カテゴリー別アーカイブ: 上口唇(鼻下)切除術

2022 . 8 . 28

やはりいい考えだ!。鼻翼縮小術皮弁法は永続的効果があり、上口唇短縮術を併施すれば人中が膨らむ事もないです。

形成外科医と美容外科医は、医師としての質が違います。診療対象も違いますし、保険診療と自費診療の違いもあります。原則的に病気や怪我等の原因の結果としての形態的変形を治すのが形成外科で、保険収載の可否は厚労省が決めます。健康でも形態的に治したい場合は美容外科診療になります。しかしどちらも、対象は体表に近い形態を治すので、解剖学的(構造)知識と機能的知識は共有です。実はUSAでは、Plastic surgery,形成外科とAesthetic surgery,美容外科はどちらも自費診療です。診療科目名もAesthetic Plastic surgery等(他にも)と一緒くたにしています。 ところが、形成外科医は大学病院や大病院で研修しますが、美容外科医はいきなりクリニックに就職するか、他科での
▼続きを読む
2022 . 8 . 10

満を辞しての人中短縮術の修正は人中だけでは無い上白唇短縮術。前回は後戻り、今回は後戻りゼロでしょう!。

この手術を人中短縮術と称している美容整形医師は間違っています。人中だけ短縮すると、富士山型の赤唇になります。他院での術後変形をよく見かけます。医療関係者以外の患者さんは、医療機関の流す情報を視てきますから、間違った知識を持ってきます。なお、手術名を洋語で書くとUpper lip liftです。直訳すれば上口唇挙上術ですが、手術で切除して縫合すると口唇の挙上効果を得られるので、私は上口唇短縮術と呼んでいます。ただし洋語では短縮,Shorteningとの術名はありません。 洋語のある如く、口唇は赤い部分だけでなく、その上の皮膚の部分は鼻の下まで口唇です。赤い唇を赤唇,Vermillion、皮膚の部分を白唇,white lipと称します。形成外科医なら知っています。口唇裂を手術するからです。
▼続きを読む
2022 . 8 . 6

やはり口周りは人中だけではない上(白)口唇短縮術と口角挙上術の併施が適切で、好結果!。

口周りの手術は赤唇と白唇のバランスです。毎回書きますが、唇は赤い部分だけでなく、その上の白い皮膚も含んで形態を観る部分です。しかも赤唇の露出する表面や赤唇縁には手術痕痕を作れませんし、白唇の表面にも傷跡は避けたい部位です。ただし2箇所だけは可能です。鼻翼基部(医学的には点ですが)の折れ返り線から鼻孔底隆起の下、鼻柱基部(医学的には点ですが、人中の最上部)の折れ返り線は傷跡が目立ちません。赤唇縁は膨らみがあるから切りたくないのですが、口角部の赤唇縁は隠れているし隆起がない部なので切れます。 と言う考えで、上白唇短縮術で、白唇をスッキリさせて赤唇を豊かに魅せる。間違っても斜めには引き上げません。変形をきたす可能性があるからです。両側の鼻翼間を同じ幅で切除短縮しても、さらに外側は挙がりません
▼続きを読む
2022 . 6 . 22

まだまだ続く口周りの手術。今回は人中を中心とした両側鼻翼間の上白唇短縮術です。赤唇も強調します。またまた学会で脚光を浴びます。

他の多くの患者さんが来院する度に、「先生は口、鼻の下、口角、鼻の手術が得意なんですね。視ています。」といきなり告げます。私「別に専門家では有りませんが・・。」と答えながら、「でも画像を視て一番綺麗で、形態が良いと思われるなら、私も努力の甲斐があったのですから、嬉しいです。」と付け加えます。 しかも、学会でも評判です。昨年JSAS(非形成外科の美容整形出身医側)を、よりに依って私の後輩が主催した際に、彼に依頼されて発表しました。今回また、JSAPS(形成外科出身の美容外科学会)での指定演題を依頼されました。JSASでの評判を聴いたのか、JSAPSにはこの手術に精通している医師が少ないからかは解りませんが、ブログで患者さんの評判を得てきましたのは確かで、その結果症例が多いので、どの学会でも
▼続きを読む
2022 . 5 . 9

どこの出身にしても上口唇は伸びます。人中だけでない上代唇短縮術は適応。

中華人民共和国出身の患者さんが戻りつつあります。とは言っても日本在住者です。逆に中国には帰れないので、美容医療を日本でしか受けられないのでしょうか。 私は日本人です。日本人は東アジア人で、いわゆる黄色人種です。人類の人種を三つに分けると、他にも派生種はあるにしてもアジア人はモンゴロイドと呼ばれます。そして東アジア人は新古のモンゴロイドが混血しています。新モンゴロイドは、シベリアか満州で寒冷地適応で変異した民族ですが、一重瞼と非わきがを特徴とします。最終氷河期後に南へ移動して東アジア人と混血しました。日本には古墳時代までに少しずつ移動しました。中国では、その後も満州族の清国人と漢民族は混血しています。 人種間で顔面や身体の特徴は厳然とありますが、環境因子も影響しますし、加齢変化も必
▼続きを読む