カテゴリー別アーカイブ: 美学

2017 . 10 . 11

美容医療の神髄-歴史秘話個人編-美容整形屋と美容形成外科医「番外編:美容外科医の家族は辛いよ!6」

私が何とか北里大学に入ると、父とは距離が遠くなりますが、自動車で行けば、実はそんなに時間は掛からないのです。学生時代に私は自動車を購入してもらい、4年生までは自動車通学をしました。当時の居宅は目黒区で東名高速に近いため相模原市の北里大学まで一時間少々でした。さすがに5、6年生には、臨床実習が毎日あるから通えなくなり、相模原市内にアパートを借りました。 父は大学に入る際に言いました「何先生って言う友達がいてさ。子供が医大に入ったので嬉しくて車を買ってやったんだって。それもポルシェだぜ。ところがそこはポルシェだぜ!、ぶっ飛ばさない訳無いだろ!一年性の間にぶっつけて大怪我して、大学を止める羽目になったんだってよ。」さもありなんの例えです。私に自動車を買い与える際に釘を刺したのです。もちろんポ
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2017 . 10 . 4

眼の開きが強いのがお好き?。一度完成をみましたが、修正の為に追加しました。。

本症例は面白かったので昨年分から一部を再掲します。1年前に手術を繰り返して、一度完成を見た症例です。他院で埋没法が行われた後に物足りなくて、当院で切開法を施行しました。開瞼の向上という結果は出ましたが、左右の微妙な開瞼の差と瞼縁のカーブという形態と機能の問題。前頭筋収縮の非対称、影響して重瞼の非対称が診られたために、修正してきました。 上の画像が昨年の術前術直後です。両眼共に画像上で開瞼が向上しています。 何回か修正手術をして左図の様になりました。とにかく両側ともよ~く開いていて、患者さんからはその時点でやっと、完成のお墨付きを得られました。本症例の患者さんは目の開きを最大限強化して、しかも二重もくっきりしたいと当初から希望されていました。症例経験に対する感謝を致したいと思います
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2017 . 9 . 22

美容医療の神髄-歴史秘話第103話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その78”「地方都市21:美容外科医は辛いよ!」

私の医師歴16年次は平成14年、2002年のA美容外科大分院での事件はこれから始まります。それは、当然金銭の奪い合いです。そしてそれが当時は生命の奪い合いに繫がらなかったのはまだ幸いでした。その方面の人は脅かしは使いますが、もちろんそこまでの価値はないし、あくまでも準構成員ですから・・。ただしバックには組の紋を背負っています。 或る日突然Knさんから、私の名前で金を借りて欲しいとの申し出が有りました。ここからが、ドラマの始まりです。その筋の人は、いろいろな手を使います。先ず赴任当初から、Knさんは私にA美容外科グループの総院長という肩書きを付けようとします。もちろんこれは作戦上の肩書きです。本来医療機関のグループにそんな名称の肩書きはありません。ちなみにKnさんはA美容外科コンサルタン
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2017 . 9 . 21

男性こそ眼瞼下垂じゃあ、恰好つかないぜ!男を揚げよう!

男性をブログに提示する機会が少ないのは、男性の患者さんが多くはないからですが、実は最近増えています。ブログ提示症例を見て経過と結果が判るから、診療と手術に臨むスケデュールを立てられるからでしょう。 そういえば一般的には、美容外科に於いては男性患者さんの割り合いは10%が平均といわれていますが、父のクリニックは20%程度でした。それは何故かと言うと、ジェンダーを重視していたからです。男性にもジェンダーがあります。男らしさも男の色気も、美男も男のジェンダーです。それぞれの男性性を見分けて向上を図れば、男性でも外面と内面の調和を取りながら形態と機能の改善が得られるのです。要は診断能力です。父は長けていました。私も見習っています。 ジェンダーは性的な要素も含みます。父は性医学の分野にも関
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2017 . 9 . 21

目の間(内眼角間距離)が離れていても、この手術なら普通になります。

これまで何例かは目が離れている症例を提示してきました。毎回ゴチャゴチャ御託を並べています。それは、私も患者さんもどの程度の手術をすれば良いか悩むからです。この種の症例に対しては、目頭切開が当然に必須ですが。術前に「いつものやつ!」で済むかどうか迷いながら説明しながら、自分の頭の中のイメージも整理しています。結果、今回も「いつものやつ!」一辺4㎜のZ−形成法のデザインです。眼瞼はこれも「いつものやつ!」ですが、ミリ単位のデザインの選択が難しいのです。それに術中には「いいね!」って見えても、術後は腫脹で「よく判んなアーい!」になりがちです。今回も先ずは術当日の画像提示と言い訳から・・。 症例は25歳、女性。先天性一重瞼。6年前埋没したが、ご覧の通りほとんど外れている。LF、挙筋機能(=滑動
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