カテゴリー別アーカイブ: 美学

2015 . 7 . 10

美容医療の神髄14-歴史的経緯第14話- ”口頭伝承話”その14

大森派=大学形成外科出身の美容外科開業医と、十仁派=美容整形時代からの開業医は相容れない出自を持っていましたが、美容整形か整容外科か形成外科からか、いずれにしても標榜後美容外科医となった訳で、同業者です。実は交流は以前からあったのですが、開業医同士でも一部で親交がありました。特に、単独開業医が広告戦略&多店舗展開のチェーン店系に押され始めて来たから、個人開業医が集まりだしたのです。それが現存する臨形です。今回はその話から入ります。 その前にもう一度、学会等の関係性とその経緯の整理をしておきます。 日本でも、戦前から美容目的の治療をしていた医師はわずかに存在しました。十仁病院は男性部門を主に診療していました。大学病院の医師の中で、眼科で重瞼術。耳鼻科で隆鼻術をしていた記録はあります
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2015 . 7 . 8

お勉強に励んでいます。−医者は一生勉強です。−Ⅲ

これまで2回、お勉強シリーズを書いてきましたが、シリーズ化してきました。そこで、表題を「お勉強に励んでいます。」として続けます。前回本邦の腱膜性眼瞼下垂の初出論文の紹介をしましたが、内容を説明しなかったので、再掲します。 Ann Plast Surg. 2001 Jan;46(1):29-35. Etiology and pathogenesis of aponeurotic blepharoptosis. Fujiwara T1, Matsuo K, Kondoh S, Yuzuriha S. Author information 1Department of Plastic and Reconstructive Surgery, Shinshu University S
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2015 . 6 . 19

形成外科、美容外科、美容皮膚科、美容整形 などの科目名称って何を意味するのでしょう。Ⅹ=美容医療の各科目6=

美容医療の科目名の説明をしてきて、前回やっと美容外科の説明を始めたつもりが、あらぬ方向になりました。再開致します。 美容外科と美容整形は、ほぼ同じ分野をカバーしますが、全く異なります。美容外科は標榜科目ですが、現在では美容整形は違法名称です。広告や番組で名乗ったら違法です。でも分野的には、昭和53年を境に、美容整形から美容外科へと、連続性をもって進歩してきました。敢えて言うと美容外科は形成外科出身の医師が標榜することに躊躇しない名称となりました。その結果マーケットが広がると同時に、参入医師も増加した経緯があります。逆に言うと、本邦では近年に美容外科ができたと思っている国民が多いのは、そのためでしょう。バカいうなよ,私の父は昭和36年に銀座整形を始めたし,十仁病院は戦前からあるぜ!。
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2015 . 5 . 14

スレッドリフト:Thread Lift を試したスタッフ?!

当院では、午後の診療時間を予約診療とし、主として手術に専念しています。したがって、患者さんの都合で手術が延期になったり、予期せぬことでキャンセルになると、時間が空いてしまうことがあります。また、手術方法が予め予定していた内容と変わり、時間が空くこともあります。 過日、フェイスリフトを3時間で予定していた患者さんが、スレッドリフトに変更になりました。外国からの長期滞在者ですが、費用の問題もあったようですし、50歳代でまだ早いとの判断ではありました。いつも言いますが、フェイスリフトは若年者でも一回しておいて、10年毎にでも繰り返してもいいのですが、寿命までには費用がかさんでしまうので、近年は、若年時はスレッドリフトで、加齢後にはフェイスリフトでという人が増えています。 てな訳で、1時
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2015 . 5 . 9

黒目整形だけでもアーモンドアイ効果

前回、アーモンドアイの作成法の症例提示を致しました。切らない眼瞼下垂手術=黒目整形+蒙古襞の拘縮に因る内側開瞼障害に対するZ−形成法での目頭形成術=当院独自のいわゆる目頭切開手術を、駆使することで、いわゆるアーモンドアイに出来たのです。 今回は、切らない眼瞼下垂手術だけで、アーモンドアイに近づけることができた症例です。まずは術前、術直後の画像から提示します。 二重はこれまでに埋没法を他院で受けています。でも目の開きは弱い。むしろ、埋没法をしてからより眠そうになったケースです。隠れていた眼瞼下垂状態が重瞼術後に露呈することは、ままあります。さらにいうと、窓の形として内側が落ちている。黒目(角膜)の上に掛かる上眼瞼縁が斜めになっていて、その結果外上がりの目付きになっている。つ
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