カテゴリー別アーカイブ: Jowl Lift

2023 . 5 . 2

遠方から来院されても広範囲剥離Jowl Liftは受けられます。

この数ヶ月、昨年末から、広範囲剥離リフトが続きます。更に遠方からの患者さんが増えています。そりゃあそうです。どの患者さんに聴いても、広範囲剥離リフトを定番としている美容形成外科医は知らないそうです。いや私も実際は、この方法を定番にしたのは数年前です。実は十数年前に宇津木先生に大阪での学会の帰りの新幹線で同道した際に「靭帯法はたーいへんだぜ。」「でも最高に持続性が高い。」「次に長持ちするのは広範囲剥離リフトだ。」「皮下でしかまともにできないが保つぜ!。」と教えてもらったのですが、当院に来てからは症例が少なく、約5年前からこのブログで当たってから、どんどん増えた次第です。この患者さんはその症例の紹介です。 手術は侵襲が強ければ効果と持続性が高く、侵襲が少なければ当然に効果は得られても、持続
▼続きを読む
2022 . 11 . 30

切開リフトで挙げた部位に、追加で挙げたいなら、合間に適時スレッド(糸)リフトもありです。

リフト手術は剥離が肝腎です。皮膚またはSMASを剥離して、引き上げた位置で皮膚の裏面と脂肪層の面を癒着させることです。線(糸)や傷の癒合に依存しないで、顔の表面を持ち上げられます。そして癒着した面は、すぐには外れません。逆に数ヶ月後には拘縮して、より強くなる症例も多く診られます。剥離操作がリフト手術の質を担保します。 そこで糸リフトは線ですから、持続性がありません。ネット上に、線状に癒着を起こして拘縮させるという売り文句が見られますが、面状の癒着に比べれば、百分の一程度の効果と持続性しか求められません。 しかし、剥離操作による面は拘縮の程度にばらつきが診られます。例えばJowl は平坦化しても、後方にその弛みが持ち上げられて、咬筋付近が段々になったり、こめかリフトでゴルゴ線を無くしても、
▼続きを読む
2022 . 10 . 25

面長で頤が前突していてもJowlは見られます。いや余計目立つのです。広範囲剥離Jowl lift が効果的です。

Jowlをみなさんに説明しても、知らない人が多かったのですが、一人だけ英語の堪能な人が理解されました。USAの美容医療界では常識で、いかに治すかで苦労されています。日本美容外科学会では、先輩でUSAへの留学経験があるDr.Utがよく使います。彼は術前術後と年単位の長期的経過に於いて、皮膚に印を付けてその位置を測って後戻りの程度を計年的に報告している本邦唯一人のリフト手術に命をかけている美容形成外科医と想います。 Jowlとは直訳すると動物の顎。特に豚で下顎縁からぶら下がって垂れた部分を指します。日本では同じ動物でも”ブルドッグ”と云われます。人間に応用して、下顎縁のカーブから、外側に膨らんだ部分。マリオネットラインの外側への皮下脂肪塊の下垂を称します。ご存じの通り、マリオネットラインは
▼続きを読む