NILT法=切らない眼瞼下垂症手術は素敵な結果をもたらします。私は常々一重瞼者は先天性皮膚性眼瞼下垂症であるから、重瞼術を受けるべきだと言ってきました。切っても切らなくても、どちらにしても黒目整形と呼びましょう。最近私は、切開法眼瞼下垂手術+重瞼術に蒙古襞解除術を併施する症例ばかりしている様に見えるかも知れません。ブログに載せる症例が多いだけです。理由は前に述べました。料金的にお得にしているからです。実際には切らない眼瞼下垂手術:切開法眼瞼下垂手術=3:7くらいです。どちらもしっかり挙げます。
本症例は切らない手術で眼瞼下垂手術に重瞼術を加えるNILT法です。1週間で撮影にいらっしゃいました。メイクもしてくださいました。とっても綺麗な目元でしょう。くっきり二重でパッチリお目目に
▼続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 日本美容外科学会(JSAPS)専門医
美容医療の神髄-歴史秘話第65話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その41”「相模原編7:美容外科学」
今手許に2003年に投稿し,受理された私の博士論文のコピーを置いています。久し振りに読みます。何故か今回のテーマでも読むことは無かったのです。大筋は記憶していますから。でも詳細な方法論は忘れました。何しろ私は臨床医で、研究者ではありませんから、この後は基礎研究に携わることもなかったからです。
正直に書きますと、これまで論文を訳して記載しようと思ったのですが、ブログを書く際には手元になくて、見合わせてきました。だから、この相模原編は7回もグダグダと前置きばかりしてしまいました。それにこの研究員の1年は、濃厚で有意義だったので思い出すと様々なことが走馬灯の様に巡ってくるのです。でもそれでは進まないので、論文を手元に置いて読み、訳し始めます。
今回は走査型電子顕微鏡Scanning E
▼続きを読む
▼続きを読む
切らない眼瞼下垂手術=黒目整形=NILT法はちゃんと締めましょうよ!の2週間後
なんとか手術後2週間で格好つきました。
切らない眼瞼下垂手術=黒目整形=NILT法は私達にとっては定番の手術です。確かに結果がいい。でも意外とダウンタイムがゼロでは無いことがあります。
症例は51歳、女性。これまでに、他院でナンチャって切らない眼瞼下垂手術を受けている。内側の瞼縁が挙がっていない吊り目型。二重を拡げたいが余計に吊り目になるし、眠そうになる。二重を拡げたい希望には黒目整形が必須といえる。前頭筋収縮が顕著で、特に外側の眉が挙がっている。どうにか開いて若返りを図ろうということになりました。
手術は、内側のNILT法で、瞼縁を挙げて、重瞼も広げる。右側の重瞼も広げる予定としました。ところが右は内側と外側だけだと中央の皮膚が落ち、左は中央から外側が落ちるので、術中に追
▼続きを読む
▼続きを読む
美容医療の神髄-歴史秘話第64話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その40”「相模原編6:美容外科学」
医師となり、北里大学形成外科・美容外科医局に入り13年目。研究員として、美容外科の中心的テーマである、二重瞼と一重瞼の差の科学的研究に携わったこの一年でした。思い出すと、記憶が蘇ります。それだけ濃厚な一年間だったのです。研究の手順を辿って記載して来ましたが、考えてみればこれは博士論文に記載した内容です。書いたときは頭の中に知識を詰め込みました。だから今も頭の中に残っているのですかね。それとも時に応じて論文を読むこともあるので、脳に刷り込まれているのかも知れませんね。
前回光学的顕微鏡の標本作製から紹介しました。生物系研究者なら誰でもが行う技術です。でも人のご遺体から標本を得る機会は稀少です。走査型電子顕微鏡での観察の機会を得たことでさらに稀少価値が高まりました。
その前に光学的顕
▼続きを読む
▼続きを読む
二重瞼にするなら、黒目整形=切らない眼瞼下垂手術:NILT法が最適です。
3年前埋没。徐々に緩んだ。LF12 横径25mmと小さい。何はともあれ画像をご覧下さい。
上は術前と術直後の両側眼瞼部。
上は術前と術直後の左眼瞼部近接像。今回画像上よく撮れた方を提示します。
本症例は、一重まぶたで、眼瞼横径が大きく無く、開瞼が不足という典型的な症例で、 埋没法の重瞼術を受けたが戻ったし、重瞼線が7㎜と眼裂横径の割にまた開瞼不良の割に広い。
でも、日常これで来ていたし、重瞼線は変えたく無い。そうなれば、開瞼を向上して狭く見せる。クッキリさせるしかないので、黒目整形=切らない眼瞼下垂手術=NILT法の出番です。
この手術は、目を開く為にある上眼瞼挙筋を、眼瞼結膜側からいとで縫縮して、今までと同じ収縮力でも眼瞼が
▼続きを読む
▼続きを読む