カテゴリー別アーカイブ: 美容医療

2016 . 8 . 24

切らない眼瞼下垂手術=黒目整形=NILTは万能に近い!

これまで重瞼術を繰り返して来て、満足を得られない患者さんにはこの手術をお奨めします。とにかく結果が良い。かといって目立ちすぎない。ダウンタイムは若干増えても日常生活には支障を来さない経過です。 上の画像は術前術直後です。まだ直後の画像しか無いので、困った表情を呈しています。さすがに直後は突っ張るし、麻酔でいやな感じがする。点眼麻酔の影響で目が赤い。腫脹(腫れのこと)は無くはない。つまり出来上がりは日々やって来ます。 まず数時間で局所麻酔が切れます。糸を出す点にごく微量しか入れていないのですが、知覚低下はいやな感じがします。数時間で戻ります。ちなみに麻酔が切れても糸の点は0.1㎜大の孔なので痛くありません。ただし閉じ切るのに最低1日は掛かるようです。 局所麻酔はまぶた
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2016 . 8 . 24

スタッフにスレッドリフトして明るいクリニック

リフトの効果は画像では解りづらいのですが、本物は綺麗です。明るい画像をお見せします。 これまで2回スレッドリフトを行いました。スタッフですから、若い医師の練習を兼ねています。でも、結構効いています。まずはこれまでの画像から。 上左画像は術前で、私が「下膨れ顔貌を治そう!」と提案したのです。こうして見ると確かに口角の横の顔面輪郭が膨らんでいます。加齢者なら所謂Jowlと称する部位です。(Jowl:顎の弛んだ膨らみ)更に中顔面で鼻唇溝が年齢の割に気になります。 上右画像がJowlを3D&コグリフトしたところ顔面輪郭のカーブが綺麗に描かれています。 今回鼻唇溝を目立たなくするべく、コグリフトを追加しました。こめかみから、鼻唇溝の線の外側に向けて2本ずつ挿入し
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2016 . 8 . 22

美容医療の神髄-歴史秘話第56話- ”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医の二人の行動が歴史を語る。”その32”

12年次は平成10年、1998年です。銀座美容外科に於ける、フルタイムの美容整形というか美容外科的診療経験は私を一団飛躍させました。それまでいくつもの美容外科チェーン店にバイトに行っていたし、銀座でもバイトしていたのですが、フルタイムだと大違いでした。患者さんに対する責任を感じながら、経営も考えていかなくてはならない。そこで持ち上がったのが週末のバイトの件でした。 その前に話は飛んで戻って、基礎研究と臨床研究の続きがありました。9年次に北里研究所病院で毛の移植の研究をしたのは、前任のS教授の提案でしたが例によってはしごを外されて頓挫しました。前の教授は、TBCから金だけもらって後は適当にしろっていう策だったのです。その後どこでどう繫がったのか北里大学形成外科医局の研究テーマに移行し、一
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2016 . 8 . 17

美容医療の神髄55-歴史秘話第55話- ”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医の二人の行動が歴史を語る。”その31”

銀座美容外科に出向した平成10年の続きです。 日本形成外科学会認定医受験ための勉強の結果、形成外科医として、最低限の知識が身に付いています。形成外科の知識は医学部の卒前教育では僅かしか触れません。また比較的新しい医学分野なので、年配の医師はその存在さえ知りませんし、美容整形や美容外科との区別さえ出来ない医師が大多数です。いってみれば形成外科医療は隙間産業で美容整形は成長産業でした。でもだからか、美容整形は体系的な医学上の学問に裏付けられていません。体系的な医学を確立していません。それどころか、医学的知識なしに診療して来た為に、医学的にあり得ないような行為が行われ、確かに少なからずの合併症例が存在しています。 そして、私はその1年間で愕然としました。あり得ねえ〜な術後合併症を数々見
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2016 . 8 . 10

美容医療の神髄54-歴史秘話第54話- ”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医の二人の行動が歴史を語る。”その30”

時系列に戻ります。平成9年(1997年)の茅ヶ崎徳洲会は一年で辞します。翌年は銀座美容外科医院に北里大学形成外科・美容外科医局から常勤で出向します。この年には研究を再開します。もちろん臨床的には美容形成外科を診療します。JSAPSでの発表もします。常勤で美容外科診療をする際には、経営も頭に入れなくてはなりません。その結果予期せぬアルバイトの口も発生しました。 そのときでしたか、北里のUc教授が声を掛けてくれて、翌年大学に戻ります。その辺りの経緯からその後への方針が見えて来ます。そこで平成10年(1998年)12年次から再開します。 銀座美容外科医院は昭和36年に父が開業した無床診療所です。当初は整形外科と皮膚泌尿器科を標榜していました。これまでご紹介した通り、銀座東一診療所と言っ
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