2016 . 4 . 18

片側の黒目整形で合わせたい。経過を追いましょうⅧ→3か月ぶりの修正で完成としますか?。。

既に何回か症例提示してきた患者さんですが、微妙な修正点を触りました。よーく見てください。このような変化を求める患者さんに対応できるのが私たちの優位性です。ただ、片側例で、対称性を得るのがこんなに難しいという症例でもあります。

早速今回の画像を提示します。

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今回は重瞼線がわずかに高いのを修正することになりました。画像は開瞼時であくまでも見かけ上の重瞼ラインの問題です。上記画像を見れば判るように、左右の重瞼線が違います。具体的には、左の中央付近が広いというか強く挙がっているのが問題点です。

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この状態に対しして、中央の糸を一回外して、1mm下に掛け直しました。術直後には局所麻酔と腫脹により逆に挙がっていますが・・。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA1週間後には腫れが取れて、ラインが揃いました。

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近接画像で左右を比べるとほぼ同じと言えます。・・・が開瞼度には差が残っています。撮影時のフラッシュとライトの数が違うのがその証拠です。

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とはいえ・・上の左の画像は平成27年10月27日の初回手術前です。再掲する上の右の画像は現在です。術前は開瞼の左右差が明瞭ですが、これまでの治療でここまで開瞼を揃えてきました。もちろん完全はあり得ないのですが、開瞼の対称性と重瞼の対称性は作用反作用のような面があり、もともと左右差があると同時に改善していくのが難しいのです。

さらに言えば、開瞼は機能で、重瞼は形態(美容)が主目的ですから、バランスを取っていくのが私のモットーです。世の中の美容形成外科を訪れる患者さんの多くは「二重がどうこう!」ばっかり訴えますが、開瞼の程度も見た目に大きく影響します。見た目とは、生きている人ですから、静的な形態でなく動的な形態も見えるのです。眼がよく開いている人は聡明に見えるし、元気に見えます。そして、若々しく見えます。ちなみにこの患者さんは38歳ですが、とてもそうは見えません。しかも優しい方で私に付き合って毎回撮らせてもらってます。ありがとうございます。これを美容形成外科の社会的利用といいます。