今回の症例は17歳、女性。典型的なPuffy eyeです。パフィーアイとは、化粧パフのようなふっくらした目元という意味で、欧米の白人がアジア人を揶揄するときによく使われる用語です。まあ開瞼不良という機能障害が見られるわけですから、人体能力そのものを低いものとして見られているので残念ですが、だから可哀そうなのです。
もちろん症例の患者さんは、幼少期から開瞼不良というか目が小さいのは自覚(もちろん他覚的にも)していた。挙筋機能は12mmとやや低下。フェニレフリンテストでは、開瞼の強化が見られない。眼裂横径:24mm、内眼角間距離38mmで蒙古襞が目頭を隠し、内側の白目の面積が外側の白目の半分しか見えない。
術前、下図は左右近接像
いつものやつ!。一辺4mmのZ-形成術に
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カテゴリー別アーカイブ: まぶたの美容と機能
大韓民国で手術のライブデモを解説してきました。
先週の土曜日と日曜日に韓国に新しい手術法のデモを見学に行って参りました。とはいえ、特に目新しいものではなく、オーソドックスな眼瞼切開手術を4例拝見しました。まあ復習になってよかったかと思います。私達は形成外科を長年研鑽しつつ、美容外科の診療経験を積んで来たので、本邦では眼瞼の切開手術の領域の最先端を行っているのです。
修了症を授与されてやっと終わった2日間でした。
大韓民国は1996年に通貨危機となり、IMF(世界銀行)からの融資を得て経済を回復させました。それまで、日本からの借款、USA(国連軍?)からの軍事援助を受けていましたから、漢口の奇跡と云われる程の経済発展を遂げて来たのですが、限界が来たのです。
融資を受けたら返済する為の経済発展を求められます。もちろん財閥が牽
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眼頭切開が評判です。当院独自のZ-形成法による蒙古襞解除術はこのような症例にも使えます。‐1週間後の経過‐
立て続けに当院の売りであるZ−形成法による目頭切開=蒙古襞の拘縮解除術をご紹介してきました。いかに素晴らしい結果かは画像が教えてくれます。
先ずは術前=3年前に他院でズレたW−形成法での目頭切開術を受けられています。ゼーンゼン数字が伴っていませんし、挙がっていません。
引き続き拡大像をお示しします。術後2週間です。
近接像です。
内眼角間距離は計算通りに36㎜となりました。画像上ではいい感じのサイズに変化が見て取れます。内眼角間距離は一つの数字的な目安に過ぎませんが、目安なしにはデザイン出来ません。数字的に言えば、理想のサイズである右眼裂横径:内眼角間距離:左眼裂横径=30:30:30㎜の人はアジア人では滅多にいません。これまでに2人だけ見た事があるだけです。ちなみに
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当院の眼頭切開術はすべての日本人に適応します。形態改善の目的はちょうどいい。
この数種間に症例提示の承諾を頂ける患者さんが頻出されました。目頭切開が続いています。要するに症例提示を見て「私も私も!」と芋づる式に希望されるからでしょう。良好な形態を作れて経過を正直に提示して来たからと自負しています。皆さんに悦んで頂いているので、私達としても嬉しい限りです。
症例の2週間目の提示を致します。
上左が術前、上右が術直後です。
上左が1週間の抜糸直後、上右が2週間で経過を見せて頂きました。
画像上術後しばらくは開瞼が不良とに写っています。痛いのでしょうか?、突っ張るのでしょうか?。目頭切開=蒙古襞の拘縮解除術は、開瞼を阻害する皮膚の突っ張りを無くす事が主目的であると、これまで何度も言い続けてきました。なのに、術直後は腫脹と創の痛みで開き
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眼頭切開が評判です。当院独自のZ-形成法による蒙古襞解除術はこのような症例にも使えます。
これは難しい。形態をどれだけ作り上げるかは、デザインが60%以上の割合で左右するのですが、他院の修正手術では限定されるからです。しかも前医が医局の先輩で知り合いなだけに、逆に聴きにくいから詳細が不明です。手術当日中に解ってくる事がありました。
症例は35歳、女性。3年前に他院で目頭切開を受けたが、効果不足との訴え。
内眼角間距離39㎜ 眼裂横径26㎜ 挙筋筋力は13㎜だが、腱膜性眼瞼下垂症に対して切らない眼瞼下垂手術を受けている。顔が横に広がっている感じなのでもう少し目の窓を寄せたい希望に対して、一辺4㎜のZ−形成法による目頭切開を予定しました。
上左図が術前、上右図が術直後です。充分に効果が得られています。計算通り目頭が1.5㎜ずつ開いて内眼角間距離は36㎜にな
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