されるし、日本にも直輸入されています。しかも、真似た術式にニックネームを付けてうまく売り出します。
鼻唇角プロテーシスを猫手術と称しています。鼻唇角プロテーシスは、外人の様な本当のアップノーズを
▼続きを読む
▼続きを読む
口周りは鼻、口、顎の関係。頤もです。頤プロテーシスから計画的に先行して手術。
口は上下唇が包んでいます。口腔内には前方に28本の歯牙と上下歯槽骨(歯の植わっているU型の骨)があり、上は上顎骨等、下は下顎骨(下歯槽骨は下顎骨の一部ですが)に乗っています。これらの位置関係は様々で、正面像での形もバリエーションがあります。側面像での3次元視では前後関係も様々です。側面像でのE-ラインは見た目に反映しますし、正面像では上下左右の長さが見た目に大きく反映しますが、人間は遠近感を感じ取りますから、正面視でも前後関係が意識されます。さらに頤に梅干しができると動的形態に影響します。他の部位も表情により動的形態は豊かです。
こうしてみていくと、口周りは数字だけでなく、周囲の部品の形態と数字的位置関係が口の印象を司るのです。だから私はこれまで、鼻や頤を順々に、またはできることは同時
▼続きを読む
▼続きを読む