本症例は初診時には楽しく診療しました。結構フランクですが、やりたいことの主張が強く、巷間いわれているように私もそうなので、二人で丁々発止の診察でした。こうして密な診療の結果、適応が高いと考えられ、手術に至りました。術前の計画は看護師に任せて静脈麻酔の希望も汲み、麻酔医が立ち会えるようにスケデュールを立てました。
静脈麻酔は点滴に静脈麻酔薬剤を混ぜて眠り具合をコントロールするだけです。口周りの手術では挿管する吸入麻酔(所謂狭義の全身麻酔)では邪魔になるために避けたい。通常局所麻酔だけで出来ますが、口周りは注入量も多く硬い部分なので痛い。例えば眼瞼手術時は両側で約3cc以下なのに白唇では3cc以上、口角も2cc以上必要です。だから希望に応じて局所麻酔時に静脈麻酔で眠らしてあげます。
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外鼻の手術は軟骨移植が安心で綺麗!。若年者でも適応あり!。
症例は16歳女性。他院Sで鼻尖を切らないで軟骨寄せた。高くなったが小さくならなかった。そして戻った。鼻翼幅35㎜:鼻尖幅22㎜:内眼角間35㎜。鼻翼は丸く張り出していないで、幅がある。だが鼻尖は鼻翼の1/2より大きい。
小顔の割に大きい鼻翼をまず縮小したい希望に応え、バランスを考えて目頭形成をする条件で鼻翼縮小術皮弁法から施行し鼻翼幅33㎜にした。
後戻りが止まったのを確認して、鼻尖縮小術を施行することとした。鼻翼縮小術の影響で鼻尖は上方へ移動していたので、軟骨3枚を下向きに入れて下方移動も加えることとなった。1枚目はダイアモンド型でも下向きに入れる。2枚目を鼻柱前に帯状に入れて下げる。3枚目を粒状に高く入れる。術前に私がこのデザインをイラストに書いて見せた。
とにかく画像
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面白い症例:人中部白唇短縮術と口角挙上術から施行して、鼻翼縮小術後日施行しても白唇が膨らまないのはセットバックしているから!
口周りの手術3点セットも適応ですが、前回は白唇部切除術と口角挙上術に専念しました。現在症例の患者さんは35歳女性。術後3ヶ月の完成を宣言する間もなく、鼻翼縮小術を希望されました。人中部白唇短縮術の結果は21㎜だったのを5㎜切除して術後3ヶ月で16㎜と後戻りゼロで満足されています。実は前回手術の直前に鼻翼縮小術を併施する3点セットを希望されたのですが、予約時には迷っていた為に時間が取れなくて見合わせたのです。早速予約をされました。
鼻翼幅は37㎜です。両側鼻翼内側の壁から内側へ幅2㎜の皮弁を造る事を計画しました。鼻翼縮小術を後日追加可能な症例です。
前回の説明から書きます。症例は34歳女性。上下歯槽骨切り術(セットバック)後の口周りの余剰が気になって来院。歯科口腔外科で手術を受けた
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口周りの手術適応と術後経過を説明します。
近年流行り始めた口周りの手術です。私は5年前に始めました。その患者さんはお悦びでした。たまに来院しています。次が銀座美容外科医院時代から20年来診て来た患者さんで、たまに来院されます。約4年前から患者さんが増えました。それは美容外科医療界でSNSが多用され始めた頃からです。ある患者さんが大喜びで載せたら、SNS上で繫がった患者さんが殺到しました。
最近他院でも、増え始めたところがある様です。美容外科医療では、広告に釣られて診療に到る患者さんが多く、何とかミクスの御陰で、見よう見まねのクリニックが雨後の筍の様に増えているからでしょう。でもその内容はまずい事になっています。一つは術前の診察技術が稚拙で、患者さんに合っていないデザインでの手術結果が見られます。もう一つ、手術の技術は医師により
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美容医療の神髄-歴史秘話第112話-”口頭伝承”:美容整形屋と美容形成外科医”その87”「美容外科医は辛いよ!」
歴史に戻る前に前回書いたように現代と、前回のバブルについて書いてみましょう。ちなみにバブルは世界で定期的に起きますが、前回のバブルは日本に置いて最悪でした。しかもその後のバブル(リーマンショックなど)に対しては各国がすぐ手を打ったので収束しました。これも景気の話題ですから、美容医療の斯界における歴史においては大きなターニングポイントです。
今や前回のバブルを知っている人は引退しているか鬼籍に入っています。私の父も同様です。 今回のなんとかミクスは原則的に、金を刷る事と、円安にして輸出業の企業を儲けさせる事と輸入品の価格を上げて物価上昇のように見せる事です。他の”何本の矢?”とか称する成長戦略なんかはこれまでの政策の焼き直しに過ぎません。
今回のなんとかミクスがバブルか否かは収拾方
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