私は現在鼻尖に対して耳介軟骨移植術を頻用しています。1~3枚で1枚1mmと考え、前か下に増大しています。それが悦ばれます。それに耳介の耳甲介部から採取した軟骨は、鼻尖の湾曲にマッチしますから、自然な形態が作れます。
症例は、27歳、女性。3か月前に鼻尖縮小を先行した。今回鼻尖を高く、位置を下げるために増高術をします。10×15mmの耳甲介軟骨を採取して、3つに分けて3段重ねにしました。軟骨移植手術では、Donorが必要ですが、耳介からの採取の場合、傷跡が耳介の後部の溝であるため目立ちません。画像を見ましょう。
各方向とも、左が術前、中が術直後、右が術後1週間です。
上の列は正面像:術前は鼻尖が大きいし、術直後は腫脹が加わってむしろ鼻尖が大きくなっています。ところが術
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カテゴリー別アーカイブ: 鼻尖鼻柱下制術
鼻尖増高と下制術に鼻稜増高も加えました。遂に両側耳甲介軟骨移植です。
鼻尖の手術が続いています。そういえば最近、ブログ掲載承諾症例が続いていました。月単位経て最終的結果が見えて来ているからでしょう。それはそれは素晴らしい美容的形態を呈しているからでしょう。但し、形態的に完成に至るまで最低3か月かかります。ブログの読者の皆さんはご存知でしょう。
したがって術後早期の画像は、テープ固定していないと恰好が判らないでしょう。今回の手術もそうです。まずは各方向から術前と術直後の画像を比較しましょう。今回はテープ貼付の画像から魅せます。
さらに今回は術中に画像をたくさん撮らせてもらいました。軟骨の形成を魅せます。面白い絵ですし、みなさんの参考になると思います。
症例は26歳の女性。鼻の尾根が太く、鼻千の上にさらに低い船底上の凹み。鼻尖はTDP: Tip
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鼻尖形成術の軟骨移植法
鼻尖形成術は、鼻尖が大きく丸く、高さが無い症例には第一選択の手術です。というと、日本人の多くが適応するのですが、鼻の手術の美容外科的適応は、サイズの問題で、そのバリエーションは様々です。そして鼻の形態は上から下までのバランスが重要で、周囲の形態にも影響されます。そこのところを考えないで、治療すると不自然な形態になり兼ねません。また各部位も自然状態にあり得る形にしないと不自然感が見えてしまいます。
ただし、鼻尖だけ高くしてしかも下げて、形を作り上げても、それはそれで自然な形態が作れます。通常、鼻尖に関して鼻柱延長術(鼻尖下制術)は不自然だと思います。私は現在鼻尖に対して耳介軟骨移植術を頻用しています。1~3枚で1枚1mmと考え、前か下に増大しています。その程度の修正量が悦ばれます。また耳
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鼻尖の形と位置は中顔面長を変えて魅せます。見えて来ました。
美人を更に美人にする診療は、美容外科医冥利に尽きます。皆さんお間違えなく!美容外科は外面的にはそれぞれでも、内面的な美人が外面をより向上することで好結果をもたらすのです。
敢えて点数で表現します。美人度を100点満点で表現すれば、100点の人は理想ですが、その意味であくまでも想像の産物です。例えば40点の人が80点になるには大変な労力と時間と経済力を要する訳で、滅多に出来る事ではありません。テレビ番組での症例は経済的に優遇されるから出来るのです。40点の人を60点にすれば合格点ですが、美人の域には達しません。満足度はそこまでです。60点の人が80点にするのは、術者がそれなりの技を持ってすれば可能です。眼瞼下垂手術と目頭切開の併施はこのくらいでしょう。ですから私には自信があります。まして
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鼻尖の形と位置は中顔面長を変えて魅せますが、まだ結果は見えません。
症例は37歳、女性。細面(ほそおもて)で美人の患者さん。顔面輪郭は卵型で理想的ですが、上中下の比率は上顔面(生え際~眉の下)70㎜:中顔面(眉下~鼻下)60㎜:下顔面(鼻下~頤尖)65㎜おでこが広いのは髪で隠せるが、中下のバランスが不満。中が短いのは鼻尖が上方にあるためで、下が長いのは上口唇(白唇部)が長いためです。
診察すると、鼻唇角が(側面で鼻柱と口唇の角度)110度を超えるので鼻尖が上方に向いている。鼻尖が上方で、しかも定規を当てると、鼻陵の延長線よりも低い。鼻柱基部〜Cupid‘s bowは20㎜です。15㎜以下が望ましいし、鼻柱基部が前方にあるために外反が無い。いわゆる鼻の下が長くて、ストンとしているタイプです。
鼻尖部隆鼻&下制術は耳介軟骨の2~3枚重ね:onlay
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