2週間前にNILT法=切らない眼瞼下垂手術を受けられた症例を追ってみます。ニックネームで黒目整形と称しますが、何故通称かと言いますと、黒目整形と言っても別に黒目を大きくする治療ではないからです。黒目(角膜)の直径は生来変わらず、11.5〜12.5㎜が標準で、それより小さいと小眼球症という先天性異常です。黒目整形は隠れている黒目を見えるようにして、大きく`見せる`というsy術です。でも症例写真を見ると、確かに黒目が大きく見えるでしょう!。少なくとも眠そうな、または疲れているような精気のない表情から、明るく元気な目元に出来上がっています。
下左図が術前写真で、下右図が術直後写真です。
前々回(2週間前)や前回(先週)にも載せましたが、術直後はオーバーコレクションになっていて開きすぎて
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カテゴリー別アーカイブ: 日本美容外科学会(JSAPS)専門医
形成外科、美容外科、美容皮膚科、美容整形 などの科目名称って何を意味するのでしょう。Ⅷ=美容医療の各科目4=
前回やっと各科目のうち形成外科を詳しく説明しました。見直してみたら、学会のカテゴリーの説明に終始していました。もっと広くコンセプトを説明したいとは思いましたが、それでは進まないので、もう一言、コンセプトを述べます。
医療とは、第一に生命の存続を助けることが至上目的とされ、第二に身体機能の改善、温存が目的に加わって来ました。病気や怪我で死なない様に救う医療と病気や怪我で生活が困難になるのを社会的に救う医療が主体でした。では美容医療はというと、形態の変形によって、社会的な損失を被る場合や、形態に対する劣等感で、精神的な損失が社会的に影響している人間を救うことが目的と考えられます。つまり、個々人の形態の改善は社会的な要請であり、個人の人格の向上にもつながると考えてよいと思います。
第一
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黒目整形だけでもアーモンドアイの1週間後
先週に症例提示致しました患者さんが今週再診されましたので、お約束通り提示させて頂きます。
前々回は`黒目整形とZ−形成法による目頭形成でアーモンドアイ!`でした。本症例の前回のテーマは、`黒目整形だけでもアーモンドアイ効果` でしたが、黒目整形だけでもアーモンドアイにできる症例でした。これまで多くの(70%以上)の症例に、当院独自の目頭切開と黒め整形を駆使して、アーモンドアイを作り出してきましたから、黒目整形だけでアーモンドアイを作るとなると、気合いが入ってしまいました。
その結果上左図が術前、右図が術直後ですが、オーバーコレクト; over correction 気味ですかね?。いや実は術直後はoverになるものなんです。写真を載せると、皆さんビビってしまうと思いますが
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スレッドリフト:Thread Lift を試したスタッフ?!
当院では、午後の診療時間を予約診療とし、主として手術に専念しています。したがって、患者さんの都合で手術が延期になったり、予期せぬことでキャンセルになると、時間が空いてしまうことがあります。また、手術方法が予め予定していた内容と変わり、時間が空くこともあります。
過日、フェイスリフトを3時間で予定していた患者さんが、スレッドリフトに変更になりました。外国からの長期滞在者ですが、費用の問題もあったようですし、50歳代でまだ早いとの判断ではありました。いつも言いますが、フェイスリフトは若年者でも一回しておいて、10年毎にでも繰り返してもいいのですが、寿命までには費用がかさんでしまうので、近年は、若年時はスレッドリフトで、加齢後にはフェイスリフトでという人が増えています。
てな訳で、1時
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スレッドリフトも捨てたもんじゃないよ!
スレッドとは、threadと書きます。辞書を引けば解りますが、糸のことです。ちなみにネットで使うスレッドも、糸の様につながると言う同じ意味です。スレッドで持ち上げるLiftすることを総称して、スレッドリフトと言います。
糸で皮膚の裏を引っ掛けて、引き上げるだけなのです。引っ掛けるのはトゲや、支え、結ぶ等ありますが、皮膚に合体する訳ではないので、ズレてきます。つまり戻ってきます。またすればいいかも知れませんが、糸だらけになります。
そこで発想を転換し、年単位で溶けて、体内に吸収されつつ代謝される物性の糸を使うようになりました。どうせ戻るなら、定期的にしようという考え方です。身体親和性の糸ですから、何回しても邪魔になりません。
上左図が術前、右図が術
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