今回の症例は20歳代後半の女性で美容に対する意識が高い患者さんです。これまで8年前にS美容外科で重瞼術埋没法。3年前にPクリニックで目頭切開Wー形成法。3年前に当院で両側NILT2点(切らない眼瞼下垂手術=黒目整形)1年半前に左が緩み、1年前に左右内側1点追加。やはり緩んだ。なかなか定着しない、特に内側が挙がらないため、今回切開法をして定着させましょうということになりました。形態的にも改良を計りたい希望です。
他院で受けた目頭切開手術はW−形成法ですから、蒙古襞のの拘縮が解除されていない為に目頭の位置が下にあるため、吊り目に見えるのがキツい感じです。やはりZ−形成法による拘縮解除を求められました。実は別の診療でも当院に通われていて、当院を気に入られて当ブログをひもといて、目頭切開の症例
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カテゴリー別アーカイブ: 日本美容外科学会(JSAPS)専門医
鼻はDiamond型の鼻尖(鼻の頭)がポイントです。
今回の症例では、まず術後4週間の画像で美しい外鼻形態の説明をします。ポイントはダイやモンド型の鼻尖です。外鼻は全体のバランスが求められますから、目隠しで鼻稜まで描出します。
正面画像でのダイヤモンド型とは鼻尖の周りにある影がタイやモンド型です。上左画像で鼻尖真ん中にあるハイライトが凸。両側ダークです。影の形は上方に向かってすぼまり、下方は鼻柱に向かって細くなるのですぼまっています。上右図はこれをトレースしました。
鼻尖を下から見てもダイヤモンド型です。前方凸はもちろん強調して作り上げました。鼻尖の両側のくびれから鼻柱に向かっては細くなるので影ができます。鼻柱の皮膚は濃いので逆ハート型みたいになっていますが、ダイヤモンド型にカットされた形と言っておきます。
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黒目整形セットで大人っぽくなったね。
年末から年度末には黒目整形セットの症例が続いていました。若年者が学校の休みを利用して、年度末は進学やリクルートを契機に受けました。その結果年末の一例が3ヶ月後の完成を見せに来院していただきます。画像をご覧いただけば皆さんも今後の参考になるでしょう。後段の御託は再掲ですが、結論だけでもお読みください。
まずは画像を提示します。
術前
下に術前の近接画像。
上には術直後と術後1週間
術後3ヶ月で完成となります。
下に術後3ヶ月の近接画像。
症例は18歳の女性。高校卒業前です。大学進学は決まっていますから、このチャンスに眼瞼形成術を希望された患者さんです。先天性一重まぶたで眼瞼下垂症状を呈しています。一重瞼であるための皮
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知性的で素敵な患者さんは見ていて楽しい。4週間でさらに魅力的!
素敵な症例患者さんの中期的経過を載せます。皆さんも1ヶ月までの経過は見たいですよね。
今回もまず症例を説明します。患者さんは22歳、女性。先天的には狭い二重瞼。3年前他院で埋没法(画像にある様に狭く浅い)。ソフトC.L.を1年間装用した。埋没したら右の下垂が露見したとのこと。肩凝り、頭痛も生じてきて自ら眼瞼下垂症を疑われたそうです。LF14mmと正常範囲だが、MRDは2.5㎜と落ちている。後天性腱膜性眼瞼下垂症でしょう。眼裂横径25mm、内眼角間33m、角膜中心間57mm。蒙古襞の被さりは多くないが、拘縮は強い。前回は平行のラインにデザインされているが、埋没では緩んだし、目頭付近の引き込みが消えた。この蒙古襞ではそうなる。フェニレフリンテストではよく開くので、LT法で挙筋修復が適応する
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美容医療の神髄-歴史秘話第85話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その60”「銀座から地方都市へ2:美容形成外科学医」
私の医師歴16年次、平成14年は2002年ですが、父が銀座美容外科医院の前身を開業したのは昭和36年ですから、41年来の念願の2院制での診療となります。昭和53年に国会で美容外科標榜が認可されたのをを皮切りに、複数院での美容外科診療で全国誌での広告で患者を集める好効率のチェーン店方式が横行しました。TクリニックのT院長は名古屋と赤坂を新幹線で行き来してしかも手術台二台を並べて同時並行の手術をしまくる。そんなやり方を父は`新幹線整形`と呼んでうらやましがり、私に「早く二人で新幹線整形しようぜ!」とせっついたのでした。
私は形成外科医療が面白くなってしまって、北里大学形成外科・美容外科医局に在籍し続けましたが、15年次に教授から「お前は臨床家が合うだろお。」と教えられ開業する事になるのです
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