カテゴリー別アーカイブ: 美容医療

2023 . 6 . 28

久しぶりのスレッドリフト。PRPも同時。定期的にフィラー治療しているので、とてもこの年齢に見えませんね。

1年以上前から、私が手術する切開リフトが大流行りです。もちろんブログのお陰ですが、他医がまずしない、広範囲剥離が有効だと解った患者さんが増えたからです。 最近の美容医療の隆盛は見ての通りです。でも多くの患者さんは間違っています。「美容外科は新しい分野でしょう?。」私は「何言っているんですか?。」と言いそうなのを堪えて「私の父が開業したのが昭和36年。十仁は戦前からです。」と説明し、ついでに「昔の芸能人の多くが私の父の作品です。」と言うと、「あの人が!、本当ですか?。」と一般人は知っていて知らないふり。まあ芸能人は「セーケーなんか受けていません。」と嘘をつくのが商売ですから、仕方ないのかも知れません。 話が飛びました。最近美容外科・形成外科のみならず美容皮膚科と称するものまで、美容
▼続きを読む
2023 . 6 . 22

口周りの改造を求められましたが、人中溝の縦長が16㎜で切除は不可も、人中が10㎜と幅広く、赤唇が平坦ですから、寄せて強調すると可愛い。口角も挙げたい。

一時は口周りの手術が毎週の様にありました。年に50例以上の年もありました。4年前からのマスク対応で、カムフラージュが常道となっていたからです。しかしこの間に、この手術をする医師が増えました。でも多くの患者さんに聴くところによれば、口周りの手術を受けるなら、国内で三人に絞られるそうです。画像上の素晴らしさと、真摯な診療行為の結果が載っているからでしょう。また早期から中期時には3ヶ月以上の長期的な経過も載っているから、信頼されているのでしょう。 逆に、これもSNS上で、マスクが義務では無くなって、口周りを見せなくてはならなくなったから、むしろこれからが、口周りの手術を希望する患者さんが増えるという説もあります。そうでしょうか?。上にも書いた様に口周りの手術ができる美容形成外科医は数少ないで
▼続きを読む
2023 . 6 . 20

若年でも鼻唇溝が目立つ美人には、ヒアルロン酸ではキリがないのでプロテーシス。

顰蹙、ひんしゅくという熟語があります。顰めると蹙めるの漢字部分を合わせています。意味は、眉を顰めると顔を蹙めるです。 眉を顰めるのは嫌な時や怖い時や怒った時などの感情が表情筋の一つである皺眉筋に伝わり皺を造ります。どれも良い表情ではありませんから、筋の動きを止めたいと考えてボトックスで止めるのが第一選択です。この面は他の機会に書きます。 顔を蹙めるという表情も同様に嫌な感情により起きますが、特に法令線が深くなる原因ではあります。法令線の下には頬骨筋群という鼻唇溝を斜め上に引き上げる筋達が付着していて顔の後方に引き込むから溝になります。頻回に引き込まれているうちに、皮膚に折り目が付いて刻まれてしまいます。ただし、法令線(医学的には鼻唇溝)は、骨の折れ返り線でもあります。皆さんも触れ
▼続きを読む
2023 . 6 . 19

アジア系外国人ではまだ低くて大きい鼻の人がいます。一回の手術ではまともになりません。続けて提示予定。

中華人民共和国には、実は多様な人種が存在します。混血も進んでいます。ですが現代では人種という概念は科学的には解明されていません。DNA、ゲノムを全て調べられないからです。でもご存知の様に概ね3種類の人種に分けられます。白人と黄色人種(アジア人)と黒人です。現代は交通手段が進歩して混血が進んでいますが、昔から中国は大陸国ですから、シルクロードを辿って他の人種と混血がされていました。有史以来欧米にも移住し華僑となり、USAにも進出しています。逆に中国の西側の内陸部では、田舎に閉じ込められている人達もまだ居ます。生活環境も整わず、経済的にも格差が多い地域がまだあります。最近やっと人々が動ける様になったようです。 鼻の平均的な形とサイズは、人種により明確に分けられます。高さと幅は反比例し、ご存
▼続きを読む
2023 . 6 . 19

眉下切開の提示は久し振りですが、結果は良好です。

眉下切開術は皮膚、皮下脂肪切除術です。前葉性眼瞼下垂症に対する手術で保険適応です。いつも書いていきましたが、眼瞼下垂症手術には診断が重要です。先天性と後天性.前葉性と後葉性を鑑別診断して、手術法を検討するべきです。分類してみます。 先天性前葉性眼瞼下垂症とは、一重瞼の事です。一重瞼は全人類のうち約10分の一に存在する突然変異による異常な形態で開瞼機能を障害します。二重瞼では瞼を開く眼瞼挙筋から枝分かれしたコラーゲン繊維が皮膚に付着していて皮膚も持ち上げるのに対して、一重瞼では遺伝的にその構造が欠如しています。ですから治療法は一言!、重瞼術です。眼瞼挙筋と皮膚を繋げる改良方法です。決して美容目的だけではありません。もちろん目の窓が大きい方がキラキラしますが、視界が良好な方が視情報が多く入
▼続きを読む