このところ3点セットをブログ提示する機会が4例続きました。流行っている訳ではありません。ブログでの啓蒙活動が効を奏しているのでしょう。ただしいまだに上口唇短縮術を人中短縮術と称する患者さんがほとんどです。人中だけ短縮するなんてありえません。それに人中という意味を知らない患者さんが多く、私が「手術で人中を強調しましょうか?。」と言っても、人中とは何かさえ知らない患者さんがほとんどです。もちろん私のブログを読み込んでいる人は、その意味を理解して来院されます。
患者さんがそうなら、医療者側にも多く居ます。特に美容外科の世界では目に付きます。一般的にほとんどの美容外科医は、患者さんを細かく診察しないで、皆に同じ様な診療をしようとします。治療行為により料金が発生しますから、診察には時間単価を取ら
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カテゴリー別アーカイブ: 鼻翼(小鼻)幅縮小術
口周りの手術3点セットが流行り始めました。ターイヘン!でも結果良好か?。
口周りの手術に邁進しています。先ず人中部の白唇長を測り、15㎜以上は手術適応とします。その上で顔面縦長と上中下の比率を測ると、面長の人でも丸顔の人でも下顔面が中顔面より長い人がほとんどです。C−カールの程度も相談します。
人中やCupid's bow,赤唇縁の弓形も好き嫌いに応じます。その後口角の評価をする際には顔面部品の横幅を計測するのですが、鼻翼が大きい特に内眼角間距離と違い過ぎる場合には指摘しています。鼻翼縮小術をお奨めするのですが、白唇短縮術後に鼻翼縮小術をすると人中部が膨隆してしまうので、白唇部短縮術の際に鼻翼縮小術を併施して、ずらして縫合した方がよいのです。
こうして口周りは相関しますが、最近では鼻翼縮小術は皮弁法を頻用して後戻りもありません。すごい事です。三つの手術
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口周りの手術3点セットは経過が長い。上口唇(人中部)短縮術+口角挙上術+鼻翼縮小術皮弁法
ブログに載せたからでしょうか?。私がお勧めしているからでしょうか?。はたまた患者さん同士の評判でしょうか?。口周りの手術として白唇短縮術と口角挙上術を施行すると、鼻翼が胡坐型で大きい人はバランスが崩れて目立つようになる。そのような症例に対して、鼻翼縮小術を後から追加すると、今度は口唇がモコッと盛り上がってみっともなくなる可能性が高いのです。ですが、人中部を中心とした上口唇白唇部短縮術と鼻翼縮小術を同時に施行すると、ずらして縫合できるので膨隆しません。だから適応の人にはお奨めしています。そして、実際画像を見たら受けたくなります。とはいっても3つの手術を受けると経過が長い。なので今回は術後1週間までを載せ始めます
症例は24歳女性。昨年鼻形成は済んでいる。白唇長(鼻柱基部~人中部の赤唇縁)
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口周りの手術は3点セットも定番化しています。白唇短縮術+口角挙上術+鼻翼縮小術皮弁法
口周りの手術の提示症例が続いています。しかもやはり、最終兵器です。顔面の部品や輪郭を治してきて、それぞれの結果が得られたのちに、口周りの問題だけが残存するからです。口周りの手術を上手に出来る医師は少ないからです。傷跡が顔の前面にあるため上手な医師に受けないとやばいし、ひどい場合には後戻りして、やらずぼったくりの結果になるからです。鼻翼もです。
傷跡を綺麗に縫合するのは美容整形屋の得意分野ではありません。形成外科医の得意分野です。巷間のチェーン店系の美容外科クリニックには形成外科のキャリアーを積んだ医師は居ません。だから創を真皮縫合を丁寧に出来ません。かと言って、形成外科出身の美容外科医で口周りの手術の症例を積んでいる医師は数少ないのです。日本中に10人は居ません。私はこの数年毎日の様に
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口周りの手術を、使い分けました。遠方から有難う御座います。
予めメールでお問い合わせを戴いていた遠方からの患者さんです。メールで画像も送って来られて、一応手術適性が判る様にして予約いただくことも出来ます。
症例は25歳女性。白唇長:鼻柱基部〜赤唇炎中央=18mmと15㎜以上は長い部類。側方から見てC-カールはあり、正面像で人中は浅いが狭く、弓の形は明瞭です。E-ラインは直線上です。鼻翼幅が39㎜ですから鼻翼縮小術皮弁法を2.5㎜×2で34mmを目指したい。内眼角間距離も36㎜ですから、目頭の蒙古襞も、一辺4mm60度のZ-形成術で2.5mm寄せて33.5mmを目指したい。このように顔面の計測でプランを立てないと不自然なバランスになります。口角挙上術もしたいが一歩ずつ進めたい希望で後日としました。その際口唇幅は49㎜ですから、鼻翼や内眼角間との比
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